団らんの幻を 抱いていました。
子供の頃からです。
私はお店屋さんの子供で 家族団らんは 皆無でしたから。
結婚をして、ホームドラマのような 笑いあい 冗談を言い合う
家族団らんが ようやく訪れると思っていたら 訪れていたのは 個々別々の世界でした。
作ったお料理を無言で食べて、立ち上がり 去ってゆく 家族を持つことになったのです。
寂しいかぎり。
彼らは、無言で食べ 無言で立ち去る。
誰も、個々の世界で生きているのです。
今日は、結婚記念日でした。
スーパーでごちそうを買いなさいと言う旦那の言葉にとまどい
安いお寿司を買って 無言で食べました。
無言で後片付けをし 少しすねた気分で パソコンに励んでいる私。
誰も、私が寂しいなんて気がついていないでしょう。
家族の幻を 抱いていますか？ ようやく気がついたことがあります。 誰かが明かりをともしてくれるのを待つのではなく 自分で 明かりをともさなければ 誰も、ともしてはくれないと言うこと。 さあ、振り向いて 明かりをともしますかね。
