最近、姿勢がよくなったといわれました。
かなり、あきらめていました。
残念ながら、まだ、長い時間は続きません。
猫背傾向で、姿勢をよくすると思うと、おなかをそりだす癖があります。
胸を、上に持ちあげることが、少し身についてきたのだと思います。
不安感にかられると、背中は曲がり、力が抜けます。
ちなみに、力が抜けるのと抜くのは違う。
抜けるのは、くたっとふわふわした感じ、押されたらすぐに、ひっくり返る。
パニックのときなど、足に力が入らず、血の気の引いたようになり、たっていられません。
抜くのは、柔らかい感じで、押されても動かない。
リラックスは、この、力を抜いた状態というわけ。
昔の人は、着物で腰や背中をきめていました。
帯をすると自然に腹が据わるような感じです。
茶道の稽古で、ある宗匠が、お茶を練る(濃茶をたてること)時に、
「ここに力を入れるんだ」なんて、前から帯をバンバン叩いているのを見たことがあります。
着物は、服よりも、いろいろな細かいところに気を遣わなくてなりません。
そういうことで、気配りや、所作など身に着けてきた。
日本人は、着物を着ることで、自然に、心も、腹が決まる ような姿勢を作って鍛錬していたのですね。
腹が据わって、肩の力を抜くことができる。
究極は、武士。武道も。
きちんと背中を伸ばして、腹を落として、正座して、気持ちを込めて、「ありがとう」とお辞儀、礼をしてみてください。
心から、感謝の気持ちがわいてきて、心が強くなった気がします。
是非お試しを。
それでは、また。