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あわら・三国・東尋坊や永平寺といった福井県の嶺北地方では、正月から床の間に天神様の掛け軸を祀り、天神様の命日である1月25日を「天神講」として焼きガレイを供えるそうです。カレイをお供えする由来には、菅原道真公(天神様)がカレイを好んでいたとか、アカガレイが旬で脂がのって美味だとか、庶民も手に入れやすい尾頭付きの魚だとか諸説あるようですが、子供たちの健やかな成長や学業成就を祈り、家族で行う福井の行事、風習ということです。
あわら病院でも小児患者さんの成長を祈り、また地域の風習を体験していただこうと、1月25日(火)天神講の日に「カラスカレイの照り焼き」をお届けしました。
大寒を超えて少しずつ日が長くなっているのを感じます。徐々に春の兆しがあらわれてくるのを待って…。どうか暖かくしてお過ごしください。
(栄養管理室 T / O)