【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

政府、「白川総裁、渡辺副総裁」を提示

2008年04月07日 23時59分13秒 | 第169通常会(2008年1月~6月)ガソリン国会
 政府は7日、日本銀行(BOJ,Bank of Japan)の総裁に白川方明総裁代行、副総裁に財務省の渡辺博史前財務官を充てる人事を民主党などに提示しました。

 白川方明さんは副総裁からの昇格。

 渡辺副総裁候補は、財務省本省ナンバー2(事務次官級)で、国際金融・通貨行政のトップである財務官を務めました。財務官はかつて、行天豊雄さん、榊原英資さんもやりました。

 
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【消えた公約】福田首相、いちおう謝罪「過分な期待を持たせた」

2008年04月07日 18時55分33秒 | 人物

【08-4-7 参院予算委員会 経済、社会保障に関する集中審議】

 新聞記者をやめて、ブログを自己表現の柱にすると、どうしても斜に構えて新聞を読んでしまうことがあります。

 この質疑部分も、私はスルーしたのですが、新聞、放送各社がニュースにしています。

 「それほどのことかなあ」と思ったのですが、首相(安倍、福田)が「消えた年金」名寄せ問題で“謝罪”したのはこれが初めてです。ということでエントリにします。

 が、福田さんの表現は「過分な期待を持たせたという意味で、おわび申し上げねばならない」。ちょっと馬鹿にしてますねえ。潔くない。政治家というよりも男としてダメです。

 まだまだ民主党が「撃ち方止め!」にするのは早いですね。

 それと、4月1日付エントリで書いた「不確実な年金」から「保険料を確実に天引きする」“後期高齢者”医療(15日天引きスタート)の制度設計の割り切れなさは、かなり話題になっているようです。

 後半国会は年金公約→“後期高齢者”医療制度という流れの「社会保障国会」になるかもしれません。4年前の通常国会(小泉-岡田時代)もそうだったんですけど、今度こそ決着付けたいです。 

「過分な期待持たせた」年金名寄せ問題で首相が改めて陳謝(読売新聞) - goo ニュース

 福田康夫首相は7日午前の参院予算委員会の社会保障などに関する集中審議で、5000万件の該当者不明の年金記録問題に関し、政府・与党が3月末を期限とした名寄せで特定困難な記録が多数に上ったことについて、「昨年夏の段階では、3月までに全面的に解決すると誤解を与えるような説明や表現があった。過分な期待を持たせたという意味で、おわび申し上げねばならない」と陳謝した。

 民主党の内藤正光氏から「(政府・与党は)3月末に解決するという公約を破った」とただされたのに答えた。

 首相はさらに、「(問題解決へ向け)懸命な努力を今後も続ける。人員の投入もしっかりしなければいけないし、さらに力を入れていく」と強調した。

 民主党が参院への問責決議案提出を検討している舛添厚生労働相の責任問題については、「信頼回復のために(過去)四十数年間の問題点を探り出している。厚労相を中心に懸命に取り組んでいる最中だ。私も責任者であるので、なるべく早く皆さんから信頼を受けられるように努力したい」と理解を求めた。

 この問題をめぐり、自民党は昨年の参院選用のビラで「今後1年間ですべての統合を完了させる」としていたほか、政府・与党合意は「最後の1人までチェックして年金を支払う」と明記していた。

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最近のアクセス数

2008年04月07日 10時10分06秒 | その他

 久しぶりに情報公開です。

 ここ最近のアクセス数とランキング。
 暫定税率失効は関心が高かったようですが、アクセスIP数(ユニークアドレス)、閲覧数(総ヒット数)とも下がり気味。

 以前は週間総アクセス数が14,000を越えたこともありますが、やはり時間があわただしい方が多いようです。街を歩いていても感じます。

 これから総選挙まで増えてくると思うので、これからもしっかり書いていきます。 

過去1週間の閲覧数とランキング


日付 閲覧数 アクセスIP数 ランキング
4/06(日) 770 pv 266 ip -位(993100 BLOG中)
4/05(土) 782 pv 215 ip -位(992441 BLOG中)
4/04(金) 727 pv 266 ip -位(991827 BLOG中)
4/03(木) 795 pv 328 ip 915位(991236 BLOG中)
4/02(水) 1349 pv 472 ip 516位(990641 BLOG中)
4/01(火) 1370 pv 433 ip 565位(989966 BLOG中)
3/31(月) 1010 pv 431 ip 611位(989253 BLOG中)

過去3週間の閲覧数とランキング


閲覧数 アクセスIP数 ランキング
03/30~04/05 6895 pv 2449 ip 812位(993100 BLOG中)
03/23~03/29 8749 pv 2958 ip 676位(988534 BLOG中)
03/16~03/22 7892 pv 2682 ip 907位(983592 BLOG中)


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【衆院予算委】消えた年金で「1年前と同じ質問」 松本剛明の辛抱強さ

2008年04月07日 08時40分24秒 | 第169通常会(2008年1月~6月)ガソリン国会

 後半国会の論戦がきょうから本格的にスタートします。

 「道路財源本質論」と「年金公約問題」が焦点です。

 くどいですが、「年金公約」であって、「年金制度問題」ではありません。

 もう制度問題は民主党が議論し尽くしています。政府は逃げ回っています。

 ちょっと古い傍聴記ですが、ご参考までにアップします。

 今年2月28日の予算委での質問と
 昨年1月29日の本会議での質問を比べてみてください。

 はっきり言えば、政府はこの1年間、「消えた年金」をよりグチャグチャにしただけです。福田首相はきょうの参議院で「ですから、何度も言ってますように」という口癖を言うかもしれません。でも、「何度も言う」のは政府・自民党の対応がなっていないからです。

 国民はもうこれ以上欺されちゃ行けません。詐欺ですよ、本当に。

【08-2-28 衆院予算委

 民主党(DPJ)の松本剛明さん(兵庫11区比例)が登場。

○年金特別便は“国のせい”


 松本さんは、「ねんきん特別便」の回答状況の認識について質問。
 「国の管理責任であり、国民側には瑕疵(かし)がない」ことを福田首相に認めさせました。

○再送は保険料と税金のムダ

 再送にかかる1億円以上の保険料と税金と時間のムダ使いがあると指摘し、政府の取り組みを見直すよう求めました。

 舛添要一厚労相は、外部スタッフによる直属の委員会を発足させ、再送を始めたこと、窓口対応を強化させたことなどを挙げ、「相当な対策ができている」と強弁、体制を改める必要はなしとの態度を貫いた。

 さて、これより1年以上前の松本剛明政調会長の本会議での質問です。
 

【衆院本会議 2007-1-29 安倍総理施政方針への代表質問】
 
○松本剛明君

 納めたはずの年金の保険料が消える。(自民党政府のもとで)社保庁の信じられない不祥事が続々と明らかになっています。

 厚生年金や国民年金の保険料を納めたのに、納付記録がなくなっている。記録ミスなどの判明が多発をしていますけれども、恐らくまだまだ氷山の一角であります。

 民主党の再三にわたる指摘にも、社保庁は、ポーズをとるばかりで、事態を深刻に受けとめようとしていません。

 ねんきん定期便など、悠長な姿勢では間に合わないのであります。解体前の最後に緊急事態宣言を出して、全被保険者、全受給者に納付記録を送付して、緊急に点検をお願いし、被害者の救済を進めるべきだと思います。

 国民の皆様にもお願いをしておきたいと思います。お近くの社会保険庁で御自身の記録をチェックしてください。残念ながら、今の社保庁は信用できません。みずから防衛をしていただくほかない、このように思っております。(拍手)

 ◇

 このように自民党政府は消えた年金5000万件の名寄せ公約を達成する気はないのです。2008年3月31日の期限を破ったばかりか、今後永久に名寄せを完了する意思など毛頭ありません。

 きょうの参院での集中審議を突破口に、衆院を解散総選挙に追い込み、民主党政府に交代しなければ、消えた年金はブラックホール行きです。


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