~あらすじ~
明神凛音は真相を見抜き、伊呂波透矢はその真相に至った推理を答える。
紅ヶ峰亜衣がカンニングの嫌疑を掛けられ、そして透矢は合宿で罠にはめられる。
~感想~
斯界の一部を大いに沸かせたシリーズ第二弾。
本作の評判の高さは普段ラノベに縁のないこちら側にも及ぶほどで、本ミスでも媒体の絶対的不利を受けながらも11位とベストテン次点まで行った。そのため相当に期待値を上げて読んだが、はるか上を飛んで行った。
勝手に長編だと思っていたが中編と長めの中編の2本立てで、評判を呼んだのは2本目の方だが、実は1本目もなかなかすごい。
前作を踏まえての2冊目だからできる変化球で、凛音はもちろんのこと透矢も相当にやばい。その上終わった後には○○が現れる、あくまでも2本目の前座のお話なのだ。
そして2本目。これは本当にすごい。冒頭から凛音以外のクラスメイト全員を「嘘つき」と紹介する人物一覧を付し、期待通りの想像以上にその嘘つき全員を論理でぶった斬る。
しかもその手法が誰の目にも、読者にさえも自明の理である一点の事実から端を発し、連鎖爆発して行き最後にはこれまた作中人物にも読者にも自明の理で幕を閉じる。なんだこれは。なんなんだこれは!!
本ミスベストテン次点まで行ったことを快挙のように書いたが、むしろ本作をベストテン入りさせられなかった投票者はそれを恥じるべきである。読んでさえいたら絶対に投票してるだろこれ…。
先頃2025年内に3作目の刊行も発表された。まさかこれを超えることは流石にないと思うが、それでもと期待してしまう、論理(ラブコメ)ミステリの大傑作であった。
24.8.9
評価:★★★★★ 10
明神凛音は真相を見抜き、伊呂波透矢はその真相に至った推理を答える。
紅ヶ峰亜衣がカンニングの嫌疑を掛けられ、そして透矢は合宿で罠にはめられる。
~感想~
斯界の一部を大いに沸かせたシリーズ第二弾。
本作の評判の高さは普段ラノベに縁のないこちら側にも及ぶほどで、本ミスでも媒体の絶対的不利を受けながらも11位とベストテン次点まで行った。そのため相当に期待値を上げて読んだが、はるか上を飛んで行った。
勝手に長編だと思っていたが中編と長めの中編の2本立てで、評判を呼んだのは2本目の方だが、実は1本目もなかなかすごい。
前作を踏まえての2冊目だからできる変化球で、凛音はもちろんのこと透矢も相当にやばい。その上終わった後には○○が現れる、あくまでも2本目の前座のお話なのだ。
そして2本目。これは本当にすごい。冒頭から凛音以外のクラスメイト全員を「嘘つき」と紹介する人物一覧を付し、期待通りの想像以上にその嘘つき全員を論理でぶった斬る。
しかもその手法が誰の目にも、読者にさえも自明の理である一点の事実から端を発し、連鎖爆発して行き最後にはこれまた作中人物にも読者にも自明の理で幕を閉じる。なんだこれは。なんなんだこれは!!
本ミスベストテン次点まで行ったことを快挙のように書いたが、むしろ本作をベストテン入りさせられなかった投票者はそれを恥じるべきである。読んでさえいたら絶対に投票してるだろこれ…。
先頃2025年内に3作目の刊行も発表された。まさかこれを超えることは流石にないと思うが、それでもと期待してしまう、論理(ラブコメ)ミステリの大傑作であった。
24.8.9
評価:★★★★★ 10
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