自転車に乗らない休日

１０月１８日土曜日、朝方出ていた霧はすっかり晴れて、とてもいい天気になりました。外では早くから、稲刈りが済んだ田んぼを耕すトラクターのエンジン音がしています。



本当は、今朝は夜明け前に出発して自転車に乗ってこようと思っていました。ちょうど今は紅葉の時期で、休日ともなれば車の渋滞は必至です。秋真っ盛りのところなら何処へ行くにしても、渋滞にならないうちに行動を起こさなければなりません。先手必勝なのです。



ところがです。朝早くに出ようと思っていたわりには明日が休みだという安心感と開放感で、深夜から録り貯めていたテレビ番組を見てしまうという愚行に出てしまったという訳なんです。『銀輪の風』をはじめに、それは朝まで数時間に及んでしまいました。



結果は言うに及ばず。本来出発と目論んでいた時間は眠りのまっただ中でした。目が覚めればあたり一面は霧に包まれていて、天気が良いのか悪いのかまったく分かりません。これは自転車で出かけなくて正解だったのかも・・・なんて思いました。



ところが、霧が徐々に晴れてくると最高の自転車日和ではないですか！
まあしかたがないけど、勿体ないという気持ちがすごく強くて、罪滅ぼしというのではありませんがまたまた庭いじりとなった訳です。

ツルバラ（野生のノイバラ）を絡ませていた木の支柱が、地際で腐って倒れかかっているのです。気にはなっていたのですが、なにしろ、高さが３ｍ以上にもなっていて億苦なので、倒れるのはまだ先のこととタカをくくっていたのです。ホームセンターの開店を待って単管パイプを、それからビニールロープを１００円ショップで購入しました。いま、ノイバラはかわいい真っ赤な実を沢山付けてとても綺麗です。根本の朽ちかけた木柱を取り除いて、２ｍの単管パイプをポンドハンマーで打ち込みます。１ｍ以上入ったところでその先にもう一本、２ｍの単管パイプをジョイントして３ｍ近くの高さにし、そこへ脚立を使いながらノイバラをビニールロープでくくりつけました。と、いとも簡単に書きましたが、これがどうしてノイバラの強烈な“トゲ”の猛攻を頭や顔や腕、背中や足にまで受けながらの作業ですから一筋縄ではいかないのです。



その“トゲ”の威力は、皮の作業手袋をも突き通すほどなのです。「アイテテ・・・コノヤロ！」猛攻に満身創痍（チョッと大袈裟）になりながら、完了したときは昼抜きの午後２時になっていました。でもそのノイバラには新しい仲間（写真上）が植えられているのです。普通ノイバラは白ですが、夏のサイクリングで見つけたそのノイバラは、淡いピンクの花を付けるのです。枝を取ってきて挿し木したものですが、早く大きくなってピンクの花を沢山付けて欲しいものです。

そういう訳ですから、今夜は比較的早く寝て、明日行動に出ようと思っているのです。明日も天気はいいようですよ！