東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

彼是

2021年05月10日 | トンボ
この日は水生植物が豊富な池でトンボ観察。

クロスジギンヤンマ

Nikon D810+Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED トリミングあり。
ヤンマの仲間では春真っ先に出現する種類。通称クロギンの観察から集中的にスタート。
抽水植物の間をすり抜けながらメスを探す行動を繰り返し行っていた。その飛翔の所々で見られるホバリングがシャッターチャンス。また、クロスジギンヤンマが飛翔する位置よりも更に低い水面付近に見られていたのはイトトンボの仲間の活動。

クロイトトンボ

D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
水面付近にある植物に静止しながらメスの飛来を待つ姿。

クロイトトンボ(交尾)

D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
メスが現れると、さっと捕まえて交尾態に持ち込む様子。

クロイトトンボ(連結産卵)

D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
クロイトトンボの産卵は腐食した抽水植物よりも春先からようやく成長して浮き始めた藻類をより好んでいる様子。クロイトトンボの活動を観察していた傍らでは別のイトトンボの羽化が始まっていた。

アオモンイトトンボ ♀(羽化)

D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
目移りしながら観察を楽しんでいる時の時間の経過はあっという間。気がつけばもう午後。

ヨツボシトンボ

Nikon D810+AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED
午後になるとトンボ達の活動もひと段落。最後は近寄っても逃げずに静止してくれていたヨツボシトンボを広角レンズで撮影。春の平野部の池に出現する各種のトンボがあれこれと忙しく活動する素晴らしい状況を確認できた日だった。

撮影日:5月3日


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