ゆらぎつつゆく

添島揺之歌集。ツイッター感覚で毎日つぶやきます。色調主義とコラボ。

夏長けて

2018-02-21 03:05:45 | 添削

夏長けてわれには生きたと言える時間どれくらいある黄の菜の花    江戸雪


不器用にやるのが常によいのではない。

啄木のような生き方ができるものならばそれも生きるが、発展的な人生を長々と生きている人間には、もっと自分を磨く時間がある。

この逆風のすさぶ世の中で、自分を裏切ることができずに不器用にしかやれなかった人間の真似を、器用に生きることができる者がすると、こういうものができる。


菜の花はすぎてみどりの夏栄えわれはまことをいかに生きしか    揺之





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