食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『笹百合が咲いていた』

2013年06月21日 18時24分57秒 | 日記

先週、旅に出る前には笹百合の蕾は未だ固そうで、かえって来た頃が丁度見ごろ

になるのではないかと思っていた。しかし1週間の旅から帰ってみると季節の時計

は、それよりもずっと早いスピードで針を回していた。

山小屋の周りの笹百合たちが咲き始めており、全部で10本ほどしか見えないが、

次々とラッパのような白い蕾がはじけそうだ。小屋の周辺は雑木に覆われていた

のを開拓した所だ。もう10年以上も前の事だが、それ以来この地には笹百合の花

が咲くようになった。正しくは昔、この地は田んぼだったから周囲は、今のような光

景で恐らく笹百合が咲いていたと思われる。人が手をかけなくなったこうした場所

の大地には太陽の光が届かなくなり、野花たちも朽ち果ててしまう。乱開発はよろ

しくないが、人の手が入る場所でなければ、こうしたありふれた自然も保てないと

言うことだ。

『山は、こると(雑木を倒伐したり下刈りをすること)笹百合やワラビなどが生え始め

る』といつも糸さんが言っていた言葉を思い出す。本当に、その通りだ。この周辺

の山々を綺麗に『こってやれば』笹百合が点々と咲き、強い百合の香りを漂わせ

てくれるだろうなー。

たった1週間の時間は畑の小梅の収穫時期まで狂わせて、黄色く熟れ過ぎ大半

が落果し、周囲を甘い香りで包んでいた。木には少しの実が残っていたが、収穫

して漬けるほどの量はないので、このまま放置することにした。

梅の収獲といえば、私の所属するNPOで栽培している梅園では約100Kgの梅が

採れた。これも旅の途中に行われたことだが、昨年は3Kgほどしかなかったから、

木の成長も順調にいっている証しだと思う。

   

            笹百合                    アザミ

 

          山つつじ                      自生のショウブ

                           梨の実

                  ブルーベリーの実 

                   以上、山小屋のプチ自然


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