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オカルト三国志  見知らぬ子供

2019年10月08日 | オカルト三国志
「捜神記」に曰く。
呉の辺境地帯の守備兵たちは、反乱することのないよう妻子を都に人質に取られていた。その子供達は境遇が同じなため仲良く遊ぶことが多かった。

259年3月、彼等のもとへ見知らぬ6~7歳くらいの子供が現れ、一緒に遊んだ。その子にどこから来たのか尋ねると「楽しそうだから一緒に遊びたかった。実は僕は人間ではなく火星なんだ」と言い、「三人のおじさんが耕した後を司馬が行く。これを覚えておいて」と告げた。
驚いた子供達が大人を呼んで来ると、その子は「もうお別れだ」と言って飛び上がり、まるで絹を引き伸ばしたようになって天に昇って行き、消えてしまった。
当時は厳しい政治が行われ、このようなことを報告すれば人心を惑わすとして殺されかねなかったので、誰も外に漏らさなかった。

5年後に蜀が滅び、その翌年に魏が滅びた。21年後に呉も滅び、司馬氏の晋が三国を統一した。
三人(三国)が耕した後に司馬が行くとは、これを表していたという。

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