食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『回想旅行記、DMZ、板門店Ⅱ』

2013年11月20日 17時01分20秒 | 旅行

板門店は重要な役目を担った場所であるが、建物や周辺の設備などを見学しても、特

別な感慨を持てる場所ではない。ここの意味と意義を噛みしめ、平和の有り難さを再認

識する場所だと思う。

近くにある展望台からは北のDMZエリアを望むことができる。北の緩衝地帯2Kmの幅に

は夥しい数の地雷で埋め尽くされていると説明されたが、韓国のエリアがどういう状態な

のか説明はなかった。

イムジン河、水清く・・・の歌詞にある『水鳥自由に 群がり飛び交うよ』統一展望台でイム

ジン河を見た時、鳥は自由に飛んで北と南を往来していた。ここでも同じように鳥には国

朝鮮側を丸裸にできない。北の兵士は薪にも困窮しているから本当は伐採して暖に、料

理に使いたいだろうが・・・ここへの行きだったか帰りだったか定かではないが、北と接続

されている韓国最後の駅、トラサン駅を見学した。確かに線路はあるがどう見ても列車が

走りそうもない雰囲気の駅だ。立派な建屋はあるが周辺を含めて殆ど人の姿はない。もし、

交流が始まるとか、多少でもその兆候があれば、この辺りの賑わいをみせてくるだろう。駅

の中に入ると奥の方に韓国最後の駅としてスタンプを押すことが出来る。

パスポートに記念として押すのもいいとガイドのお勧めもあって、私たちもペタリ。物は考え

ようで北との友好を象徴とする駅にするならば、韓国最北端、最後の駅ではなく北朝鮮へ

の始まりの駅になる。今のところ、関係は天秤の様に振れて安定しないから、どちらの位置

づけになるのかは分からない。


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