人を好きな感じがわからない…それもあり、草なぎ剛さん

2015-03-03 20:22:55 | 恋と愛・結婚

 

                  ハマナスの実と旭橋です。初夏には、濃いピンク色の薔薇のような花が咲きます。



SMAPの草なぎ剛さんが、TV番組「SMAP×SMAP」で、意外なことを、東出昌大さんに、言ったそうです。

東出昌大さんは、今年正月に、女優の杏さんと入籍。

毎日見ていた、NHK朝ドラの「ごちそうさん」のご夫婦役の方々が、現実になったのですね。

 

草なぎさんは「結婚とかさ、早いよね。早いっていうか、すげーな、っていうか」

SMAPとかは関係なしにと切り出し、

「おれ、結婚とかは今分からないし、なんか、愛せない。好きな感じがよく分からない」などと。

 

もっと聞かないと、人を愛せないとはどういうことなのかわかりませんが。。。

今現在の関心がそういうことにないのか、そういう感覚が薄いのか。

 

 

独身の人が増えているのは、経済的な自立が困難ということもありますが、こんな感覚もあるのかも。

あるいは、自分自身の道を、まっしぐらに突き進んでいるとか。

 

 

 

恋愛の悩みと言えば、相手がいないとか、成就しない辛さが浮かびます。

が、こんなふうに思っている人もきっとたくさんいるんですね。

そういう人は、あまり人に言うことでもないでしょうから、見ていたら安心したかも。

 

でも、すごく無理して恋愛することも、結婚することもないし、却って不幸な感じがします。

昔は、家の継承という大きな期待というか役割がありました。

 

今は、人それぞれで色々で、それはそれでいい時代になってきました。

それに、悩んでいるということでなく、自分は、今そうなんだ~と言っているだけかも。

 

草なぎさんは、一時、いろいろあって抑圧されているのかしら、なんて思った時代もありました。

芸能界という、特殊な世界で。

今は、すっかり、その中に身を置いていて、素直に今回のようなことを言えるのはいいのかもと思ったりしました。

 

それでは、また。


お雛様に思う、男と女

2015-02-25 19:47:39 | 恋と愛・結婚

                                                

お雛様と言えば、武田鉄矢さんかビートたけしさん(はっきりしないでごめんなさい)のお母さんのことです。

「家にはどうしてないんだ」と言って駄々をこねる、子供。

「これが、お雛様だ!!」と、タンスを少しずつ開けて段々にした、母。(笑)

ひらめきもあって、堂々とした母親です

 

このお雛様は、高さ10センチほどの豆雛です。

これも、対だな~と思ってしまいました。

 

世の中は、陰陽で出来ている。

裏と表、昼と夜、明と暗。。。そして、男と女。

なぜ、「あの人に惹かれるのかわからない」という問に、一番、簡潔明瞭なのは、男と女だからではないでしょうか。

そしてそれは、自然なこと。

 

お釈迦様は、人間の煩悩の中で一番苦しいものは、渇愛だから、それを滅ぼさない限り、心の平安も真の幸福も得られないと説いています。

渇愛とはエロスを伴った愛欲のことです。

成就できればいいのですが、そうならない時は、死ぬほど激しい苦しみが伴い、やつれたりする。

その苦しみを、人は、どうしているのでしょうか。

 

そして、それはいくつになってもあるのですから。

瀬戸内寂聴さんの、嵯峨野の寂庵に訪れる女性の悩みは、ほとんどが、病苦と愛欲の苦しみだそうです。

どうしてこんなことになったのか嘆き。。

嫉妬で苦しんだり。。

 

寂聴さん自身は、先月も、徹子の部屋で「私は、いつも恋をしているのよ」などと、笑って話されていました。

きっと、恋はしているけれど、それに囚われず、生への力にしているのだろうなと思いました。

ぜひ聞いてみたいものです。

それでは、また。


恋なんかしなくてもいい

2015-01-31 15:22:59 | 恋と愛・結婚

                                                         

若者が悩んでいる恋愛の悩みで、一番多いものは、出会いがない、チャンスがないということだそうです。

考え方を二通り。

チャンスは作るものだということ。

何もしないで、思っているだけでは、出会いのチャンスはやってこない。

趣味でも仕事でも、なんでも。。

何か行動を起こそう。

 

もう一つは、出会っていても、自分から心を閉ざしていること。

自分の恋愛に対する眼鏡のようなものがあって、ごく狭い対象の人しか目に入らない。

意外とこういう人が多いかも知れない。

 

クリスマスの時なんか、TVのCMをみたら、みんなが恋愛をしていて、自分だけが一人見たな気がする。

どうせ自分はと思って、価値がないような気がしたり、さみしくなったり、悩んだりする。

 

でも、世の中の「みんな」というものほど、あてにならないものはない。

恋愛したいからする、というだけでは、別れが来て、また、続かない悩みが来る時もあり。。

 

恋は、はらってもはらっても、何時の間にか、その人のことを考えてしまい、心苦しくなる、そんなんです。

サミシイカラではなく。

そういう相手が現れるまで、恋なんてしなくてもいい。

 

運命の人がきっと現れる瞬間がある、それを逃さない感性をもつ。

自分というものがある  ”わたし” でいてください。

そして、その時こそ、素敵な恋をしましょう。


愛は、自分の向こう側に連れていく力

2015-01-23 21:27:52 | 恋と愛・結婚

                           

今日の私の星座占いの、キーワードは、「愛」でした。(笑)

そこで、そのコメントに、面白い表現を見つけました。

 

『誰かを愛するということは、

「自分を守ったり支えたりしてくれるもの、というよりは、自分を外の世界に開放してくれる力」に近いものではないだろうか。』

 

以下、私がそこからくみ取ったことです。

(読まなければならない本を前に、そんな気持ちになってしまいました。)

 

私たちは、誰もが辛かったり悲しかったり、悩みを抱えたりして生きています。

いつの間にか老いていき、体力は衰え、今までできていたことも出来なくなってくる。

過去を悔いたり、これからを不安に思ったり、それでも、毎日毎日、自分で自分を生かしていかなければならない。

 

それだけでも、大変なことなのだが、愛は、さらに「その向こう」に連れて行こうとする。

自分のことだけでなく、「他者」のことまで「よくしてあげたい」というように思う。

 

そういう対象を得た時、自分の「向こう側に」に行くことができ、今までの世界と違うところに行く。

そんなふうに、自分を外の世界に解放してくれる力みたいなもの。

自分の人生に新しい意味を与えてくれて。

・・・・でしょうか。

 

一言でいえば、「それでも、相手のために」と思う、与える力、成長する力、強さかな。

なんか、そうだなあ~と思いました。


ぶっちゃけ寺から良寛さまの恋愛

2015-01-16 21:06:43 | 恋と愛・結婚

                                                     

ぶっちゃけ寺の記事の時に、良寛さまのことを書きました。

りょうかん て、誰?・・・一休サンではありません。(笑)

 

新潟県の出雲崎、350年も続いたお金持ちの旧家に、長男として生まれた。(江戸時代の後期のこと)

結構、若い時は遊んでいたが、なぜか18歳の時、急に寺へ駈け込んで、僧になった。

曹洞宗の禅僧として厳しい修行や旅をして、晩年は、故郷の出雲崎に戻り、海辺の小さな庵にすんでいた。

 

子供が大好きで、一緒にかくれんぼをして、隠れたまま日が暮れ、子供は皆帰ってしまった。

良寛さまは、翌日もそのまま、村人に何をしていると聞かれたら、「しいっ、子供に見つかる」と言ったという。

 

70歳の時、40歳位年下の「貞心尼」という、尼さんに出会い恋愛関係になった。

(なんでも貞心尼さんが積極的でとのこと。。)

亡くなるときも、貞心尼に、看取られた。

 

二人が交わした歌が、たくさん残されている。(結構離れて住んでいたとのこと)

 

死病に倒れた良寛さまは、切なくも 早く会いたいと歌を送る。

   『あづさゆみ春になりせば草の庵を とく出てきませ会いたきものを』

駆け付けた貞心尼を見て、素直に喜んでいる、良寛さま。

   『いついつと待ちにし人は来たりけり 今はあひ見てなにか思わん』

 

素直で、美しい。

 

私は、高校時代に、友人達とこの庵を訪ね、お坊さんと尼さんなのに・・とか言って、面白がっていました。

(えっつ、まじ~、そんなのあり~!!でしょうか)(笑)

今は、プラトニックであろうがなかろうが、二人の愛に、人として感動するものがあります。