懐かしいお子様ランチ

週刊新潮に壇密さんが、お子様ランチのことを書いていました。

大人のランチに憧れていらっしゃったとか、

私は子どもの頃お子様ランチを見たこともありませんでした。

姉たちが、お子様ランチのチキンライスに日の丸が挿してあった、

美味しかった。私はもう戦争で配給の食料で母が作ってくれた

ご飯しか覚えがありません、かすかに覚えているのは、

父がおめざのおやつと言ってジャムが付いたビスケットを

くれたこと、風邪を引くとフルーツサラダという瓶詰めを

食べさせてもらえたことぐらいです。

姉たちが話すシュークリーム、ショートケーキ、カステラ、

シベリア、豆大福、

夢に見たわなんて言っていますが。私は実物を知らないので

夢に見ようがありません。


成人して会社のテニス部に入って、練習の帰りは、必ず、

市川の山崎レストランでビールを飲み、おしゃべりをして

解散でした。

あるときお子様ランチを食べているお子さんがいました。

食べたいな～思い切って注文しました。

みんなに笑われながら食べました。旗は付いていたのかしら、

年上の友人たちは、あの頃日の丸が付いていたよな～なんて言っていました。

次の時は、別の人が食べて、一度に注文するのは恥ずかしくて、

交替で注文して食べました。

みんな食べたかったのね。

あの時のみんなはどうしているかしら、私はその時の仲間の一人と

結婚しました。テニスで結ばれたとからかわれました。