雨の日のホソミオツネントンボ

雨は次第に本降りとなってしまったけれど、そのまま観察を続行して東京港野鳥公園に訪問。

Nikon D810+AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
水辺を覗くと雨を喜んでいるかの様に、アズマヒキガエルのオタマジャクシが大群で遊泳中。
雨の日らしい描写を狙って、水面に落ちる雨粒がより多く写り込んだ時のカットを選択。

前回、水色に変色していたホソミオツネントンボはどうしているかをチェック。すると...

ホソミオツネントンボ ♂

Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
この日の最高気温は１０℃。気温が下がった事により、水色から再び越冬時の褐色に戻っていた。
気温の違いで体色に可逆的変化が見られるところが不思議で面白く、自分の知見により確認できた。

ホソミオツネントンボ ♀

Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
今回はメスも発見。こちらの気配に警戒して腹部を曲げ、雨の滴が付着しつつ、小枝っぽく周辺の環境に溶け込む感じが最高に素晴らしい。春の雨に打たれ、滴をつけながら暖かい春を待ちのぞむホソミオツネントンボも雰囲気があり、雨の日の観察もまた楽しい。明日から一気に春本番を迎えそうなので、ブルーに成熟したホソミオツネントンボが水辺で観察できる日は近い。

撮影日：４月３日