現代文の評論では対比がよく用いられます。
主な対比として、私の講義では次のものをあげています。
日本と外国
今と昔
精神と物質
常識・一般論と筆者の立場
プラスイメージとマイナスイメージ
先日、小林秀雄の評論を教えたところ、冒頭の一文が次のようなものでありました。
小説というものの一番普通の魅力は、読者に自分を忘れさせるところにある。
で、だ。
「普通」ってことは一般論やら常識なわけですから、作者である小林秀雄はそれを否定するわけですよ。
それを説明するときに「普通ってほめ言葉じゃないよね。××ちゃんと仲いいの? とかきかれて、普通とか答えるときって、実は仲が良いわけではないよね。だから、これから小林は普通のことを否定にかかるわけ」などと言ったところ、生徒さんらはすんなり理解してくださった。
だが、だ。
教室の隅で違う空気を感じた。
単に理解したのではない「にほひ」が2~3人からしたのだ。
あ! と思ったおいらは対応したね。
「なお、今の元ネタは『さよなら絶望先生』だから」
先ほどのにほひは安堵した空気に変わった。
あ。
アニメ化するんですね。
ぜひ、見たいなあ。
おいらの部屋には、テレビないんですけどね…。
主な対比として、私の講義では次のものをあげています。
日本と外国
今と昔
精神と物質
常識・一般論と筆者の立場
プラスイメージとマイナスイメージ
先日、小林秀雄の評論を教えたところ、冒頭の一文が次のようなものでありました。
小説というものの一番普通の魅力は、読者に自分を忘れさせるところにある。
で、だ。
「普通」ってことは一般論やら常識なわけですから、作者である小林秀雄はそれを否定するわけですよ。
それを説明するときに「普通ってほめ言葉じゃないよね。××ちゃんと仲いいの? とかきかれて、普通とか答えるときって、実は仲が良いわけではないよね。だから、これから小林は普通のことを否定にかかるわけ」などと言ったところ、生徒さんらはすんなり理解してくださった。
だが、だ。
教室の隅で違う空気を感じた。
単に理解したのではない「にほひ」が2~3人からしたのだ。
あ! と思ったおいらは対応したね。
「なお、今の元ネタは『さよなら絶望先生』だから」
先ほどのにほひは安堵した空気に変わった。
あ。
アニメ化するんですね。
ぜひ、見たいなあ。
おいらの部屋には、テレビないんですけどね…。
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