⚫グルメ・料理(今日)
世の中は山菜シーズンですが、爺の住む地域は、まだ少し早いみたいです。
気の早い人達は、家から車で1時間くらいかけた別の市へ遠征して、山菜採りをしているみたいで、今日も家の前でゼンマイを干している家庭がありましたし...
実家には、近所の方がこごめ(こごみ)、タラの芽、木の芽(アケビの新芽)を持ってきたとの事です。
やはり車で1時間くらいの所に採りに行ったそうです。
妻と買い物帰りに、二人で山菜採りをするスポットを車で走ってきましたが、どこも残雪が多くて山菜の欠片もありませんでした。
さて...
最近はスーパーでタラの芽を売っていますが、
こういうイメージじゃないですか?
このタラの芽を食べた人は、
なんでタラの芽が山菜の王様なんだろう...
と疑問に思いますよね。
良く分かります。
味もあまりしないし、山菜特有のクセもありません。
スーパーで売っているこのサイズのタラの芽は、栽培物のタラの芽で、農家が育てて出荷しているものです。
対して、山に出る一番美味しい状態のタラの芽がこちら
天気が悪かったので、若干ピンボケな上に加工して無理やり色を出しました。
このくらいのタラの芽が一番美味しいタラの芽なのです。
何故、ここまで育てて出荷しないのか?
このサイズのものを山で採って、冷蔵庫で2日くらい寝かして別日に山に採りに行った山菜と一緒に天ぷらにすることがあるのですが...
味はほとんど変わらないのですが、色が少し悪くなったり柔らかくなったりするのです。
だから、農家でこの大きさまで育てて出荷するのは難しいのかな...なんて。
このタラの芽の写真ですが...
我が家の裏で撮りました。
爺が結婚してこの家に住んだばかりの頃は...
我が家の裏は、一面の青ブキ畑でした。
青ブキと、アケビのツルが這いずり回っていました。
アケビのツルは春先の新芽を食べる習慣があり、そのためにアケビを食べて種を撒いたんだと思います。
妻は山菜Loveな人で...
結婚してから、春になると夫婦で近所の山を騒ぐようになりました。
その山の中で...
時々、その年に出てきたタラの木が見つかります。
タラの木は、根が伸びて新しい木が生えて増えたりします。
爺の山菜採りのカバンには、草刈りがまと手掘りのシャベルが入っています。
新しいタラの木を見つけると...
地面を軽くシャベルで掘って...
力ずくで引っこ抜きます。
それを、山の土と一緒に持ち帰って...
我が家の裏に植えてあげていました。
結婚して4年くらいやったかな...
もちろん、山のものを根こそぎ持ち帰ったりはしません。
山の事を考えて...
年に3〜4本くらい...
山のタラの芽がある景色と我が家の裏は全く違います。
土壌も全く違います。
だから、土ごと運んで植えるのですが...
無事に育つのは半分くらいでしょうか。
育たなかったタラの芽の半分は根が綺麗に抜けなかったり、我が家の土壌に合わなかった(大量に大根を破棄した場所はダメでした)もので、残りの半分は雪で折れてしまいました。
残ったタラの木は、立派に成長しました。
まだタラの芽は1回だけしか採っていません。
タラの木は、ある程度育って太くなってから先端の芽を採ると脇芽が育ってくれるのです。
という事で、去年始めて先端の芽を少し採りました。
写真は、今日の食べ頃のタラの芽です。
妻がやる気を出すのは明明後日。
それまでにあといくつかタラの芽が採れそうなので、今は我慢です。
明明後日まで待つと、今日の食べ頃のものは育ちすぎになりそうです。
ただ、タラの芽は育ちすぎても美味しく食べられるので問題ないのです(^O^)
今年の山菜採りはゴールデンウィーク辺りが始まりかな...
こごめ(こごみ)は低い土地で取れるから、あと2日くらい暖かい日が来れば太くて最高の物が採れ始めますが、沢山取れるので飽きます( ̄▽ ̄;)
近年、ゴールデンウィークになると山の中は関東ナンバーの車がたくさん停るようになりました。
皆さん、山菜採りに来るのです。
しかし、そういう人達は、山菜採りのルールを守りません。
タラの芽は、最低1個以上残して採らないと木が枯れてしまいます。
県外の人達はそんなルールを知りません。
山の中は枯れたタラの木がたくさんになりました。
タラの芽と天然の山ウドは、気を付けて採らないと次の年に採れなくなります。
それを考えて採って欲しいのですが、山のタラの木がどんどん枯れているので、我が家に少し移植して育てるようになりました。
最近は、根から別れて新しい木が出てくるようになってきましたが...
雪に敗けてしまうのが残念です。
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