第641話. メンテ学(5) たたむ そろえて重ねる 結わう

2021-11-28 02:38:12 | ★メンテナンス考
湖畔人です。

久々のメンテ学です。5回目です。

時代劇とか見ていると、江戸時代の本棚は、単に本を重ねて置いているだけなのですが、なんか、見ていてとても良い印象を受けるんですよね。何かとてもすっきりしていて清々しいし、何か見ていて建設的な印象、何かポジティブな印象を受けるものです。

目に入るものからポジティブな印象を受けるって言う感覚は実際よくありますし、どうぜなら、そうした感覚は日ごろから日常の中で味わいたいですよね。

見た目の問題、表面的な話、と言ってしまえばそれまでの話ですが、でも実際、物を置く時、角が揃い、ほぼ、壁とか大きめの家具とかそう言った基準に対しほぼ垂直だったりほぼ水平にモノが揃えて置いてあると、なんかそこからポジティブなリズムと言うか、印象を受けるものです。服だってたたんで重ねて置いておくだけで良いリズムが部屋に生まれて来ます。現代アートのインスタレーションではないですが、物の置き方を少し工夫するだけで、場の空気が、その価値が、ちょっと上がる感じが出てくるんですよね。

毎日過ごす同じ部屋なのですが、そうしたちょっとした手間で、随分部屋の印象は変るし、ちょっとしたカッコいい空間が出来上がるものです。
そうすると、そこから何か建設的なバイブレーションが生まれて、良いことに対し、更にもっと良くしよう!なんて言う、改善への欲張りさが出てくるものです。それって、良い方向への攻めの欲張りさなので、それはとてもイイ方向性と思うです。

部屋だけでなく庭もそう、バラける木材などあれば紐で結わえば、まとまった感じ、締まった感じが出てくるし、色んなものを、まとめ、結わい、重ね、角を揃え、ってすると、ちょっとしたイイ感じのアート空間が生まれて来ます。

神社だってそうです。まとまりの良い、良い波動を感じる神社の多くは、
置いてある物達が、キレイにたたんであったり、結わってキレイにまとまっていたり、置いてあるものの角が揃い、キレイに配置されているものです。

たたんで、そろえて、重ねて、結わう、とかそう言った簡単な手間ですが、
生活にちょっとした良いリズムを生んでくれるものです。

気分が良くなる単純作業ですので、お薦めしたいと思います。
では。

湖畔人


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