以前、ブログにも書いた「篠田桃紅さん」の本は、書店でも、売れ筋ベスト1だったりする。
どう、年を取るか。どう死ぬかは、超高齢者時代を迎えている今、最大の関心事といってもいい。
その著書「100歳の力」に、以下のような文がある。
おそらくいつ死ぬかなんていう不安を持つと、かえって体に悪いんじゃないかしら。
自分の中でそういうものを思わないようにしている癖が自然についたのかもしれません。
自分で自分を守るために。
嫌なことは考えないようにするような、そういう生き方が身についているのかもしれない。
なにしろくよくよするような癖が私にはない。
ああだったのかしら、こうだったのかしら、と思い返さないようにしているし、思わないようにしている。
そういうことが自分に備わっているから長生きしたのか、長生きをしたから備わったのか、たぶん両方でしょうね。
(ものを)つくっているときは一切忘れてしまっている。
そういうものから解放されるということは、生命体としてうまく生きられる秘訣かもしれません。
自分の持っているものを発散するかたちなんです。
くよくよしない人など存在するのだろうかと思うが、いるのだ。
ということは、自分もそうなれないこともない。
反省したり、深く考えたら、その後は、忘れよう。
一つのことに固執しない。
何かに夢中になっているときは、くよくよも忘れる。
年を取ってこそ、何か夢中になれるものを。
考えても仕方のないことは、考えない。
人間は、2つのことを同時に考えられないそうだ。
これから、篠田桃紅さんに、学ぶところがたくさんある。
それでは、また。