JR西日本の中堅幹部の言葉である。
私はこの言葉を、根本的な誤りと書いた(5月13日)。
全文を引用すると、「私たちは何も安全を犠牲にしたつもりは
ない。限られた範囲でベストを尽くしただけだ。これを犯罪と
指弾されるのは本当につらい」。
(毎日新聞5月13日付)
企業犯罪を犯した中堅幹部の発言として、よくあると言って
いいだろう。
「任された範囲では、安全にも配慮した。最大限の努力をした」
では . . . 本文を読む
「兵庫県尼崎市の福知山線脱線事故を受け、再発防止策を検討している
JR西日本は13日、同線のダイヤをゆとりあるものに修正し、
運休区間の再開と同時に適用する意向を示した。ダイヤに余裕が
なかったことを認めた格好で、運転トラブルなどで生じる遅れを
吸収する「余裕時分」や、駅の停車時間を一定時間確保する方針」
毎日インタラクティブより全文掲載 . . . 本文を読む
関西または近畿を生活圏にされていない方には、理解しにくいことを
書いていきます。
JR西日本は、新幹線以外のいわゆる在来線をアーバンネット
ワーク(大阪、京都、神戸)という呼称を使っているが、
この呼称を使い始めた時期と期を同じくしているのかどうかは
知らないが、利用者の生活圏と重ならない都市と近郊を結ぶ、
いや近郊~都市~近郊を結ぶ直通電車が登場した。
当初、大いに違和感があった。それは行き先の . . . 本文を読む
予想していた通りの展開となった。
今日の毎日新聞のよると、「余裕時分」はゼロに設定されていた。
「余裕時分」とは、運行が遅れて際に他路線に影響しないために
運転時間に上乗せする時間だが、それがゼロに設定されていた
という。
回復運転が困難なダイヤだった。
困難にする最大の要因は、すでに最速で走っているからだ。
過密ダイヤは大都市圏によく見られることで、それ自体が危険な
わけではない。過速度ダイヤ . . . 本文を読む
JR西日本への抗議は5万件に迫るという。
わかるような気もするが、運転士、乗務員や駅員への暴力、
暴言が広まっていることはとても許せない。
人の弱みにつけ込んだ卑劣な便乗行為だ。
人間性のかけらもないと思う。
批判するのは、組織であり、仕組みであり、それを具現化した
トップなのだ。トップにしても個人攻撃は許されない。
それが社会のルールなのだ。
また、人間としてのモラルだ。
事故の悲しさの上に、 . . . 本文を読む
追求するべき点が明らかになった。
「調べや関係者の話などによると、宝塚~尼崎間で快速電車の
停車駅が平成十五年十二月に一駅増えたにもかかわらず、
所要時間の設定はほとんど変えられなかった。このため宝塚~
尼崎間のうち、現場カーブ手前の四・四キロは遅れを取り戻す
唯一の直線区間とされていた。
捜査本部は、同線の運転実態を調べるため、運転士の事情聴取を
進めたところ、複数が『百二十キロの制限速度を . . . 本文を読む
いよいよ、ダイヤ編成への追求が始まった。
私は過密ダイヤはもとより過速度ダイヤを追求しているのだが、
伊丹駅以降の最高速度が126kmだったと聞いて納得した。
1997年当時に比べて、伊丹~尼崎間が2分短縮されているが、
これは時速で24kmアップに相当する。
では何キロから24kmアップになったのか。
かって90kmで走行していたなら、114km走行になった
ことになる。その12kmオーバーが . . . 本文を読む
たった9億円で、今回の事故を防ぐことができたのだ。
それでは、JR西日本は9億円も出せない低収益企業か?
平成16年度決算を見てみる。
税引前純利益:685億円 税引後純利益371億円
見事な数字である。この数字だけをみれば、南谷会長が
関西経済連合会副会長、垣内社長が同友会代表幹事と
なってもおかしくない。
逆に考えれば、おかしくない数字を上げる必要があったと
いえる。
関西経済界の要職につく . . . 本文を読む
初見で判断する愚を許していただきたい。
人事部長のインタビューはとても正視できなかった。
加害者の一人がするインタビューとは思えなかった。
チャンネルを変えた。
このようのことはあまりないと思う。
第一印象で申し訳ないが、このような人物が幹部に
まだまだいると思われる。
これも30~40代社員が極端に少ないことの
弊害のひとつと思われる。
幹部に対して物言える年齢構成になっていないのだ。
イエス . . . 本文を読む
この事故を少し掘り下げて行こうと思います。
手元に1997年の全国時刻表があります。
この時刻表のダイヤと、改正ダイヤ、そして現在のダイヤを
比較することで、事故の原因のひとつが浮かび上がります。
1997年4月
宝塚発の快速電車のダイヤです。9時01分発があります。
宝塚(9:01)→川西池田(9:08)→伊丹(9:13)→
尼崎(9:20)
2003年12月以前(現ダイヤと同じ9時7分発に . . . 本文を読む
都会の交通事故で、4日たっても救出作業が終わらないと
いうことがあるのだろうか。
連日連夜、待ち続けていらっしゃる方々のお気持ちを思うと
沈んだ気持ちのままです。
JRが安全対策をとっておればと思うことは多いのですが、
事故にあわれた方々や家族の方々にとっては時間は戻らない
のです。
友人の知人が複数亡くなられました。
友人は今日も告別式に出かけていきました。
今は喪に服し、やがて原因究明に . . . 本文を読む
今、ラジオで病院で手当てを受けた方の名前が読み上げられてる。
大変な数である。
明日からも電車に乗らなければならない。どこに乗ったらよいか、
迷ってられるかたもおられるだろう。
私は2両目に乗って横転した。もしかしたら2両目が一番危険かも
しれない。
なら、最後尾がいいのか。いやそうではない。
追突という事故もある。
やはり、中心に近い車両がよいだろう。
では車両の中ではどこか。これも中心部分だろ . . . 本文を読む
友人が列車に乗り合わせていた。
見たことある人がテレビに出ていると思ったら、
電車に乗り合わせていたようだ。
伊丹の人だから、通勤に利用していたのだ。
メールを送ったがまだ返事がない。
大丈夫そうにみえたのだが。
置石の可能性もあるのか。
私が脱線横転してときも置石だった。
乗客の証言を聴いていると、似ている点もある。
ブレーキ音に聞こえたのは、脱線した車輪の
音だと思う。
激しい上下動は、脱 . . . 本文を読む
http://map.livedoor.com/map/?ZM=12&CNT=1&COL=1&OPT=e0000011&SZ=820%2C600&MAP=E135.25.46.0N34.44.18.1&KN=1
昨日ここを通過していた。
被害者の方々やご家族のことを思うと心が痛みます。
軽い怪我のかたも、PTSDの可能性があります。
必ずケアをしていただきたいと思います。
私も脱線横転車両に乗 . . . 本文を読む