北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

フォークリフトの作業免許取得

2024-04-20 23:56:33 | Weblog

 

 昨日と今日の二日間で、フォークリフトの作業免許を取得してきました。

 今年の冬に取った大型特殊免許は、様々な大型車両で公道を走るための免許で、大特に分類される様々な作業機械はそれごとに作業免許を取得しなければなりません。

 前回はバックホウ、ブルドーザー、ホイールローダーという整地系建設車両の作業免許でしたが、今回はフォークリフトの免許です。

 フォークリフトも、1トン以下の小型のものならば3日間くらいの特別教育で作業できるのですが、大特を取ったうえでフォークリフトの作業免許を取得すれば1トン以上の上限のないフォークリフトも運転することができます。

 大きなものでは港でコンテナを積み下ろしするようなものから林業で原木を運ぶようなものまでありますから用途は広いです。

 ただ、重たいものを運ぶのでやはり転倒などの事故も多く、作業には訓練と慣れが必要です。

 
 昨日一日は朝から晩までフォークリフトに関する各部の説明、力学、関連法制度などの説明で最後に試験がありました。

 一日中の座学というのは案外しんどいものでしたが、聞きなれない単語もあるので寝ているわけにもいきません。

 
 一日経った二日目の今日は朝から実際にフォークリフトに乗って作業をする実地練習と検定です。

 フォークリフトは車体の前についているフォークを上下させたり傾けたりして作業をしますが、今日の練習と検定は、パレットに積まれたコンクリートの塊を台から下ろして運搬してまた元に戻すというもの。

 フォークリフトの荷役機械部分は上下と前後の傾きという日本のレバーがあるだけで、あとは運転のための前後進レバーと、ハンドル、アクセル、ブレーキがあるだけ。

 一見簡単に感じますが、作業は合間合間に確認の言葉を発しなければいけないので、それに気を取られると作業がおろそかになり、作業に集中すると言葉が出てこないということで、まずはそこへの慣れが大切になります。

 またフォークリフトの運転では、運転方向の切り替えは後方の車輪が動くことで向きを変えるのが最大の特徴。

 細かい取回しが可能な反面、自動車のハンドル感覚とは全く違うので慣れるしかありません。

 台の上に置かれたパレットにフォークを差し込んで持ち上げるのにも角度などに微妙なコツがあって、それも慣れるのに一苦労。

 今回は12人の受講生に対してフォークリフトが2台ということで、6人で1台を使いまわして練習しましたが、3回しか運転することはできませんでした。

 それでも頭をフル回転させて、(次に何をするか)を懸命に思い出しながらの操作を行います。

 自分以外の人が作業しているときは、「あ、あの声出しが抜けた」とか「手順を一つ飛ばした」とか「ハンドルを回すのが早い」など不手際が良く分かるのですが、いざ自分がやってみると頭が真っ白になる瞬間があって、冷や汗のかきどおしです。

 一緒に受講した人たちとは同じ思いを共有できるのですぐに打ち解けて、「あそこが難しいポイントだ」とか「先生にこういわれた」などの情報を共有しながらお互いにスキルを高めるための協力関係が結べます。


 その中の一人に「どうしてフォークリフトの免許を取ろうと思ったんですか」と訊いてみると、その方は「定年になって長距離トラックを降りたんですが、小さなトラックでも荷物を運ぶときに荷待ちがあって、自分で積み下ろしができればその分時間が短縮できるというメリットを感じまして」とのこと。

 まあ何でも「できる」という事は良いことなのだと思います。

 結果的に全員合格で喜びを分かち合いました。

 フォークリフトって、様々なアタッチメントがあってそれらを駆使するといろいろなものが楽に運べるので面白い機械です。

 
 たまには脳の使ったことのない部位をフル回転させる経験と言うのも面白いものです。

 さて次は何にチャレンジしましょうか。 

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