コンクリートから人へと、公共事業は無駄遣いであり減少しなければならないと強調していた鳩山達民主党。
公共事業では無駄な道路を作り、施設などを作ったり税の無駄遣いをしているんだとして、マスコミと一緒になり激しく批判していた。
だが、鳩山やマスコミが見ていた公共事業は一部の地域だけじゃないのか。首都である東京などでは、道路だけでは無く港湾や空港、公共施設が活発に作られていたろう。その一部だけを見れば、公共事業は税の無駄遣いとなるのかもしれない。
公共事業を求めているのは、首都や政令都市などだけでは無い。全国の市町村が求めている事は間違い無い。特に道路整備では、首都や政令都市などではしっかりと行われているのかもしれない。
だが、貧乏な県や市町村では道路整備などしっかりと整備されていない地域が多いんじゃないか。
県の中心都市であれば、市の中心部などではある程度の整備はされているかもしれない。だが、中心部を離れた地域へ行けば、一車線だけの場もあるだろうし、歩道が荒れてしまっている、或いは整備されていない地域もある。
首都や政令都市などに暮らす人々は公共事業は無駄遣いな事であり、増加などすべきで無いと強く意識しているのかもしれない。だが、公共事業がしっかりと行われていない地域に暮らす人々は、逆にもっと活発に行ってもらいたいと強く意識しているんじゃないだろうか。
だが、日本中の全ての人々が道路整備などがしっかりと行われている場所に暮らしている訳など無い。となれば、保育所など公共施設なども多くは作られていないだろうし、その様な場に暮らさなければならない人々は、単に公共事業は無駄使いだとし、減少ばかりを訴えられている事をどの様に意識しているのだろう。
確かに、しっかりと整備されている地域に暮らす人々にとっては無駄な事だと思えるのかもしれない。だが、誰もが同じ地域に暮らしている訳など無いのだ。
一部の地域だけに目を向け、公共事業は必要無いなどと主張する事を大きな間違いではないのか。整備が不十分な地域に暮らす人々は、間違いなく早く生活しやすい様に整備をしてもらいたい、公共事業を活発に行ってもらいたいと意識しているだろう。
一部の地域では公共事業は無駄な事になっているのかもしれないが、日本全体ではその様な事など無く、求められる地域も多くある。何故、一部では無い、日本には公共事業は必要無い等と言い切れるのか。
全体を見れば、公共事業が人々の生活にいかに必要な事であるかなど即座に理解できるのではないか。マスコミは大都市に暮らす人々の声だけを報じているのではないか。
これまでに報じられていたのは、公共事業は無駄遣いだ、もう必要ないなどばかりだ。単にマスコミの言い成りになり、適当に意識しているだけか、その様な地域に暮らし自分達には必要など無いと意識しているだけじゃないか。
公共事業のあり方を語ろうとするなら、日本全体の状況を意識して行ってもらいたいし、特にマスコミの連中には政府を批判する為に利用するのでは無く、客観的に報じてもらいたい。
マスコミに客観的な報道を願っても、全く意味など無いかもしれないが。報じるからには、国民の生活も犠牲にする偏向では無く、国民の生活をしっかり意識した意味ある報道を行ってもらいたいと思えてならないが。
現在のマスコミには、不可能なのかもしれないがな。
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