今日の北海道新聞の生活欄は、 『「みとり」の場を考えましょう』 でした。
人生の最期を迎える場は、病院から施設や自宅へ・・・厚生労働省は、在宅での「みとり」を推進している。
しかし、現実には、自宅でのみとりは減り続け、現在役8割が病院、診療所で亡くなっている。
1975年くらいで、在宅死が減り、病院、診療所は、増える一方となった。
2014年の年間死亡者は、126万人、2030年には、160万人へ。
在宅とは、自宅のほか介護老人施設や特別養護老人ホームも含まれるという。
自宅に代わり、施設での看取りは増えていく。
今の高齢者も、子供に迷惑かけたくない
施設へ入るのが当たり前、という流れ。
私の祖母などは、自宅で大勢の家族や子供、孫などにみとられたが、今はもう、一般ではない。
その時の、ケアの主は、介護分野の方たち。
看護師も、新人時代の初めての死は、衝撃的。
介護士は、なお、教育の点でも、経験の点でも少なく、不安だと思う。
看護介護にかかわらず、若い人は「死ぬこと」などあまり考えないのではないだろうか。
「若いということや生が尊ばれ」「老いるとか死ぬとかがよくない」という日本の今の状況。
でも、誰でも迎えるのにと思う。
映画でも、本でも、何か想像していく、話し合うことが必要だと思う。
経験値が少ないことをどうやって、補っていくか。
教育もそうだが、死に接したときの、心のケアがとても大事だと思う。
先輩は、よく話を聴いてあげてほしい。
また、自分の経験を話したり、若い人が、一人で、いろいろ思い出して考えたりしないようにしてほしい。
これから、ますます、介護の方たちが、施設での看取りの経験を積んでいく時代になってきている。
それではまた。