『外来生物de透明標本を作ろう!』っていう体験イベントに参加しました!
水族館1階の「おさかな研究室」での体験イベントです♪
こういうのは経験が無いから楽しいぞ~。
参加者は20人ぐらいかな?
こんなセットが配られました。
説明書と作業台代わりのトレイ、プラケースに入った溶剤とゴム手袋とピンセットと竹串です。
溶剤は4種類。
ヒヤヒヤ液(エタノール:肉を腐らせない・消毒などに使われます)、ヌルヌル液(水酸化カリウム:肉を分解し透明化させます・液体洗剤などに使われます)、ソメソメ液(アリザンレッド:骨に含まれるカルシウムを染色します・衣類の染色などに使われます)、ドロドロ液(グリセリン:肉を透明にし保存します・化粧品などに使われます)。
博物館や水族館のショップで赤と青に染色された標本を入手することができますが、今回使うのは赤い染料だけ。
青い染料は高価で、25gで10万円だから使えないんだって。
ヒヤヒヤ液には標本用の小魚が2尾入っています。
魚の種類は・・・外来種の「タイリクバラタナゴ」。
こんな魚です。
ここの水族館に展示されていました。
中国産の綺麗なタナゴで、観賞用に人気があります。
日本在来のタナゴよりも大きく、繁殖力が強いので産卵用の貝(タナゴはカラスガイやドブガイに産卵します)を在来種から奪い取ってしまうんですね。
標本にはこのタイリクバラタナゴの稚魚を使います。
まずはヒヤヒヤ液から魚を取り出します。
竹串を使ってウロコを取り除きます。
魚を捌いたことがある人はだいたいのやり方が分かるかな?
ウロコを逆撫でする感覚で剥がします。
ウロコを綺麗に取り除いたら、ヌルヌル液に移します。
・・・この研究室でできるのはここまで!!
ここから先は家に帰ってからの作業です。
ヌルヌル液に体腔が透けるまでつけておきます。
その期間、3日間。
これが3日後の状態です。
これをヌルヌル液からソメソメ液に移します。
標本体を移すときは壊さないように注意。
結構ドキドキです。
移しました~。
4日後の状態。
染まり方には差があって、目安は3日間ぐらいです。
色付きを確認して、OKならソメソメ液から再びヌルヌル液に移します。
漬ける目安は1日間です。
そして翌日、ドロドロ液に移して完成!!
更に1日経つと沈んでこうなります。
うん、なかなか上手く出来ました!
キャップに日付と標本名を書いて保管します。
やってみると面白いね、これ。
また経験値が上がったぞ、と♪
なかがわ水遊園、いいね!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます