永遠の眠りに。。お母さんの白いネグリジェを渡してくれた、娘さんのこと。

2014-12-19 22:16:25 | 看護師だった頃・看取り

                                                    

看護師だった頃のことです。

お母さんが亡くなった時、娘さんから、「あんたたちのせいでしょ」と大きな声で責められたことがあります。

私が、娘さんに「大丈夫、つらいね」という気持ちで、肩に手をかけようとしたのを、振り払って。

 

自分では、一緒に最期の一時期を共にした気がしていましたが、到底、家族とは一緒にはなれません。

その場は、頭を下げるしかありませんでした。

どうしようもない気持ちを爆発させている、それも受け止めるのが仕事と思って。

看護師は、すぐ後で他の患者さんに、笑顔で向かわなければならないこともあります。

 

でも、娘さんは、お母さんに着せたいと、真っ白いネグリジェを持ってきていて、私に渡してくれました。

悲しみ、混乱、身近な人の死は、とても一言では言い表せません。

 

カウンセリングでも、クライアントさんの感情を受け止める、なんて言います。

「受け止める」って、静かだけれど、なかなかのエネルギーがいる。 


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