小金沢ライブラリー

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SCP-1151~1160

2017年11月18日 | SCP紹介
SCP-1151 - A Handy Marker (ハンディ・マーカー)
黒のマーカーペン。掌にスマイルマークを書き1週間消さずにいると、その人物はマークを書かれた手を高く上げ続ける。さらに数日が経つとマークを自身の頭部と信じ始め、やがて実際の頭部を腫瘍や癌と思い込み自ら切除や破壊を試みる

SCP-1152 - A Common Raccoon (アライグマ)
ある失踪したエージェントに酷似した遺伝情報と、同等の知能を持つアライグマ。通常のアライグマには不可能なはずの器用さでたびたび脱走を試みる ※記事では一貫してアライグマと書かれるが画像は人間。関係者にアライグマと信じ込ませるミーム汚染と思われる

SCP-1153 - Programmable Patients (プログラム可能患者)
5台のノートパソコンに接続された12体の人間。人間は高次脳機能が無く意識不明だが、栄養も排泄も必要としない。PCから指令を出し病気や怪我を発症させ、死亡しても「消去」を選ぶと即座に回復する

SCP-1154 - Conceptual Dragon (概念上のドラゴン)
詩や小説や映画、絵や夢日記等に描かれたドラゴンに似た生物。それらを視聴した者は2週間以上にわたり爬虫類にまつわる夢を見たり、何者かにつきまとわれる気配を感じ、一部は自然発火して死亡する

SCP-1155 - Predatory Street Art (人喰いストリートアート)
怪物を描いた落書き。視認すると近づきたくなり、2m以内に接近しかつ他の誰にも見られていないと捕食する。落書きを攻撃したり、一部でも隠したりするとどこかへ転移する。放置しても2~4ヶ月で転移するため収容は困難

SCP-1156 - Wellington the Wonder Horse (驚異の馬・ウエリントン)
「ウエリントン・G・ワンダーホース」を名乗るしゃべる馬。知性は高く口を使い筆記や簡単な機械操作も行い、自分用の衣服を出現させる能力を持つ。馬車馬として働くことを望み財団に雇用されている

SCP-1157 - Bifurcating Man (分岐男)
約4週間の周期で睡眠中に分裂する男性。数百人が存在し、財団に協力的な個体と敵対的な個体に分かれ、抗争が繰り広げられている

SCP-1158 - Arboreal Jellyfish Puppeteers (樹上性傀儡師クラゲ)
熱帯雨林に棲息するクラゲに良く似た生物。樹上から枝や蔓に擬態した触手を垂らし、大型哺乳類やトカゲを捕食する。なぜかイノシシ属には神経毒が効かず、餌として与えた豚に逆に捕食されてしまった

SCP-1159 - The Wind Harp (風鳴琴)
風鳴琴(風で音を奏でるハープ)。決して文章で説明や記録することが出来ず、筆記具や機器を故障させる。音声機器や口頭では問題無く記録出来る。ある博士はハープが自身を音によってのみ認識されようと強制していると推測する ※本家の記事には音声ファイルだけが置かれており、日本語版では非公式の訳が書かれている

SCP-1160 - Effective Containment (実効的収容)
ある島に棲息する怪鳥。360度の視野と驚異的な回復力や膂力を備え収容困難。さらにこの鳥を認識する人の数に比例して回復力が減少し、能力を知る人の数に反比例してサイズと筋力が増加する。財団はその性質を利用し、シリアルのマスコットキャラとして鳥を採用し、パッケージを見た人物に鳥の能力と外見を刷り込ませるミームを仕込んだ。シリアルの普及により鳥の能力は著しく減退している
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