昨日、所属する炭焼きクラブの年に1度のレクリエーションがあり、呉市のやまとミュージ
アムに出かけた。集合が7時50分ということだから、私にとってはいつもよりずっと早起き
の6時半に布団から抜け出す。折角のレクなのに生憎の雨模様だが目的地の天気予報
は曇り後晴れとなっているから
、現地での行動に不自由することはなさそうだった。小雨の降りしきる中、総勢26名人で
バスに乗り込み、夏前だったか開通した松江自動車道路を走って三次東経由で呉市を
目指す。この道路、途中までは走ったことはある三次までの全線を通しては初めてのこと。
少々前のこと、妻とこの道の開通で広島空港に車で行くのに随分と楽になりそうだから、
どんなものか走ってみるかと話していた。そして今回は三次までの検証が出来るので、そ
の状況確認も兼ねていた。以前のように大回りしないで自動車道で三次に約1時間で行
けるから、これだと岡山空港に行くのとあまり変わりなくなり、私たちにとっては大幅な改善
になる。海外旅行に行くことが簡単になったが、今度は出発地の選択が広がり更に便利
になり益々、楽しみになって来た。頓原から長いトンネルに入りトンネル内で県境を渡り、
広島県側に出ると真っ白な雪景色に一同、ビックリ仰天。島根県側でその兆候があり広
島もその延長なら話は分かるが、その逆だから驚きは倍増する。
空は山陰の冬に見られるどんよりとした厚い雲、水分を含んだ重い雪がボタボタと降って
いる。暫くの間、雪景色を見ながら中国山脈を下ると、やっと山陽側の天気に戻り日差し
も差してきた。
呉には昼食を摂るタイミングで走行することになっていたらしいが、雪はあったものの余り
にも順調で、安佐PAで臨時の休憩をとり時間調整をする。食後向かったやまとミュージア
ムは日本人なら誰でも知っている、第2次世界大戦に造られた世界最大級の戦艦。機能
や規模は他国の軍艦を大きく凌ぐものを持ちながら、これを活用する戦術を展開できず、
最後は哀れな結末を迎えることになった。
戦艦大和のうんちくは別として、当時の資料や残されたものを組み合わせ戦艦の能力を
説明している。どこの国でもそうだが、軍事に関する技術開発は後々の民需品に応用さ
れることが多く、ある意味ではそうしたものの先駆けになっている。やまとの技術は現代に
引き継がれ実用に寄与しているものもたくさんあるが、同様のものを製作しようとするとコス
トがかかり過ぎて叶わない物もあるそうだ。過去のこと、現在との比較で物を考えないと、戦
艦大和は素晴らしかった。日本の技術で新しい戦艦大和を作ろう・・・・と宣伝することも可
能、一方ではこんな悲惨な経験はすべきではないとの反面教師の役割を持っているのか
もしれない。
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