ある本を探していたら、別な本を手に取ってしまい、結局その本を読んでしまったということありますか。
今日は、絵本『100万回生きたねこ』(佐野洋子 作・絵)に、目がいってしまい、写真まで撮ることに。(笑)
子供から大人まで、読み手によって、楽しくも悲しくも、考えることが様々な、奥深い本ですね。
100万年も しなない ねこが いました。
100万回生きて 100万回しんで 100万人の人から かわいがられても ねこは 一回も なきませんでした。
あるときは 王さまの ねこ。 あるときは どろぼうのねこ。 あるときは のらねこ。 あるときは。。。
ねこは だれよりも 自分がすき。
あるとき 白いねこに 出会い しろいねこの そばにいつもいました。
ねこは しろいねこと たくさんの子ねこを じぶんよりも すきなくらいでした。
白いねこがうごかなくなって ねこは はじめてなきました。
自分もうごかなくなって ねこは もう けっして 生き返りませんでした。
同じ読み手でも、どんな時に読むかによって、違うし、なにを思ってもいいのですよね。
今日は。。。
長く連れ添うようなテーマもあるけど、出会ったのは、隣の黒い犬でも、心からこれだというなにか、真理のようなものでもいいのだろう。
自分よりも好きなくらいの何か、大事にしたいと思える何か。
幸せって、笑っていることだけでないな、悲しいことが必ずついて回る。
(やっぱり、物事には、2面性ってある)
でも、どうしようもないことを、ぐっとこらえて笑う時、幸せって思えるといいな。
来世は絶対あるとも、ないともわからないけど、悟りをひらいたら、もう生まれ変わらないとインド仏教ではいうようです。
100万回も生きて、やっと出会えた、しろいねことは、一回生きただけ。
でも、それで、十分だったんだろうなと思っておりました。
私の本は、1978年 講談社発行 第5刷 880円 親友からのいただきもの。
カバーも黄色くなっております。(笑)