【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

ドローン活用、2016年夏にとりまとめへ 航空法、電波法など改正の動きも

2015年11月05日 05時14分08秒 | 第192回臨時国会(2016年9月から12月まで)条約・カジノ再延長国会

 ドローンの活用策を、2016年夏ごろまでに、内閣官房がまとめる見通しとなりました。

 2015年11月5日付の読売、日経などが報じました。

 ドローン(小型飛行機)を規制する改正航空法(平成27年法律67号)は先の第189回通常国会で、成立し、公布されています。これとは別に、ドローンの皇居・官邸・国会・原発上空の飛行禁止法案は、衆で可決し、参で継続調査になっています。

 この審議の中で、国土交通省航空局長らが、「規制の後は、活用」として、規制法の次には、活用法案をとりまとめたい意向を示唆していました。

 報道によると、宅配への活用を念頭においており、官邸主導の成長戦略となりそうです。

 先の通常国会の「規制法」の審議では、民主党の本村賢太郎さんの「活用法」についての質問に対して、各省庁は次のように答えています。

 国交省航空局長「無人航空機は、測量、それからインフラ点検、そして災害調査等の分野で利用されております。さらには無人航空機を用いて離島に物資を輸送するというような実証実験も行われているということで、今後多様な分野で活用されることが期待されている」 。

 農林水産省の官房審議官「現在、水稲の農薬散布、あるいは播種(種まき)こういった作業などに、昨年度で延べ約百五万ヘクタールの農地におきまして産業用の無人ヘリコプターが活用されております。今後は、例えば農作物の生育調査等々、さらなる利用拡大も期待される」。

 警察庁の官房審議官「例えば、小型無人機を災害現場における被害状況の把握や被災者の捜索等に活用することが考えられる」 「交通事故が発生をした際に、交通事故の状況を明らかにするために事故現場での実況見分に活用している」

 としました。

 今後は、民間企業を入れたとりまとめが官邸主導で行われることになりました。

 法改正は、国交省所管の航空法に加えて、総務省所管の電波法の見直しが必要になることもありそうです。

 とりまとめ次第では、平成28年2016年秋以降の国会に法案が提出されます。

このエントリー記事の本文は以上です。
(C)宮崎信行 Nobuyuki Miyazaki 
(http://miyazakinobuyuki.net/)

[お知らせはじめ]

「国会傍聴取材支援基金」で、日本唯一の国会傍聴ブログにご協力ください。

「国会傍聴取材支援基金」の創設とご協力のお願い

郵便局(ゆうちょ銀行)の口座から、毎月自動で送金することができます。自動送金は、金額にかかわらず、手数料毎月123円です。通帳、印鑑、名前を確認できるものの3点セットで、郵便局の窓口でお手続きください。 

この無料ブログ(goo)のほかに、有料版の宮崎信行の今後の政治日程(有料版)レジまぐ)を発行しています。購読料は、月864円(税込)となります。購読方法は「レジまぐ」(メディア・インデックス社)まで。

このブログは次の下のウェブサイトを活用して、エントリー(記事)を作成しています。

衆議院インターネット審議中継(衆議院TV)

参議院インターネット審議中継

国会会議録検索システム(国立国会図書館ウェブサイト)

衆議院議案(衆議院ウェブサイト

今国会情報(参議院ウェブサイト)

各省庁の国会提出法案(閣法、各府省庁リンク)

予算書・決算書データベース(財務省ウェブサイト)

民主党ニュース(民主党ウェブサイト)

goo 政治ニュース

インターネット版官報

[お知らせおわり] 



 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿