いい絵本には、力がある…葉っぱのフレディ・いのちの旅

2015-03-09 22:17:56 | 忘れられない本

                                                          

いい絵本には、すごい力があります。 

子供、いえ、大人の中の素直な心に響いてくる気がします。

声に出して、語れるのがいいですね。

 

「葉っぱのフレディ・いのちの旅」 レオ・パスカーリア作  みない なな訳  島田 光雄画  童話屋発行

日野原重明先生が、ミュージカル化を実現させていらっしゃいます。

また手に取ってみたくなりました。

 

葉っぱのフレディは この春 大きな木の梢に近い 太い枝に生まれました。

ひとつとして 同じ葉っぱはありません。

 

ベンやクレアや みんなで大きくなりました。

ダニエルは、色々なことを教えてくれました。

 

夏になって、涼しい木陰を作ったり、涼しい風を送ったり。。

人はその木陰で 楽しそうに たくさんの話をしていました。

 

そして 霜が来て 一気に紅葉して 風が変わりました。

「さむいよう 怖いよう」  引っ越しをする時期 とうとう冬がが来たのです。

 

「僕はいやだ。ぼくはここにいるよ!」

「死ぬということでしょ」

 

ダニエルは 「変化しないものは一つもない」 と言いました。

死ぬということも変わることの一つ。

 

ダニエルもいき 一人になりました。

 

初雪の朝 フレディは 迎えに来た風に乗って 木を離れました。

その時 初めて木を見ました。

 

がっしりしたたくましい木 ダニエルから聞いた「いのち」という言葉を思い出しました。

いのちは永遠に生きている。

 

フレディは知りませんでしたが 枯れ葉のフレディは 土に溶け込んで木を育てる力になるのです。

 

また 春がめぐって来ました。

 (抜粋、要約しました)

 

死に向かう、心の準備が必要といろいろな取り組みがされ始めました。

本質的なお話だからこそ、子供や大人の素直なこころに響くのではないでしょうか。

 

今日は、「いないないばあ」など、多くの人に親しまれ、活躍された、松谷みよこさんの訃報が公表されました。

いい絵本は、幾つになっても愛され続けます。

それでは、また。                             


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