東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

晩秋の赤とんぼ

2020年11月05日 | トンボ
アキアカネ

Nikon D810+Cosina Carl Zeiss Distagon T* 2.8/21 ZF.2
一般的に赤トンボと呼ばれる代表種がこのアキアカネ。10月上旬頃には都心部の公園や緑地、水辺が無い住宅地でも見られる事から長距離を移動する習性を持つ。

アキアカネ(連結産卵)

Nikon D810+Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
雨で溜まった程度の浅い水溜りを好み、メスは腹部先端を底に打ちつけて産卵する。
この日は2時間待ちぼうけたけれど、落ち着いて産卵するペアと出会えた。

ナツアカネ

Nikon D810+AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED

ナツアカネ

Nikon D810+Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
オスは複眼から腹部先端まで真っ赤なのが特徴。ナツという名がつけられているけれど最盛期は秋。
環境から離れるような移動はぜず、主な生息地は田んぼ。秋に都下の谷戸に行けば必ず会える。

ナツアカネ(連結産卵)

Nikon D810+Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
産卵は稲刈り前後に問わず田んぼ。空中から田んぼに卵をばら撒くスタイル。
わかりにくいけれどメスの腹部先端の少し下に、落下する卵を写し込む事に成功。

この日はトンボ撮影者の大先輩である田中さんと休耕田に生息する赤トンボの撮影を楽しんだ。

Nikon D810+Cosina Carl Zeiss Distagon T* 2.8/21 ZF.2

マユタテアカネ(交尾)

Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

マユタテアカネ(産卵)

Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

ヒメアカネ

Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

ヒメアカネ(交尾)

Nikon D810+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

ヒメアカネ(オスメス手乗り)

Nikon D810+Cosina Carl Zeiss Distagon T* 2.8/21 ZF.2
左手でシャッターを切るのが大変だったけれど何とか手乗り撮影に成功。マユタテアカネ、ヒメアカネは同じ環境下に生息していて、パッと見では見分けるのが困難。
マユタテアカネよりもヒメアカネの方がひと回り小型で、顔面が白く、腹部下側の黒斑が目立ち、湿田、休耕田を好み分布は局地的。朝晩、寒く感じる様になって来たけれど、もう暫くは赤トンボの活動を楽しめると嬉しい。

撮影日:10月25日、31日


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