鉄道模型工作記録帳

モデルアイコン・札幌コムモデル情報は下記に移動しました
http://blog.goo.ne.jp/modelicon

インサイダーなキッチン815系817系 1

2009-08-04 00:11:51 | りんごの里の817系

タイトルがショッキングでしょ?

なんか知りませんが(大真面目になんか知りませんが)

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津軽の里から送りつけられてきたプラキット・・・・の試作ショット。

どうやら、怒りと悲しみと落胆と

「逆襲のシュニーン」
らしいです。

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赤い快速と
ホワイトベース(木馬)
って感じ。

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本邦初公開!

815系と817系0番台です!

うっひゃーどんなんじゃー!

出来が良さそうに見えます。

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JNMA先行発売まもなく完売の1100番台のお面と並べる。
シャープさがぐっと増しております。
特に貫通扉回りが一段と立体感豊かに、シャープに改善されて居ります。
型屋さんGJ

ただし、ここからは重箱を突く難点が一杯。

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穴が崩れている上にずれている。(815系)
おまけにエンドミルの痕が

もう一段磨いてくれれば良いのに。

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こっちも穴がずれています。

これは直りますよね・・・?
型師さん。

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ドア周りはシャープに仕上がっています。

IMG_6088 
ここも上出来なの。



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怒りの赤ペン迸る。



















































































登場人物K 何でここにいるんだ。
登場人物A 私はお前と違って、鉄道模型だけをやっているわけにはいかん。
登場人物K なん・・・だと・・・。
登場人物G あれが・・・型師・・・。
登場人物K オレたちと一緒に戦った男がなんで製品潰しを・・・!
登場人物A 市場に残っている連中は市場を汚染しているだけの脳内知識に魂を縛られている人々だ。
登場人物G あ、だから趣味人同士でもいがみ合っていられるんだ。
登場人物K そうか。型師。
登場人物A ええい。
登場人物K なんで・・・
登場人物A 型師は趣味人間メーカーのエゴ全部を飲み込めはしない。
登場人物K 人間の知恵はそんなものだって乗り越えられる。
登場人物A ならば、今すぐ愚民ども全てに英知を授けて見せろ。
登場人物G そうだ、それが出来ないから。
登場人物K エラーを殺ってからそうさせてもらう。
登場人物G えいっ。アムロ。あんたちょっとセコイよ。
登場人物L G。
登場人物A 逝くかい?
登場人物G え?


※このネタは逆シャアの台詞ですのでまったく事実とは異なります。

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迸るビームペン

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駄目出し

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駄目出し

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あちゃー・・・

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切り離せない幌枠

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無念の部品

 
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さて検証。
「出すぎ」とあるので見る

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望むべき理想

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今回の現実。
確かに尼樋と手すりが出っ張っています。

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「ドアセンタースジ凸」とあります。

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あら、ドア周辺めくれちゃっている。

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あらら・・・・。

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「出すぎ」とあり。

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おおお。

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確かに出っぱっとる・・・・。

1100番台では無かったエラーが続々発見されています。

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表面は以前より磨かれて非常に良くなっているだけに惜しい!

いいところまで行っておきながら、新製された側面がことごとく彫り方のアレで残念なことになっています。

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このように窓の修正だけで、側面が全新製なだけに、詰めてもらいたいものです。

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幌などはバリも多くなってしまっていますし、これは業を煮やした主任さん。
メタルで作り直すそうです。

樹脂の湯が流れきらなかったらしいのですが、コレでは切り離せません。


結局、新製した新しい側面はもう一度制作しなおしを依頼したようです。

設計図面は、彫刻データとは異なるそうで。
型師でもう一度設計しなおして彫刻データとするらしく、設計意図が忠実に反映させないという悲しみがあるそうです。
その摺り合わせに大変な努力が要るんですねぇ。
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ちなみに
815系と817系の違いは
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817系


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815系

って、是だけ!!??

何という銭の無●使い・・・!
切り継ぎ部品でええヤン~

主任氏は愛すべき馬鹿野郎と言うか・・・。
その・・・

コスト吸収できてないでしょ?

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さて、二次試作か量産品が楽しみな駄目出しです。

こ れ も 組 み ま す け ど ね !

あ、1100番台は解体してこれらに部品流用します。


   ↑テストレビューはまもなく。


 


りんごの里のキッチン817系9

2009-08-01 19:18:02 | りんごの里の817系

さて。

Tcの全面木工ボンド溶液浸しを取ろうと、40度くらいのお湯に木工ボンドの張り付きをうるかそうとしていたら
 
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デカールは剥がれずに塗装肌がおかしくなったと言うお馬鹿な展開を迎えることとなり。

まぁ、塗装の感想が完全じゃないのに水に急いでしまったと言う初歩的ミステイク。

てか


前面だけ外せるのに車体ごとお湯に浸したおいらがまるで馬鹿。

ばーかばーか。

一気に作品モードからでっち上げモードです。

そんななか、友人KWから窓が届きました。
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スモークアクリルの切削部品です。

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クモハにピッタリ嵌めて行きます。
そう、なんとしてもMcは完成させなくてはなりません。

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ビタビタ嵌る窓。
これ、公式で部品が出ればいいんですけどね。

友人KW,これを量産しないか?
で、販売しないか?
なぁ?

ナマラ良いぞコレ。
(ガチョウさんの名誉のために申しますが、友人KWはガチョウさんではありません)

IMG_5892 
前面は木工ボンドで浸して密封したかった前回が計画崩壊したので、
極少量の瞬間接着剤を上下の縁にごくごく少量で留めました。
コレくらいにしといたほうがヨサゲです。

埃が混じらないことが第一条件ですが、締め切り的に取り去りきれなくってちょっと残念。
またカメラだと目立つなぁ・・・。



 
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とりあえずMCだけでも完成。
レンズ湾曲がありますけど実物は真っ直ぐです。

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屋根機器も簡単に塗装して取り付けて

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本当はびしっと2連完成させたかったけど、時間的都合が実はあり、これでおしまいにします。

てか、

追っ掛けやり直します。

前面ガラスの羽目方が決まれば、綺麗に2連で仕上がったんすけどね。
最初にTcでつまずいたら、気力が半分以上吹っ飛んだんだけど、とりあえず締め切りがあったんで、妥協の産物で時間切れ納品。

次、に続く。
そのときはそれこそもっとびしっと作りますよ。

作りやすいキットには違いありません。
前面ガラスはただ嵌めるだけでも充分ですが、そこを掘り下げようとして失敗したまでで、メーカーの意図より余計なことをしたまでです。

教訓は出来ました。

「前面塗装を極めて薄くしておくと困らない」


ってことですね。


いや、何度も言い訳しますがこの失敗はたくさんの教訓が出来ましたので、コレでいいです。

近日再チャレンジ。

ではさいなら。


   ↑このブログ始まって3例目の失費放棄の巻


りんごの里のキッチン817系9

2009-07-30 01:17:24 | りんごの里の817系

今日はうまく行った作業ではありません。

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正面ガラスを嵌めていくのです。

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ガチョウハウスで製造された正面ガラスです。
まだ流通していないのかも。

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嵌めあいは悪くありませんが、裾を0.1mm程度カットしました。

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問題は固定方法です。

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木工ボンドを溶いて

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浸してシールしてみようとしたんです。

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うまくいったように見えてすがきれいに仕上がりません。

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白濁部分は乾けばいいかなと思ったんですが

数時間後

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駄目だこりゃ。
やり直します。


   ↑うーむ。机上の空論でした。


りんごの里のキッチン817系8

2009-07-29 00:47:54 | りんごの里の817系

デカール張りで終わりました。
写真とっている余力無し。

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デカールは、周囲を全てギリギリまで薄くカットするんです。
下紙まで切ると、めくれ上がるので、デカール膜だけ切る。
だから良く切れるデザインナイフで薄く刃を入れるだけで充分。

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一回り大きく切って、水に3秒程度浸すだけで剥がれます。

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張っていく

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その繰り返し

繰り返し・・・

繰り返し・・・

この車両の本当の地獄はこの作業でした(;´Д`)

3時間半。

ひたすらでカール張り・・・。

気が狂いそうでしたw

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多少まだ捲れていてもいいのです。
もうね、何枚張ったんだか忘れましたよ。

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すんげー所まで張るんです。
黒い細いところの黄文字なんて、なぜかへらへら笑っちゃったもん。

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1100番台。
前面のロゴの張り方は、バージョンでかなり異なりますので注意ね。
誤って長崎線用の張り方して大慌てで張りなおしました。

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疲れたー!!!!!!!!!!!!!!!!

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つかれたぁ・・・・

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文字だらけです。

明日まで乾かして、クリア代わりのグンゼプライマー吹きをします。

あとは窓張れば完成なのかな・・・・?
どうなのかな?


   ↑しんどーい


りんごの里のキッチン817系7

2009-07-28 02:23:24 | りんごの里の817系

主から連絡があり。
「月末に出来る?」

そうなればそうと進めます。

らじゃ。

今、「伊集院光JUNKの深夜の馬鹿力」聞いてんですが、構成の渡辺氏はHOゲージャーなのかw
HOを走らせるために様々なことをして居る様で。

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扇風機の枠が自壊するとか。
パーーン!って音と共に枠が勝手に割れて網が吹っ飛んだ。
中国樹脂嫌いです。

危なく足を痛そうにベシベシひっぱたかられるところでした。
株式会社千住というメーカーのEI-172って製品。
ホームページすらないメーカーというか輸入商社。

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さて、進めますか。

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屋根は取り外せるので

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マスクー

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マスクー

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マスクしきった。

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角にはゾルで丸みを

で、車体はガイアのライトステンレスシルバーに灰色9号化合でしたが、
ドアは筋目が違い色が鈍く見えますので、スターライトジュラルミンにねずみ色1号を適当に化合した、
灰銀色を吹きます。
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こんな感じ

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剥く。
いい感じ

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角度でみえかたが変わるのが好き。
東武10000系で始めて取り組んで、もう一歩だった銀の塗りわけ。
しらさぎで経験したことを応用しています。

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角度違えばこんなに目立つ感じ。

若旦那の営団6000系のためのテクがここまで着たということ。

デカールは
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暗澹たる気分に充分の数のパーツ・・・。
明日やろう・・・。

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こまけぇ・・・。

ベース部分が大きいので全部プレカットの必要がありそうです。
(まぁ、ベースをそのまま使うことは無いですけどね)

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台車を

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カットして

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T用も・・・しっかりミッチャクロンを薄く2回吹きつけ。

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東武10000系で調色した色を吹いて

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床下の集電板穴をあける
集電板で傷を付けてケガキとし

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ほい!

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はい!

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うりゃ!
あんまり旨く開かなかった(;´Д`)

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見た目は良しよ

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セメダインPPXで貼り付けますが、プライマーは塗って充分乾燥させる

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樹脂的には接着も塗装も難しいものですが今ではかなりの強度を確保できる時代となりました。

がっちり張り付いた。

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雰囲気バッチリ

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さて、明日デカール。

窓がまだ来てません。
間に合うのか?


   ↑この車両はデカールも大きなポイント・・・・


りんごの里のキッチン817系6

2009-07-15 19:07:41 | りんごの里の817系

さて、前面の塗装ですが、一計を練りました。

取扱説明書にあった、デカール図かなんかが、現物と同じ寸法であったので、それをスキャンして、データ化し、

IMG_4772
ストレッチできるマスキングシートに
(サテライト社 ストレッチマスクシール)
http://www.ms-plus.com/search.asp?id=25056


IMG_4774
印刷してみました(会社のレーザープリンターで)

ぶっちゃけレーザープリンターの道理を無視しているので、印刷はトナーが充分に張り付いていません。
擦れば取れてしまいます。

慎重に家に持ち帰り

IMG_4777
カットしていきます。

IMG_4778
こんな感じになります。

それを

張り込んでいきました。
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ふわっと置いて、爪楊枝で角を密着させていきます。

IMG_4779 
で、ストレッチマスクシートなんで、密着は良いですが伸びもあるので、デザインナイフで周囲を切り上げ、
慎重に剥がして行き、

 IMG_4780
爪楊枝で密着させてはカットしていきます。

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あとは雑駁に普通のマスキングテープをカットしてフォロー張りをして

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裏も

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横も張って行きます。

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あとは掛けです。

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ここは鉄製の塗装なので、ガイアのブライトシルバーを

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吹いてしまいます。

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吹いてわかったこと。
前面天頂にぼこぼことモールドミスがありました。
これは汚らしいので

ラプロスという精密耐水パーパー「布」の2400と6000番で磨き上げ
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吹きなおして修正しました
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銀ですからね。6000番とか使ってみて正解です。

どきどきの引っぺがし
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にゅ・・・

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ああああああ。
ちょっとマスクし損ねた・・・。

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残念。
でもピタ窓が届いたら、断面で何とか見えないようにならないかな?
それまで放置してみよう。

IMG_4796
でも、概ね良好です。

キッチンさんへ・・・。

ここ見ていたら、このマスク版、デカールで作ってもらえませんか?
枠のデカールをマスキングシートに張って、それを切り抜き張って修正していかないと、この作業かなり骨です。
または銀縁を別パーツに・・・。
スチロールの限界超えそうだけど・・・。

マスク版があれば、楽なんで出来ればなぁ・・・といいたいです。

まぁ、説明書にある前面を紙にコピーしてそれをマスキングシートに張れば良いんでしょうけどね。

あと、前面のデカール類は、ピタ窓にそのまま重ねて張ると全部の表記が一気に張れる様にして欲しい。
面積嵩むんで高くなりそうだけど。
デカールだとどうしてもガラス内側に張り込みたくなる。
デカールの質感の違いがきらっと光る前面に似つかわしくないと思うんです。

以上、愚痴と希望と勝手な要望と価格が上がるような戯言。


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この黒筋も良い感じになりました。

 
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バッチリだね。

ただ車体側の前面を黒にしたのはいささか失敗か?
中前面の縁だけでも銀にした方がよかったのか?

IMG_4800
凸と凹の違いはありますが、

デンマーク国鉄のIC3系列に通じるものがあります。
ゴム前面のアレですね。
http://funini.com/train/denmark/ic3/noflash.html

似た良いな車体でバリエーションがあるとか、シンプル寸胴の車体、都市間輸送の切り札的導入など、共通点がいくつもありますね。



IMG_4801
塗装は後は床下機器のみとなりました。

その後デカールへと入ります。


   ↑平行作業で飽きを防止


りんごの里のキッチン817系5

2009-07-10 01:22:15 | りんごの里の817系

塗装作業に入ってみます。

その前に。
キットの寸法エラー発見。

信号炎管をKATOの別パーツで取り付けようと

裏に彫ってある意味ありげな穴を何も気にしないで掘ると
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何か感覚がおかしい。

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ちょっとマテ。

この意味ありげな裏にある凹みは使用してはなりません。

表を削った上で表から穴を開けましょう。

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失敗となった屋根はパテで修正しまして新たに明けなおし。


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ハムは負けるわ、乱闘寸前になるわ・・・

5連敗で陰鬱。

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サフェを軽く吹いた上に、ガイアのピュアブラックを吹いて真っ黒のテカテカにしていきます。

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ギラーン!

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ギラーン!!!

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エンドミルの走った痕すら浮くくらいギラギラ。

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何となく見えるでしょ?エンドミルの痕。

で、ギラギラに成ったので

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ガイアとRMMの共同開発らしいこの塗料1:灰色9号1 で混ぜます。

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ハイ吹いた!
アルミっぽい質感で、細かな粒子でお気に入りの色になりました。

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屋根も

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このように両サイドの歩み板をマスクして

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車体よりざらついた感じに調色した自家製アルミシルバーを吹いて

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剥がすとこんな感じ。

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前面はこのように黒を残してあります。

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クーラーは、ピュアブラックのあとグンゼの高級塗料・メッキシルバーで吹きました。
もうちょっと質感落としても良い気がしますが、何となく質感の差が出てコレも良くなった感じ。

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あとはこの前面後の額縁に銀を吹くんですが、明日ゆっくりやりましょう。


   ↑チャッチャとやっているので、幾分雑かな?


りんごの里のキッチン817系4

2009-07-09 00:41:53 | りんごの里の817系

続きです。

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Mc車を組みますが、全く同じなので

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切り取って

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検品して

・・・・ただ
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この幌が問題です。
ぶっちゃけこのキットで一番の問題部品でして。

ランナーが非常にいい加減に彫られております。
これは金型師やっちまったなぁ。

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綺麗な断面が出ないのですよ。
かなり注意しても。
代わりの部品はないしコレはどうしたもんやら。

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バリをカットして

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ちょちょいのちょい

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中前面を修正しないで組むと、ここまでずれて歪んでいます。
これをちょっと力掛けて真っ直ぐに接着するのです。

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たいした手間ではないので、1時間くらいで箱になりました。

さて、動力です。
キット主の意図は、トミックス211系を使用せよ。
ですが、鉄コレで組める対策が折角あるので、鉄コレにします。

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ところが在庫は長軸距離の旧型台車用20mしかなかったのです。

そこで一計。
そういえばアルナインのとて簡シリーズ、12m機関車のキット在庫があり、それは長軸距離の台車を嵌めたほうが格好がいいのです。


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だからスワップしてしまいましょう。

先に言っておきますが、この組み合わせでスワップすると、20m級動力のほうは3軸動輪となり、1軸が遊輪となりますからね。

「短軸距離片台車2軸伝導12m」と「長軸距離両台車4軸伝導20m級」のスワップが、
「長軸距離片台車伝導2軸12m級」と「短軸距離両台車で3軸伝導20m級」になります。

バラバラ過程はさておき
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20m級に短軸距離の12m級から移植した台枠をはめ、大ギアは20m級からチョイスします。

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こうなります。
向かって左側の軸は、大ギアで回るので伝導しますが、右側はギアを入れられないために遊輪となります。


本来、このほかに

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これらの中ギア、小ギアが入りますが、これらが長軸距離台車用のため入りません。
ですから余ります。

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もう一方は、12m級からソックリ持ってきますので、中ギアが入って2軸動かせます。

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で、このようなスワップになります。
12m級で長軸距離ですから結構立派です。

20mは製品より貧弱な伝導になりますが、2連ですから全く問題ありません。

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ついでに言うと、12m級にゴム輪2個に出来るので、案外強化されるかも。

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爪をつけて

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屋根にも爪を

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塗装一歩手前まで来ちゃった。
僅か2日。

ちなみに
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不思議な貫通路ですね。

本来、817系は大変背の高い貫通路吹き抜けだったのですが、韓国の地下鉄全焼事件で貫通扉をつけることが要請され、
後付けしたは良いものの、背の低い1800高さの扉を取り付けたために、開放感溢れる貫通路は惨めな背の低いものと成ってしまいました。


0番台は未取り付けだそうです。

RIMG6032
証明写真。

※写真提供友人MA


   ↑一気に塗装しちゃいましょうか?


りんごの里のキッチン817系3

2009-07-09 00:13:14 | りんごの里の817系

1日2アップロードを2日目

床板は、キット附属のものと鉄コレがどちらでも使えます。
今回、私は動力を鉄コレにするため、台車間距離が若干異なるのはいやなので
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この電車から床板を頂戴することにしました。

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比較すると、ほんの少し鉄コレの台車間距離が短いのです。

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約1.5mmです。

これでも鉄コレ床下を使って動力車と同じ状態にそろえます。

ちなみに
IMG_4447
キット附属の床板には床下機器が、アッサリ入ります。

ところがこの床板機器は、小加工で鉄コレ床板や鉄コレ動力を利用できるようロジックが組んであります。

しかし車体側にも少しの加工が必要です。

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適当なプラ材。
ストッパーには最初1mm角を使いましたが、鉄コレ床板を支えるには幅が足りなかったので1mm×2mm角棒にしていきます。

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この思わせぶりな凸モールドに

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プラ片を接着すると、鉄コレの床板支えになります。
今まで自分はこの手の改造する場合、一個一個ノギスで計測しながら接着していましたが、コレはその必要を排除した良い設計です。


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このように接着し

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床板を嵌めて内部を観察すると、ちゃんと働いておりますね。

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床板の機器はキットのものを取り付けるため

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多数のリブの中から

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真ん中と左右の一部をカットしました。

コレで鉄コレ仕様に化けました。
何という良い設計。

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まぁ、でも若干嵌りが悪いので、爪を少し現物合わせで幅を詰めると

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ぴったり嵌って接着要らずです。

ワンダフルです。

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良い感じ。

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クーラも切り取って嵌めるだけで

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ぴったり嵌って

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抜けないくらいフィットします。

こういう精度の高い部分と、お世辞にも精度が良いとは言えない部分があり、
金型師の腕は悪くないが、理解できないところはチャッチャとやられてしまったのかもしれません。

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とりあえず

IMG_4470 
1台2時間以内組めました。

車体と、外前面の断面がかなり違うんですが

RIMG6042
実車も違うんです(;´Д`)

良く似ています。
テールライト部分が緑に見えますね
LEDの基盤でしょうか?

※実車写真提供 友人MA


   ↑一応マダマダ続く


りんごの里のキッチン817系2

2009-07-08 01:07:10 | りんごの里の817系

さて、次に、意欲的な部品である中屋根から参ります。

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これが中屋根。

車体がたわむことを防止し、屋根は別塗装したほうが良いとの考えから、中屋根を入れることで変形を防止する作戦ですね。
リトルジャパンの東京制作製品がこれを大きく採用していますが、キッチンさんは簡易版です。

ところがこの部品、金型屋さんにあまりよく解釈をしていただけなかったそうで、設計者の意図とは裏腹に、
IMG_4413
このように一度屋根を嵌めてから
挿しいれて接着しようとすると・・・・


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まこと残念なことに

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綺麗に嵌りません。
幅が狭く、屋根カーブも合致していません。
このままではかえって使用すると危険です。

設計者の3D図面では金型を彫ってくれません。
金型屋が一度工業製品として成立するかどうかということと、工業製品としてのリスク分散などの理由で、
一度すべて設計をいじられてしまいます。また機械彫りでは高価になるため、手堀りという昔ながらの手法で彫るrことがあります。

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このため、金型屋が、設計者の意図することを汲みきれないと、このような問題が起きてしまうのです。

金型師が鉄道や玩具を得意としていればまだフォローが効くのですが、そうとも限りません。
ですからこのような悲劇が往々にして起こりうるのですね。

修正の銭を出し渋らず修正を重ね、時間を掛け続けるといずれ合致してくるでしょうけど、そうも行かない事情がありますね。

私もほかで経験があるのですが、理不尽な修正費がかかることがあります。
「あんたのミスだろ!」と言いたい所でも、なぜかこちらで銭を払うのです。
払いきれないことだってあるわけです。

それは価格に転嫁されるから。


そこで、この部品を活かしつつ、このように改良してみました。
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0.25mm×0.5mmのプラ板を

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このように張って

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浮かせて接着します。
これで屋根のカーブの合致しないトラブルを避けました。
まぁ、ぶっちゃけ、無理にこの部品を利用せず、ただのプラ板でも構わない訳です。
このとき、屋根まで接着しないようにね

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このようになる訳です。

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これを屋根を取り付けずに接着すると、あとで屋根が嵌らなくなりますね。

この設計では、結局塗装後に屋根を接着するようになっています。
これでは面白く無いので、屋根をはめ込むだけでよいようにしてみたいと思います。

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屋根を一度はめて

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カッターでケガキ

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屋根だけ取り出してケガキを確認し

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0.5mm×1mmのプラ片を

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このように立てて

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返し爪を取り付けました。

爪の浮き具合は0.7mmです。
つまり0.3mm厚さのプラ片を上ツラに張ると、良い感じの爪になります。

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このように勘合します。

これで屋根は接着しないでよくなります。

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組まさった前面。
随分・・・層状になっております。
また内前面の上ツラがそのまま屋根の外板になる構造です。
ここは何ともスッキリしません。

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実車です。
内前面の断面はやはり若干オーバー表現です。
無いわけではありませんが、これは本当は屋根側にツバ状にモールドしてくれるともっと良かったかな。

よっぽど修正してみようと思ったのですが、屋根には薄い筋状のモールドがありまして
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このように良く目立ちます。
これをインレタでやるのも良いんでしょうが、余りに設計思想から離れるので取りやめ、とりあえずは目立たぬように出来る限りの修正をします。


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内前面と側板の隙間を瞬間接着剤を慎重に盛って埋めていきます。

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透明なものですからまだ傷はありように見えますが、埋まりました。

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その後もう一度屋根板を嵌めると、まだしっくり来ません。
屋根が若干とびだしてしまいます。

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強引ですが、屋根を若干沈めて馴染ませることとし、屋根板裏を金ヤスリで削りました。

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また、先端部分も削ります。

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かなり隙間というか段差がなくなってきました。

これでよいのです。
これを続けて、ツライチにします。

削る前
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   ↑3分割アップロードします。


りんごの里のキッチン817系1

2009-07-08 00:33:17 | りんごの里の817系

札幌の戻ってきまして。

早速例のキットのインプレッションなんぞやってみようという気になります。

散々、首都圏の友人たちに「伊豆急どうした?」「最近弛んでんじゃないの?」「移り気なんだから」
と、やいのやいの言われて肩身が狭いですが。


そんなのどーでもいいもーーーーん!

さて、キッチンのJNMA発表の新作。

817系1100番台が発表され発売となりました。
ガレージメーカープラキットでは同時に「かの」牛久保孝一氏プロデュースによる111系キットが凄まじい反響の中、
キッチンさんはキッチンさんで工夫の粋を凝らしたキットの発売です。

さて、現車なんて全く知らない私ですが、とりあえず作る喜びを噛み締めつつ、作ってみたいと思います。

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さて行くぞ。

キット構成は



JNMA発表新製品組む前インプレッション



で、書いたように、アッサリした車両の割りにかなり凝った作りです。

まずは始めましょう。
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射出成型の際に出るバリが、ソコソコありますので、これらは綺麗に整えなくては成りません。
型の内部に圧力を強めに樹脂を注入しているためらしく、圧力が低いとヒケが起き、
圧力高くバリ無しにすると方の制度が半端なく高額に成るので仕方が無いところ。

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さて、組んでいきます。

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カットしていて思ったのは、ゲートカットの感覚が一寸考えながらしなくては成らないことでしょう。
恐らく、注入圧の関係でそうなったのだと思いますが、ゲートは決して細いほうではありません。
大きな部分ではかなりゴツイゲートがあり、あとで出しますが、
ニッパーはあらかじめギリギリでのカットは崩れる恐れのある部分があります。

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ゲートの周辺は若干テカっており、樹脂の流れが雰囲気で伝わります。

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ゲートの部分がテカっているのでわかりますね。

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妻板の様子も良いです。

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Lに組みます。
斜め断面の突合せなので、先端が細く、さらさらタイプ接着剤は若干危険です。
白瓶セメント両塗布に、瞬間接着材補強として、溶剤ヒケを防止していきます。

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しっかり接着します。

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これがこのキットの特徴である、内前面です。
躯体はこの内前面で成り立たせます。

本当の前面である外前面は飾りに等しいという実車構造のままです。

バリがあることと、ちょっと考えちゃったのは
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裏面の乗務員室仕切りが片方だけなので・・・

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若干パーツ自体が歪んで成型されているウィークポイントがあります。
型外し時に軽く歪みやすいものと想像されます。

ねじりながら平らに直していきます。

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バリもありますね。

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バリを取り去ったあとも、スカートの本来抜けている部分が埋まっています。
これは黒い部分なんでそのままでも良いんですが・・・

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0.8mmドリルで

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穴を連打して開けていきました。
これは別にやらなくても良い作業の範囲です。

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今度はヘッドライトの穴を開けたいので

外前面を

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はめ込んで

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1.0mmドリルで穴を貫通させていきます。

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これで良しっと。

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テールライトの穴も0.7mmドリルで開口して繋げます。

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スカートにはパーティングラインが出ていますので削ります。
型ズレはありませんからすっきり削ります。

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運転台窓の浮かぶ樹脂注入穴も削ってしまいましょう。

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Lに成りました。

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あちこちが白くなっているのは、ゆがみを捻った後です。

まずはここまでは素早く出来るでしょう。


   ↑すぐ続きを書きます。