今、NHK100分de名著 良寛詩歌集が放映されています。
越後の国、出雲崎という漁村に、お堂というか草庵を見に行ったことがあります。
高校生の時のこと。
小さな庵でした。
地元には、子供たちと無邪気に遊ぶ、良寛さんで知れ渡っています。
生涯、お寺を持たないで、乞食として過ごした良寛さん。
いろいろ書こうと思いましたが、やめます。
にわか仕込みの知識になってしまいます。
やっぱりこの句はいいと思って、辞世の句を紹介します。
似た形の2首が伝わっているそうです。
形見とて何か残さん春は花山ほととぎす秋は紅葉(もみじ)ば
形見とて何残すらむ春は花夏ほととぎす秋はもみぢ葉
大切に想っていた、若い尼 貞心尼に贈ったのでしょうか。
人間は、自然の一部
この世に生かされていることを感謝して。
それではまた。