夜勤は、勤務につくまでが、いやでしたね~。(笑)
皆が寝ている時に、自分だけが布団から出なくてはならない、あのけだるさ。
今日のような、冬の冷えた日は、いっそうです。
(夜勤の看護師さん、お疲れ様です)
でも、白衣を着て、病棟に向かえば、シャキッと、仕事モードになります。
(不思議ですね~)
すごく好きだったのは、空がが少しずつ青くなって、だんだん夜が明ける時。
患者さんのラウンド(患者さんの観察や処置)が、一段落して、窓から、外を眺める時。
研ぎ澄ましたような、冴えた空気。
患者さんが、眠れているかな、具合悪くないかな.
ああ、大丈夫だと、安心して、外を眺める。
消灯までの戦争のような時間がうそのようだ。
優しい気持ちになる。
医療の内容が、濃密になるにしたがって、ピーピーという、アラームの音が増えていった。
やってもやっても終わらない処置や、ナースコールの嵐の時も。
夜中の緊急事態。
音をなるべくたてないで、でも、走る。
そんな日も多かったけれど、やっぱり、空気がピーンとなった、青い夜明けは忘れられない。
患者さんにも、私にも、みんなに、「朝になったら」って、新しい何かが来る気がして。