お昼寝 子銀

こんにちは、子銀ままです
チンチラシルバー「子銀」と子銀のままのブログです

何処に向かっているのか…の答え

2011年08月14日 16時45分58秒 | 子銀ままのささやき

 


何処に向かっているのかと聞かれた。


はて、何処に向かっているのだろうか。


自分が何処に向かっているのか それを先に知ることができたら 先にある 不幸やら 災いやらを避けられる。


そうすることができたら どれだけ 生きやすいだろう。


何処に向かっているのだろう。


私は、いつも 不安にさいなまれている。


誰もそうなんだろう。


先は見えている人は少ないだろうから。


私は、不安を消しゴムで消したくて 動くのではなくて ブログを書いている。


とりあえず、絵を描きたい。


描きたい。


文章は、後からついてくるのかもしれない。


本来のやりたいことではないが 子供の頃から、心に住み着いている 空想の部屋を 掃除しないとね。


ずいぶんごちゃ、ごちゃ散らかっている。


そういう、方向に向いていくのだろう。


以上。


答えでした。


 





「扉の国の物語 銀色王子」 毛布

2011年08月14日 05時34分56秒 | 扉の国の物語

2,仁子
   
    嫌だな。
    仁子は、顔を草むらにつっこみながら そう、思っていた。
   
    子猫らしき鳴き声は 、遠く近く、複数聞こえた。
   
    ええい。
    仁子は、戦争映画のように、腹ばいで前進した。
    虫に刺される。
    草で手を切る。
    ちっ。
    仁子は次第に、夢中になって声の方向に向かった。
   
    箱だ。
    靴箱くらいの箱。ふたがしてあったが、カサゴソ小さな音が聞こえてきた。
   
    箱を手にして、しゃがみ込んでも、草は、まだ彼女の半身を、隠していた。
    そのままの姿で、箱のふたを開いた。
   
    茶色の子猫。
    3匹。
   
    もこもこしている。
    目は開いている。
   
「ね、かわいい」
   
    耳元に女性の声を聞き、私は、ぎょっとした。
   
    草むらのすぐそばに、女性がしゃがみ込んでいた。
    長い髪の女性。
    母くらいの女性か。
    きれいでもなく、変凡な印象の薄い、ありきたりの顔。
    ひょろひょろとしたイメージだ。
   
    ただ、目は生き生きと輝いていた。
   
「ミルクをあげましょうよ」
   
「おたくどなた?」
   
    気配すら感じないうちに 隣にいるなんて。
    幽霊?
    彼女は、オレンジ色の毛布を肩にかけていた。
   
「私は、織絵。おーちゃんよ。ね、あなたは、ミルクを持ってきてくれない?子猫たちは、私が守っているわ」
   
    怖くない幽霊?
   
「ああ、そうですか」
   
「ずっと待っているわ」
   
    彼女、織絵は、にこにこほほえんでいた。
   
    はい出ると、外は、夕闇だった。
    もう、闇に近い。
    でも、彼女は、はっきり見えていたのだ。
   
    振り返ると、今はい出てきた、仁子の体分の穴ができている。
   
    帰ろう。
    帰ろう。


 

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「お暇な子銀」


子供の記憶 1 走り描き

2011年08月13日 17時01分18秒 | ペインターで絵

息子が幼稚園に上がる頃 少し反抗期になった。

写真を撮ろうとすると 少しだけ ほっぺをふくらめ

「ぷううぅ」

変な顔をする。

どんな顔でもかわいいのに わざと怒った顔したり

くしゃくしゃに顔をゆがめたり

うつぶせたり

そして次第に カメラから 逃げるようになり

私の写真bookには 猫の写真ばかりになった。

寂しいなあ。

この子はもう 高校生。

もう一度だけ

あの頃に戻ってくれないかな。

思い切り 抱きしめるよ。

「だいすき」

大きな声で 君に声をかけるよ。

いまではもう言えないね。


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 お暇だったら のぞいてみてね。

 

 


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子銀今日も外

2011年08月13日 15時29分07秒 | 子銀

 

子銀今日も外。
暑いのにね。

でも隣のアパートの 人影に おびえている。
猫に対しては うならないのに 人には うなるのよね。

だめね。

今日は短縮。 この後すぐに家の中。

 

 


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「扉の国の物語 銀色王子」 毛布

2011年08月13日 14時48分03秒 | 子銀

 

↑挿絵はアメーバブログにて今年の春発表した物です。

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アメーバブログ お暇な子銀


 

1,仁子

 

 

渡部仁子は楽良川の堤防を 美術部の友人と 歩いていた。
友人は作田芽生。
この春 美咲中に入学した、美術部員だった。
小学校時代は 話した事すらない子だ。

「神崎先輩ってきれいな人よね。女顔だけど、なよなよしていないし」

作田芽生は、こんな話しばかりだ。
描く絵もうざい。
お目々が顔半分のきらきらお星様だ。
だが3年間つきあう以上は、邪険にもできない。

「部長でしょ。彼、兄貴と同じクラスだって」
「ええええっ!ラッキー!お友達なの?」
「知らない。兄貴は陸上だし、勉強はできないし、神崎先輩とはこの頃つきあっていない」
「なーんだ」

もろがっかりした顔つきだ。
おもしろい。

携帯がピリリと震える。
ちょうど分かれ道だ。
手を振り 彼女と別れた。

携帯を出すと着信ありだ。

差出人『銀色王子』

「はあ」

仁子は、立ち止まった。
彼女はその 見知らぬ相手からの メールを開く。

『今 君の通っている右手側の河原の草むらに 子猫が捨てられている。今なら助けられる。
君が、救いなさい。君の運命だ。仁子』

今?
彼女は周りを見渡した。

ちりん。
自転車が数台横を通り過ぎるた。
カラスが数羽 けたたましく鳴きながら 横切る。

自分を見ている人もいない。

右側の草むら…。そこは 緩やかな下り坂。
仁子の胸くらいまで雑草が生い茂っていた。

「やだな」

そう そんな死角になる場所へ探しに行く 愚か者はいない。

「何が、仁子よ」

彼女はブツブツつぶやく。

「私は渡部瞳よ」

ダサイ名前は
テストのときしか 使わない。

不気味だし。
名前を知っているやつなんて…。

通り過ぎようとする。

携帯が鳴る。

『運命には逆らえない』

なあんて 傲慢な。
でも、ついつい 草むらをかき分けてしまった。


この作品はFC2ブログにて発表したものです。

FC2ブログを休止するにあたり なじみ深いこちらのブログで発表することにしました。

よろしくお願いします。

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