旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

ピサの斜塔に登る

2019-05-15 11:00:00 | イタリア
シエナを出て二時間ちょっとでピサに到着した。バスでの移動よりずっと早い。

十人以下の車だからピサの斜塔のすぐ近くで降ろしてもらうことができる。
門をくぐればすぐに↓この景色

「ピサの斜塔に登れますか?」
という質問がよくあるけれど、通常のツアーではなかなか難しい。
★時間予約が必要で(ネットで二十日前から一日前まで)
★人数制限(十五分毎に二十人?だったかな)があり
★手荷物を預ける(大きさにけっこうきびしかった)に時間がかかる

今日、余り券があって、我々にその時間まで滞在できる余裕があれば訪問できる。
チケット売り場へ直行すると、
「12:15がありますよ、七人?」
全員のチケットがとれた!(^.^)※18ユーロは高いとおもうけれど

入場時間まで一時間ほどある。
先に他の場所も見ていただこう。
「奇跡の広場」は、大聖堂、洗礼堂、それに巨大なフレスコ画で飾られた墓地(「カンポ・サント」と呼ばれる)も見ておきたい。
●カンポ・サント墓地
聖地エルサレムからもってきた土をまいたからこの名前で呼ばれるようになった

死にまつわるフレスコ画が有名↓死者の口から赤ん坊の姿をした魂が抜けて、それを悪魔や天使が捕まえている↓

「三人の若者と三人の死者」という中世によく描かれた主題の絵

若者たちが墓地を通りかかると三人の死者が語りかけた
「我々もかつてはあなたたちのようだった。あなたたたちもやがて我々のようになるだろう。」↓死臭に鼻を覆う


↓かつてピサの港を封鎖していた巨大な鎖も展示されている↓

**
ピサ大聖堂もさっとご案内

↑正面に1302年ごろにチマブーエが製作したとされるビザンチン風のモザイク画
↓通称「ガリレオのランプ」

実際にはガリレオの時代よりも後にここに吊り下げられたもの
↓説教壇の緻密な彫刻はピサーノ(息子)の作

***
★ピサの斜塔入場
入ってすぐに中から上を見上げる↓

基部に埋葬されたとされる最初の設計者ボナンノ・ピサーノの墓碑?↓
裏文字で書かれている↓

高さ約五十メートル、頂上まで261段。

平安時代に建設がはじまり、建設中から傾き始めた。その時代から踏み続けられてきた階段↓

身体が自然と壁に吸い寄せられていく不思議な感覚。
となりの大聖堂をこの位置から見ることができる↓

↓現在、鐘が吊られた高さまでのぼることができる↓

※以前、一つ上の旗のところまで登れた時2011年のブログもごらんください

洗礼堂の「エコー」も聴いて
★こちらのyoutubeに載せました。画像はよくないですが音は楽しんでいただけます。

ピサを出発して隣町ルッカに向かいます。


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