おはようございます。
今日から、7月ですね。
昨日は、東旭川神社の夏越し(なごし)の大払いでした。
正月から半年間のケガレを祓い、残り半年の無病息災を祈願するという意味だそうです。
この茅の輪を、くぐるのですが
神主さんを筆頭に、参加者がそれに続き
皆で、言葉を唱えながら、3回くぐります。
祓いたまえ清めたまえ・・・
最後に「蘇民将来」というのです。(そみんしょうらい)
これは何だろうか?
その由来・・・あの素盞鳴尊(すさのおのみこと)の時代にさかのぼるそうな。
奈良時代に編集された備後の国風土記(びんごのくにふどき)によれば
ヤマタノオロチを倒した素盞鳴尊(すさのおのみこと)が、
南海で旅をしている途中、蘇民将来(そみんしょうらい)、巨旦将来 (こたんしょうらい)
という兄弟のところで宿を求めた。
弟の巨旦将来は裕福であったにもかかわらず宿泊を拒んだのに対し、
兄の蘇民将来は貧しいながらも喜んで厚くもてなしました。
その数年後、再び蘇民将来のもとを訪ねた素盞鳴尊は
「もし悪い病気が流行ることがあった時には、
茅で輪を作り腰につければ病気にかからない」と教えられました。
そして疫病が流行したときに巨旦将来の家族は病に倒れましたが、
蘇民将来とその家族は茅の輪で助かったというのです。
この言い伝えから「蘇民将来」と書いた紙を門にはっておくと災いを免れるという信仰が生まれました。
茅の輪も当初は伝説のとおり小さなものを腰に付けるというものでしたが、
しだいに大きくなって江戸時代初期になり、
大きな茅の輪をくぐって罪や災いと取り除くという神事になったという事のようです。
情けは人のためならず。。でしょうか。
由来はともかく、この緑の茅の葉が青々として
神社の神木や緑の木々が、とても清々しく、
少し暑かったのですが、気持ちがよくて
穢れも取れたような。。気持ちがあらたまりました。
皆様も、今日から、また、新しい気持ちで
暑い夏を元気で過ごされますように。