しっくりくる本 103歳になってわかったこと・・・篠田桃紅さん

2015-06-02 20:57:15 | 最近読んだ本

              

    誰にも言えない・・話してみませんか   楽になる・気づく・新しい一歩へ 

       心の相談室 旭川こころカウンセリング   http://kokoro-counseling.net

 

考え方がとても柔軟な方です。

篠田桃紅さん。103歳。書道家。独身。

 

100歳前後の方の書いた本を、何冊か読んでいますが、この方の考えには、最近になくしっくりきます。

 

 

どこが。。。でしょうか。

 

長寿を願ったこともなく、死を意識しているわけでもなく、淡々と毎日を生きていること。

人が生まれて死ぬことは、人間の知能の外、人の領域ではないと思うから。

人の領域でないことに、思いをめぐらせても真理に近づくことはできないから。

それなら、一切を考えず、毎日を自然体で生きるように心がけるだけ。

 

こんな風には、なかないきません。

執着があるからです。

私も、執着が激しく、いつも葛藤しています。

 

年をとり、人はできることとできないことがあることを思い知る。

そして、悲しいというよりあきらめる。

 

ここまでこれだけのことをした、まあ、いいとしましょうと。

老いるということは、天へと続く、悟りの階段を上がっていくことかもしれない。

自分を俯瞰してみる。

 

いつ死んでもいいと心から思っている人はいない。

心から自分は無用で、いなくてもいい存在だと、決して誰も思いたくないはず。

 

人生は未完。

 

よく、「いつ死んでもいい」とかいう人がいます。

私は、そのたびに、本当だろうかと思います。

私は悟っていない、未熟だと思ってしまいます。

 

人間も自然の一部として生まれてきただけ、と思えば気負いもなくなる。

 

ああ、そういうものなんだなあと、改めて思います。

 

長くいきたいと思うのは、動物としての本能。

年老いるとそうなる。

 

本当に、若いころは、死ぬこと自体を考えていません。

 

自分の心が道をつくる。

何歳からでも始められる。

人には柔軟性がある。これしかできないと決めつけない。

完璧にできなくったっていい。

 

面白がって、夢中になることをしよう。

そうすれば、思い残すことが少ないかもしれない。

人生の楽しみは無尽蔵。

 

これは真理だと思います。

私も励まされ、面白いこと楽しいことをやりたいと思っています。

完璧でなくてもいいから。

 

それでは、また。