北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

雪まつりの始まり、氷の造形はいかが

2006-02-06 23:22:08 | Weblog
 週末の悪天候が嘘のように今日は良い天気。その分気温も低いのですが、今日からはいよいよ雪まつりの始まりです。期間中の好天を祈りますよ。

 今日は
■氷の造形デビュー です。

【氷の造形デビュー】
 知人のKさんから電話が来て「小松さんとやってきた氷の造形がデビュー出来そうです」という喜びの声。

 話を良く聞けば、Kさんが魅せられるように取り組んできた氷の造形を面白がって、「うちの駐車場で展示してみませんか」と言ってくれた駐車場のオーナーがいたというのだ。

 Kさんとは私が滝野公園の所長だったときに初めて会って、冬期の公園を飾る氷造形として五角形と六角形の氷を組み合わせた氷のドームを制作してもらったのだった。

 Kさんはその後氷を使う造形がすっかり面白くなってしまって、江別に寝泊まり出来る小屋を求め、さらに小屋の中に六畳間ほどの冷凍庫まで導入して氷で何が出来るかについて試行錯誤を繰り返してきたのだ。

 基本的にはいろいろな形の型枠を作ってそこに水を少しずつ入れて凍らせて立体の形を作るというやり方で、ハートや雪だるまならぬ氷だるま、氷の樹木などを作ってきた。

 Kさんは元々広告代理店でパソコンで映像を作る事を商売にしていたのだが、いつの間にか重たい氷を扱って造形を作る事にのめり込んでしまったのだ。

 可哀想なのは彼の下で働く同僚職員で、普段はパソコンのマウスしか持っていないような人たちが突然一個400kgもあるような氷の固まりを運ばされたり組み立てたりさせられるのだ。

「普段は軽いものしか持っていないので、全員ばててしまいましてね。今日はみんな休んでもらっていますよ」とKさんは笑う。

 Kさんの得意技はコンピューターなので、単なる氷の造形の中にほとんど電気を食わずに連続して色の変化をつけられる発光ダイオードを組み込むことなど朝飯前。さらには氷にスピーカーを組み込んだりして、氷の形に音と光を加えた造形作家並みの作品に仕上がっている。

 ノウハウを売ってくれないでしょうかという会社もあったというのだが、それでは自分の楽しみもなくなってしまうと思い、「丁重にお断りしました」と笑う。

 今回の作品は中央区南8条西4丁目の駅前通に面した駐車場の前に飾られている。二人して「『いつかは大通り』の合い言葉で行きましょう」と夢ばかりは大きい。

 この場所はすすきのとすればもうはずれの方で、すすきのの繁華街に近い道路上ではたくさんの腕利き達が氷をチェーンソーで削ってこれまた鮮やかな氷の彫像を数多く製作する真っ最中だった。透明の氷を積み上げて細部まで削り込む氷の造形は、これはこれで立派なもので見応えもある。

 氷で遊べるのは北国の特権のようなものだ。氷をエネルギーとして即物的に考えるだけでなく、その形や色までが楽しめればもう立派な観光の要素になるだろう。

 いよいよ今日から週末の12日までは雪まつりが開催される。すすきのを訪ねる機会があったらちょいと足を伸ばして中島公園方面まで歩いてみてくださいな。

 ちなみに展示期間は2月28日までです。
 
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2 コメント

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氷像 (ぽぽたろ)
2006-02-08 22:56:57
昨日、ススキノ方面を歩いて、沢山の氷の像を見てきました。氷に泡がなく、透明なことに驚きました。首里城の像には、沖縄らしいカラフルな魚が入ってましたね。期間後は、壊されるのでしょうが、もったいないです。
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寒さを楽しみに (管理人)
2006-02-09 00:22:30
 ススキノにお出かけとの事。もう少し足を伸ばして南8条まで是非お越しくださいね。



 寒さも翻ってみれば、氷の造形を楽しめる環境という事ですね。いやだいやだと言っていないで、他にはない特質を活かしたこういう取り組みを住んでいる自分たちがまずは楽しみましょう。
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