ビルマの竪琴…そうしないではいられないこと

2014-12-01 19:07:08 | 心のつぶやき

                         

今日、BSTVで、「ビルマの竪琴」1985年版 市川崑監督、中井貴一主演をみました。

古~い映画で、初めて全部見ましたが、感動しました。

<あらすじ>

太平洋戦争の終戦の頃、ビルマでのこと。ある部隊の水島上等兵は、ビルマ伝統の竪琴「サウン・ガウ」が得意だった。やがて日本は無条件降伏する。水島は、三角山でたてこもる別の部隊を、出てくるように説得に行ったまま、消息をたった。

収容所で、水島の仲間は、彼の安否を気遣っていた。その前に現れた、水島によく似た、肩にインコを乗せた僧を水島ではないかと思う。

日本軍が帰国する前日、僧が隊員達の前に姿を見せた。収容所の柵ごしに隊員たちは、よく歌っていた『埴生の宿』を合唱する。僧侶も、涙ながらに竪琴を合唱に合わせてかき鳴らす。

彼はやはり水島上等兵だった。皆の、「一緒に日本に帰ろう」という呼びかけに、どうしても応じられない水島。『やっぱり自分は日本に帰るわけにはいかない。』という思いをインコの声に託す。

三角山から怪我をして旅する間に、累々と積まれた、日本軍の屍の山をみて、弔わないではいられなかった。

それが、自分の天命だというように。

 

後先も考えずに、どうしてもそうしないではいられないこと、何かに動かされることってあると思います。

 

追伸  今日亡くなられた、菅原文太さんも「ビルマの竪琴』に出演されていました。