第821話.気になった音楽(257)(352) 松田聖子『流星ナイト』2回目 坂本龍一『Sayonara』

2022-10-09 15:12:31 | 気になった音楽
湖畔人です。

さて、以前、松田聖子さんのアルバム『風立ちぬ』から数曲紹介、って言いましたが、このアルバムは、実は『白いパラソル』とか夏向けの曲もあれば、『冬の妖精』『December Morning』とか冬向けの曲も混じっていて、中々季節の統一感が無いので微妙なのです。

なので、冬物は後日ご紹介したいと思います。

今回は季節感が判らない『流星ナイト』にしたいと思います。これは、財津さんの曲ですね。歌詞は当然松本隆さんです。2回目のご紹介です。先日NHKで財津さんのチューリップのラストツアーの模様が報じられていて、財津さんが気になっていたので、ちょうど良いタイミングでした。前述の『白いパラソル』も財津さんだし、ニューミュージック界からの楽曲提供では、ユーミンと並んで目立っていますね。大瀧さんは聖子ちゃんへの楽曲提供は、この『風立ちぬ』くらいだけど、元、はっぴいえんど繋がりで言えば、細野晴臣さんも一時期、聖子さんに曲提供をしてましたね。さて、日本のマッカートニーと言われているくらいセンス抜群な財津さんですが、チューリップ時代も含め、コーラスが綺麗な曲が多い方ですね。この曲も、コーラスがとても綺麗な曲です。お薦めします。

さて、思いのほか、松田聖子さんのアルバム『風立ちぬ』からの曲紹介が少なくなってしまったので、最近よく聴いている、秋めいた曲、坂本龍一さんの『Sayonara』をご紹介します。91年のアルバム『Heartbeat』からの一曲です。作詞はムーンライダーズの鈴木慶一さん、作曲は当然、教授こと坂本さんです。名曲だと思いますが、それ程知られてないのが不思議なくらいの曲です。

坂本さんは天才ですが、思想的に左過ぎるので、正直言うと、曲紹介を躊躇して来たのです。YMOの曲は何度かやってきましたがね。坂本さん名義では実はこれまでちょっと控えて来たのです。曲に毛沢東の詩を使ったり、未だにバーニーサンダースがどうのと言っていて、まぁ筋金入りの左翼な訳です。一方で霊的な事も許容していて、唯物論の共産主義って訳でもなくて、何かジブリの宮崎駿さんに似たスタンスを感じるのです。

坂本さんの旧友の山下達郎さんに言わすと、坂本さんは思想的に”おっちょこちょい”なんだそうです。なんかそう言われるとちょっと気が楽になり、坂本さんの曲もボチボチ紹介してイイかな?と言う気になって来ました。なので、これからは気が向いたら坂本さんの曲をもっとご紹介するかもしれません。

では。

湖畔人

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