雨が降れば、時々想い出す・・
それは遠い遠い昔の話。
両親が共働きのため小さい頃から鍵っ子でした。
小学生低学年の頃は家に帰っても誰も居ない・・
小学校まで遠かったのが良いのか悪いのか
毎日のように寄り道しながら帰ってました(^_^;)
門限は夕方6時。
記憶は途切れ途切れだけど
その日も雨でした。
いつものように友達の所へ寄り道し遊んでました。
学校からは「寄り道しないように・・」と
厳しく言われてましたが
「帰り道やん!」と自分に言い聞かせ
明らかに家とは逆向きに歩いてました(^▽^笑)
遊んでるうちに、だんだん暗くなり
雨が降りそうな感じだったので
友達にバイバイして一人トボトボ帰りました。
帰る途中、雨が降ってきました。
昔から走るのが好きじゃないので
濡れながら歩いてました。
学校まで遠いのに、友達の家は、もっと遠い・・
迎えに来て欲しい・・と思いながらも
ひたすら歩いてました。携帯電話がある訳でもないし(^_^;)
家の近所には大学があり
大学付近を通りかかった時
一人の学生さんが、私に声をかけて来ました。
「家はどこ?送ってあげようか?」って
傘の中に入れてくれました。
もうすでに濡れてるし、知らない人について行ったらダメと
親から言われてたので「一人で帰れます」と
つぶやいた。
上を向くと顔が濡れるので下むき気味で
歩いてたので顔は全く記憶に無いです。
学生さんの顔は、あまり見てないけど
優しい声の女性でした。
ついて行ってない・・ついて来る・・
結局、家まで傘をさして一緒に歩いてくれました。
何か少し会話しながらだったようですが
それも全く記憶に無い。
優しい口調だった事は忘れない。
家に着き「ありがとう・・」と言うと学生さんは帰った。
慌てて母を呼び「あの人が送ってくれた」と
学生さんが帰る後姿を指差し教えたら
母は学生さんの所に走り、お礼を言ってました。
あれから何年経つ事か・・・
優しい学生さんは、今頃どうしているんでしょう?
小さな記憶ですが、親切って残るんですね~
いい想い出です(*^o^*)
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