Marshmello ft. Bastille - Happier (Official Music Video)
うちのムスメ、 もーすぐ12歳、 ガチでサンタクロースを信じてましてね。 てゆーか、 信じていることが今年も判明。
というのも、 4歳のときから毎年クリスマス前に届くサンタクロースからの手紙。 キレイなクリスマスカードとともに 世界の恵まれないこどもたちのために いっしょに祈りましょう、 みたいな文面の あきらかにちゃらんぽらんな親からのではない文面。
ムスメのなかでは 手紙来る = 今年も「いい子」認定された、 みたいな位置づけらしく、 地味に心待ちにしていたようなんですが、 今年はなかなか手紙が来ない。 郵便が来るたび まっさきに見に来るムスメ。
あわてて サンタに問い合わせ。 「今年からは ジュニアバージョンになってますので、 遅くなります」 とのことで、 待っていると、 来るには来たんですが
「ママ、 今年からは サンタさんは 困っているもっとちいさいこどもたちに手紙を送らなきゃいけないから、 ピアノの先生がかわりにカードを送ってくるんだって。 サンタさんにたのまれて」
としょんぼり。 その日の午前中半日は 毛布をかぶって 近寄ってくるおとうとを怒鳴りつけて、 わかりやすく落ち込んでいました。 こども時代が終わっちゃったのね。
ばーちゃん作オーナメント
おもしろいのが オット。 「え? あの手紙って サンタから来てたんじゃないの? ピアノの先生がなんで かわりに送ってくんの??」
・・・・・なんで キミが真剣に信じてるんだよ 「・・・・・・ こどものころから サンタなんて信じたことなかったんでしょ?」
「・・・・・いや、 ぐりが生まれたら ぐりの名前も宛名にあるし、 内容もまじめで ママが書きそうにないことだし、 こどもたちのことよく知ってるような書きぶりだったし、 最初は市役所のサービスかとおもってたんだけど」
なんですと!?
「だんだん、 いまの子なら そういうこともあるのかなって・・・・・ サンタクロース協会とかあるらしいし・・・・・・・ ボクも組合入って 組合員のこどもにイベントしてるくらいだから・・・・・」
ろ、 労働組合といっしょになってる??
わたしには オットの反応のほうが新鮮なおどろきでした。 ピアノの先生、 ホントに我が家では 完璧に サンタクロースになりきっていてくれたんですね・・・・・ 共謀してたけど 知らなかったよ・・・・・・
さて、 半日落ち込んだあと、 むくっと起き上がったムスメ。 「ねえ、 ママ、 サンタさん、 プレゼントをくれないとは言ってないよね!」
・・・・・・・・・・・・そう来たか
「そうだよね、 お手紙とプレゼントは 別の日に別の担当のサンタさんがやってるみたいだしね」
ピアノの先生に ムスメの反応を知らせると 動揺して 「どうしましょうどうしましょう、 そんなにしっかり信じてくれていたなんて。 もしかして、 私、 こげさん家のクリスマスを台無しにしてしまったんじゃ・・・・・ もっとちゃんとリサーチすればよかったわ。 そうだわ、 お手紙のほうのサンタは代替わりして 方針が変わったけど、 プレゼントのほうは これまでとおなじサンタがやってますからって お母さんからおっしゃっていただければ、 ちょっとはショックも和らぐんじゃないかしら」
・・・・・・ ムスメ、 じぶんから そう言い出しましたけど。 ヒトがなにかを信じる心の強さというのは すごいものなんですね。 ぎゃくにいうと、 ヒトがこれまで信じていたなにかを 信じられなくなるっていうことの 失望のおおきさって はかりしれないよね。
(ちなみに ピアノの先生が まったくリサーチしてなかったわけではなく、 おそらくいろいろ探ってくれたものの ムスメがちゃんと返事しなかったものとおもわれます。 ムスメの行間広すぎて 相手が迷子になるんです・・・・)
まあなんだな、 オトナになると もちろんサンタは自分だったり恋人だったりするわけなんだけど、 たしかに サンタクロースはいるんだなあとおもう瞬間もあるわけで。 うちの子を愛してくれるヒトの数だけ、 というか こどものまわりに満ちあふれた その子を想う気持ちすべてが サンタクロースなんだなあと。
超現実主義者のオットですら その愛されてる気配を感じとって、 信じるわけじゃないけど いないという証明もない、 みたいなエイリアンな (常識外の) 状態になってるくらいですからね。
だれかがだれかの喜ぶ顔が見たい、 しあわせになってほしいと想う気持ちが サンタクロース、 オトナになって あらためてサンタクロースの存在を感じています。
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