糞ったれ、その2
今年は28メガ帯がすこぶるご健勝でこれまで21メガ带であまり聞いたことのない国
が聞えたり、21メガ帯より活気を呈した日もある。
ガサガサと騒がしい21メガ帯から逃げ出してXX局の真似をてコマメに聞いてみると
小さなパイルがあり暫くしてからA51PN(ブータン)だと判りルンルンとパイルに参加、
初めてのブータンだ。さて、ブータンなる国の無線での価値は?と、何年も運用され
たことがなく世界中の要望度は第10位前後の国ではありませんか。これは誰が何と
言おうと大金星。カードの発行はアメリ力人がやってくれるし入手には殆ど時間が解
決してくれると安心していた。予想しない展開は突然に訪れる。アメリカに送った手
紙は受取人が転居して行き先不明という理由で返送されてきた。
Return to senderの赤いスタンプ。
仕方がないのでコールブックに記載されている本人に手紙を出す。
数ケ月経ったある日、会社の連中と飲み歩き家に帰るとエアメールが来ていた。
かなり迷丁していたが憧れのブータンからの返事であることは直ぐ判り、急いで封
を切り覗いてみるとカードが見える。カラー写真風のカードで私のものによく似て
いる、ながれいし、流石、ブ-タンいいぞと取り出すと言葉が出ない。
『ゴメンナサイ、私は1982年から運用していません』
同封のカードは私のものが返送されてきただけのこと。
お見事、扇子パタパタ。
パイレーツ(海賊の意味だが無線の世界では偽物の無線局をいう)だと理解する時
間は要らなかった。男が女を騙すのはよくある。私の家内もそうだったのだから許さ
れる。だけどな、俺はオカマじゃないんだから、男が男を騙すな。
糞ったれ、その3
著名なDXer のことである。過去に何度も咽喉から手の出るような国に行ったことも
ある御人、カードの発行も確実で早いと評判は上々である。この方、高嶺の花とな
っている、ある所に出かけて世界中の、ハムに大サービス。私も、その恩恵に預かり
交信でき貴重なニューを得て、早速にカードを送ると早い返事が来た。『カシオコン
ピュータの英文カタログを送って欲しい、ついては貴方にプレゼントがあります』手
紙と交信した覚えのないQSLカードが入っており、おまけに架空の交信データが記
入されていた。それは、どこに出しても通用する、ただ私がその気になりさえすれば
だが。カードは堅くて鼻紙には使えないしメモ用紙にもならない。今度、チリ紙交換
に出うっと。えーと、年の瀬を迎えて女々しく戯けたことばかりほざいておりますが
大半の人は清く正しくQSL-ingしておられる訳でして、こういう人に出会うとついつ
い興奮してしまい申し訳ありません。
先人は罪を憎んで人を憎まずと申しておられます。心を広FB(Fine Business)なQSL
といきたいものです。今宵はこれまでに致したいと存じます。
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