境内図の中央に長い屋根が続いているのが回廊です。
右端の鳥居をくぐりなだらかな傾斜を登って参拝するともできます。
ただ、拝殿・本殿の横から登ってくることになります。
表の参道というわけにはいきません。
急な石段を登って帰りに回廊を通って下山するのが一般的です。
あの石段を下るのは少し危険に感じる人もいると思います。
神主さんも下っていきます。
↓ この程度の傾斜です。麓の村が見えます。
ということは麓からよく見えるということですね。
煌びやかな本殿の双翼が街道を通る旅人の記憶に残ったことでしょう。
江戸時代の装飾と思われます。
回廊の途中からきつい傾斜を登れば小さな社があります。
6月には紫陽花が美しい場所です。
↓ 立て札に御竃殿とあります。
「鳴釜の神事」と言われる儀式が行われます。
地上まで降りてきました。
回廊の約3分の2ほどが見えます。木々の間に双翼の社が見えます。
このような長い回廊は観たことがありません。
奈良の長谷寺も長いのですが、ここまで長くはないと思います。
境内の構図といい、独特のカタチです。
独自に発達した吉備文化の名残があるのかもしれません。
次は付録カットを集めてみます。
お読みいただきありがとうございました。