北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

おやじの会の会誌作成

2006-03-25 23:41:20 | Weblog
 天気はよいのですが気温は低め。それでもこんな日は家の周りの雪を道路に播いて解かす雪割り日和です。

 2本の先のとがった鉄製のピンを備えていて、硬い氷を上から割るのではなく下から持ち上げて効率的に氷割りをする道具が「ぴっける君」として売り出されていました。お値段は3千円くらいで、これは欲しい道具です。

【おやじの会の会報作成】
 午前は雪割りと氷割りに使って、午後はおやじの会の今年度の会報作成のために中学校に集合です。

 1時の集合時間に三々五々集まってきたおやじの面々ですが、広報担当のお父さんがまだメールで集まってきた文章から原稿を起こしているところでした。

 なんだかんだ言っても、一年間に渡って行ってきた事を記録として残そうと思うとそれなりの分量になるものです。少しずつでも作っておけば良かったのと、会報作成に向けて会員のお父さん達にお願いした原稿がなかなか送られてこない事が作業遅延の原因です。

 会報の柏葉は五つの柏の葉からなる中学校の校章からきたものです。会報の題字は毎回校長先生に書いてもらっていますが、今の校長先生も達筆で感心するばかりです。やはりこういうときに教養があるかないかが問われます。これまた普段からの心構え次第なのでしょうね。

 原稿が出来た後は電子ガリ版と呼ぶべきリソグラフで約100枚を印刷し、背をのり付けしてから題字を印刷した緑の表紙でくるむのです。のり付けも自動で出来る機械がある事を初めて知りました。まったく便利な道具を作るものです。

 最後にはこれを裁断して大きさを整えてできあがりです。今年の作成部数は百部です。この会を知らない人にも宣伝する道具として使いたいものです。

    *   *   *   * 

 作成の後は打ち上げです。会合の後に飲む事は滅多にないのですが、こういう節目の機会は大事にしたいものです。

 もう一年も一緒に活動しているのに初めて職業を知ったりするのもこういうときです。「会には仕事を持ち込まない」ということをモットーの一つにしているからですが、それぞれプロの仕事の中身が分かって面白い話が聴けるものです。

 海苔の営業をやっているというお父さんがいました。
「海苔の品質を示す要素って何なのですか?」
「あ、それは香りと色と溶けやすさですね」

「それって安い海苔とたかい海苔では違うものですか?」
「それは断然違いますよ。口に入れたときに上あごにくっついてしまうような海苔もあるでしょう?あれなどは安物の典型ですよ」

「値段は安いものからたかいものまであるでしょうが、なかなか違いが分からないんですよ」
「私たちの一番のライバルは十枚で百円といった類の、とにかく安いだけの海苔なのですよ。そう言う味を海苔だと思ったらたかい海苔を食べなくても良くなってしまうんです。海苔には値段の段階が十枚で百円、2百円、5百円、6百円という風にあるのですが、6百円の海苔しか買わないという購買層も確かにあるのです。それは味とか風味などが分かっている方です。海苔の味の違いを分かっていただきたいものですねえ…」

 こんな話で夜も更けて行く。大人になってからの友達も良いものです。  
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