モデルアイコン記事を今後新ブログに掲載するため、
こちらのブログからは5月25日をめどに業務記事を削除いたします。
上記のように、モデルアイコン・札幌コムモデルとしての活動のお知らせはこちらから移転し新ブログに移動します。
近々をもって、業務記事はこちらから消去し、工作ブログに戻します。
よろしくお願い申し上げます。
ブログアドレス
といいつつ、工作中の写真撮ってませんでした。
当店に来た時の姿は
・塗装浮き、剥がれとテンダーは酸化縞(礎が参加して斑錆浮き)
・落下痕があり、煙突曲がり、ヘッドライト紛失、デッキ折れ、デフ破損
・走行モーター紛失、ギアボックスなし
・中間連結器なし
・コンプレッサー折損
という状態でした。
・塗装剥離
・ランボード撤去と曲げ直しと再接合
・煙突調達
・ヘッドライト調達
・握り棒新設
・デフを中古パーツから調達
・テンダー上縁を線材で張り付け
・コンプレッサー調達
・スノープラウ調達
・中古モーター、中古ギアボックス調達
・総組立再塗装(弊社ブラックプライマー仕上げ)
デフの様子から北見機関区の33号機風になりましたが、
仕上がりは宮沢模型ブランドの完成品クオリティですので、見るべきところはさほどありません。
調達パーツもほぼ中古パーツや寄付パーツからのものです。
ここからはある程度復旧SL(何台復元できるかわかりませんが10台近くはあります)が溜ったら手垢止め塗装と何かのタイミングでナンバープレートを新調別注エッチングしようと思います。
歪みは何とか取れました。
パッと見荒廃車体だったとは意識しなくて済みそうです。
ヘッドライトはアダチのものを奢ってしまいまして、ここはコストがかかってしまいました。
デフはKSモデルの製品です。
当店店頭展示品であったのですが、商品として展示しているときに落下破損したものを棚卸しました。
残念ながら、曲がっていますので復元しましたが、完全平面ではありません。
プラウは寄付された中古品より流用でSL用とは限りません。
まだ復元する宮沢C58は2台、合計3台あります
右はそこそこの状態ですが、やはり落下して右デフが完全に折れて曲がり使用不能な状態。
ヘッドライト関係が取れかかり、テンダー衝突跡、痛いのがキャブとボイラに亀裂が入っていますので、やはり総組立直しと思われます。
左は、元々集煙装置が取り付けられていたものですが、手作りデフ、D51用敦賀タイプのようなものが乗っていました。
やはり破損していたので外すとざっくり切り欠いてあり、煙突は切り詰められており、テンダ台車はなぜかTR41になっており、ボイラ下回りではフレームダイキャストが折れており・・・・・。
当面は部品取りとしてパーツ供給用にしています。
下回りのダイキャストがぼっきり折れているので復元の可能性はちょっと低い状態です。
9日より中国ドンガン市に入りました。
HOマニ44を量産まで繋げる最後の闘い?です。
七転八倒しております。
マニ44がようやく最終調整に入った段階となり赴いてまいりました。
それでは成田空港から出発です。
正直ですね、ストレスでぎりぎりしておったりします。
プレッシャーは半端ではありません。
夕日を沖縄上空で眺めます。
香港まで約5時間の飛行です。
まずは香港に。
えー・・・英語はもちろん中国語も一切しゃべることが出来ません。
1人で乗り込むにはなかなか・・・。
まぁ香港は西側諸国っぽいんですけど
中国国境に行くためにバスに乗ります。
多分、これだと。
・・・・どうも最終的には良かったんですが、全く経由地が違うバスに乗っておりました。
風景的に多分ここだな?と記憶で途中下車。
結果的に行きたかった上水駅に降りたてました。
地下鉄に一駅。
中国国境の羅湖に到着。
入国もスムーズに出来、ここで玩具工場ホールディングオーナーのJ氏と「なんとそういえば一切打ち合わせしないで」会うことができ(奇跡が起きました)、
無事、ドンガン市に。
そういえば、香港の飛行機時間しか教えていませんでしたwwww
中国国境の町で一人で出ていたら、さて、どうしていたんだろうナァ。
翌朝。工場に入ります。
70人ほどの組立塗装工場が今日の陣となります。
案外涼しいです。
32度くらい。
麻痺しているかも。
早速テスト塗装が開始されていました。
先に送っていた塗装見本の色合いどおりに再現されています。
印刷フィルムです。
テールライトの赤が良くありませんでしたので、数時間掛けて繰り返し色を確認と指示をします。
実は最終的に自分が塗料を溶きました。
クリアレッドの感性がちょっと伝わらなかったので。
チーム内で「ここは絶対にこだわりたい」としていた印字の確認。
試作では思ったとおりに出ました。
量産では少し劣化するかもしれませんが・・・
いかがでしょうか・・・。
ちょっと実は白が薄い(カメラのコントラストが優秀すぎるだけでちょっと薄いです)のですが、二回印刷はずれたので、若干薄いのですがこの一回印刷といたします。
試作では、読み取りが出来ます。
量産でもこのクオリティが出ると本当に良いのですが・・・。
ホールディングオーナーと子会社社長とともに打ち合わせ。
えー・・・・彼女が印刷組立工場の「社長」です。
聡明で、今のところ信頼は置けます。
残念ながら中国製品というイメージからは最後まで信頼を置くことが難しいのは良くあることです。
ただ、印刷は結構努力を重ねてくれたり、パッケージは逆提案が多く、少し心が落ち着きます。
次に金型工場子会社社長と。
ここは正直、大幅な修正を依頼します。
かなり厳しい打ち合わせとなりました。
こちらの反省部分も無くはないのですが、日本式の流れとちょっと違うので、そこは一つ一つ課題を潰していきます。
ホールディングオーナーがちょっとエキサイトする場面も。
でも、悪い緊張感ではありません。
現状では最大限努力をする姿を見ることが出来ます。
「鉄道模型ははじめてなのでポイントがわからない部分があった。勉強したい」
ということ。
塗装がポイントになりますが、ここは来週もう一度つめます。
ちょっと今のところ「薄く吹きすぎる」んです。
これは今までの癖が出てしまうみたいで・・・。
しっかり厚く塗ってもらえるかどうか。
無塗装状態は「青成形」となることには決まりました。
厚く吹くにあたって「タレ」を防止する意味を込めて。
あとは透過度の低めるため。
黒成形をしたかったのですが、流石にちょっと抵抗が強かった。
塗装タレで歩留まりが低くなることを相当恐れられました。
そこはやむなく。
明日明後日は工場に任せます。
次はその次の水曜日。
火曜日は別の予定が入っており
日曜日と月曜日はホテルで次回作の設計作業をしていることにします。
(街歩き出来ないような、何もないド田舎なので・・・)
パクチーすら全く平気なので、飯のうまさだけは助かります。
正直、ものすごく美味しいです。
185系の造形は一度頭だけでもフィニッシュしたのですが、
「角裾のRの組み方に異議あり」
という意見が早々に出てまいりまして、いろいろ検討していたのですが
まずはひとまずの立場確認で
制式鋼体図面では、角裾は腰回りより小さなRに向けてすぼまっているのが「あくまでも図面」です。
国鉄制式図面なんで、これには一定の説得力があります。
だから、角R裾まで小名に様な大きなRが前面に回り込んでいるという意義にはちょっとそのままで処理するには「感覚論」になってしまうわけです。
しかしながら、長年見てきた方の指摘で、無碍にするわけにもいきません。
で、実は自分でも何回か取材を試みたのですが
正面の鉄板は垂直に裁断されて、角裾は小さなRになっている写真しか撮影できなかったんですね。
が、それでも声は声なので、何度か185系を触ってきたし、仮組で指摘されたように「裾Rが回り込んだ図面」も書いたところ、全長が歪んだり、正面Rが変化してしまったりRが繋がらないというい悩みを抱えることになったのであります。
で・・・。
合わないのはおおよそ、実寸で5mm、半径が狂うと「現状の図面では矛盾が発生するものの」イメージが近いくなることが分かってきました。
5mmかぁ・・・・・。
僅か5mm、正面が分厚くなるとそのイメージに近い・・・・。
えーっと・・・鋼製車体の経年ほぼ40年です。
再塗装はおおむね10回は繰り返されています。
・・・。
図面はヌードですから、塗装幕やパテが重なり、Rが変化するなどは十二分にあり得ます・・・
そこか。
パテや表面調整の切削で、Rが歪んで、指摘の表情になるのではないか?
と仮説を立てていたのですが
今日、やっとそれらしき仮説が証明できたので、書いてみます。
ここが問題の角R裾です。
白色で、光も乱反射して、わかりにくいのですが、
確かに裾の収束点は自分の設計図面のR収束点より内側にあります。
つまり、指摘された様相がここに発見されたわけですが、それだけでは納得がきちんと着地しません。
どこかにゆがみが発見することができれば、仮説が証明されるんです。
もう、撫でて、手先の感覚を信じてみます。
変態です。
通勤ライナーの乗車口に挟まれた部分ですので、もうそれはそれは奇異を見る視線が、ズバズバ刺さります。
ここは夕方平日の東京駅。
遂には警備員さんが不安げに見に来る始末。
で、黙々と電車の腰回りを何度も何度も撫でているのですから、ど変態というか、ほぼ怪しい人です。
でだ。
ついに見つけました。
解りますか!?
えーっと、ありえへんところが「くぼんでいました!!!!!!!!!」
おおよそ5mm程度の「テールライト横のくぼみ!!!!」
くぼんでいるというか、面を形成している部分が、端から来たRに飲まれるという面構成!!!
ははーーーーーーーーーーん!!!!!
いやね、正面の顔は一直線カットのシャーリング材なんですね。
それを2.5次元プレスしているのです。
それが、裾とつながるときに「材料をさらに3次元カットして繋ぐ指示」は工業図面として難易度が上がるだけで、ふさわしくありません。
図面は正しいはずなんです。
が、これで、「工業的視点ではなく、趣味的視点が違うという部分、その矛盾」わかりました。
やはり、ヌード鋼板は図面通りなんです。
しかし、
「パテなどで下部が僅かに盛り上がり、降りてくる正面カーブと合わない部分が「へこんで見える」ようにスムージングされている」
ことが分かってきました。
で、それは
対抗正面では異なってスムージングされている。
(実にわかりにくいカットで申し訳ないです)
つまり「パテの厚さの個体差」ということはほぼ合っていたということになります。
ほら、違うでしょ?
片方はへこんで見えるほどわかりやすくなっています。
本来、正面の鉄板材はヘッドライトリムより15mm外側でまっすぐ落ちて繋がっているのです。
ですから、Rの接線はリムより15mmの垂直。
の、はずですが
現実はそう言うままの車と、裾のRが正面に回り込んでいる車があるわけです。
矛盾や違和感を感じる人がいてもおかしくないわけです。
さて、モデルの設計になると、個々のどっちかを選択しなければなりません。
ただ、カーブを無理やりスムージングした「へこみのようなもの」は作れません。
ここから再設計のスタートですね。
「印象が良いのはどっちで行こうか」
・図面と異なっていてもイメージで行くか
・図面に固執していくか
ちょっと考えてみましょう・・・・。
昨日まで、ボークス京都鉄道エキスポにご来場賜りましてありがとうございます。
結果。
四国1000と営団1500NはJNMAでも販売することができません。
溜息。
心がボキボキ折れていき、何本の心が折れたかわかりません。
イベント前日に届いたものを見まして
「気に食わない。こんなのお客さんに届けらんない。販売は延期。金型から作り直し。」
という朝2時の結論に至りました。
皆様申し訳ございません。
床下機器とかはまずまずのものが上がったのでございますが
車体が全くダメでした。寸法通り上がっていません。
お話になりません。
ボークスでもJNMAでもサンプルを展示しておりますのでご笑覧ください。
HOマニ44の中国工場Bはまずまず良い出来です。
こちらはあと数か所修正することで製品としてお届けできるような気がします。
設計は同じレベルですので、プラスチック成型の奥深さというか、ますます勉強になる次第です。
どっさり届いたプラランナーは見事に「ゴミの山」と化して、京都から札幌に移送してしまいました。
使える部分を選り分けて、パーツとしては喜んでもらえそうなものを製品として、工作派パーツとしてみなさまにお出ししたいと思います。
なにせ、油断ならない状態ですので、一個一個選別して、品質合致するものだけをお届けいたします。
素直に言うと、四国1000の床下機器と営団1500Nの床下機器は一定量「気動車と電車の床下機器」として分売する心つもりです。
ピッタリ同じものはないとは思いますが、「他車に類似したもの」は機器単位で一杯ありますので、
「モデラーとして自分ならほしいな!」という部分を選り抜き販売としたいと思います。
床下機器は結構格好いいんだけどなぁ・・・(溜息)
よく、中国で作るにあたって・・・・日本でも・・・
「設計できればできるでしょ?」
ということを耳にしますが全く違っておりまして。
もっというと「写真何枚から模型になる!?」なぁぁんって思ってもそれは違ったり致します。
設計については、「ファン目線で撮影した格好い写真」は設計に反映する部分が少ないですし、
図面を作るには模型としてのセオリーを含んで「描きます」
ここまででも実に大変な作業で、3Dプリンタはこのあたりで出力したら、3Dプリンタ製品になります。
そこから「樹脂の物性をよく考えて」の詳細設計に入ります。
そこでパーツ単位設計になるわけですが、
日本なら、このパーツ単位の設計で終わってもいいところが出てきます。
中国工場(の一部)はここからまだ作業が続きます。
これを、金型に押し込むための金型計算的な設計を開始します。
ここで模型としてはやりたくでも、できない部分が物理上出てきますので、修正。
金型から抜けるように勾配を図べての面に一つ一つ丁寧につけていく作業が、さらに修正。
モデラーですので「その抜き傾きをも組み合わせて垂直に仕上がるように」とかのロジックを含んで、さらに修正。
ここまでやると、日本の金型屋さんとは様々な技術交流を持った製造会議になります。
既に鉄道模型を作るというより射出成型専門会議になります。
でだ、
中国工場(一部)ではここからさらに「金型本体の設計」にまで入る
大修正に入ります。
ここまでもやりました。
・・・でまだできないので、
金型掘削のあとの研磨。
ここまでやりました。
さらに、整形がうまくいかないどころか、無理押しするので、その対策も指示しないと・・・・
押し出しピンの設定差から、樹脂注入の太さの指示、圧力のチェック、ゲートの微調整、やってはダメなことの引きはがし・・・。
ここまでもやりました。
牛歩ですが、確かに出来つつあるのですが
「こんなことまで指示しないとできないなら、この工場は見捨てた方が良いのではないか」
と思います。
既に予算を100万円以上オーバーしてもまだできません。
笑うしかありません。
中国人の「やります!できます!」は信用しちゃいけません。
「そこはできないです」という中国人を「ちょっとだけ」信用しましょう(迫真)
えーっと、ここまでの労力で既に、完全大赤字です。
頼むレベルにはありませんよね。
くんずほぐれつやって難航している中国工場とは別の中国工場にて進んでいるHOマニ44のファーストテストショットの画像が届きました。
京都ボークス 鉄道エキスポにて初公開とする予定です。
まだ樹脂は仮樹脂です。
お値段がそこそこする工場ですが、こちらのほうがスケジュールを確実にこなしてくれます。
わたくしは帰国しておりますが、
バトンタッチして代わりに入った協業社氏が、中国からすでに10日出られないでおります。
要は
「金型がまだ全然進まない」
んですね。
9割がた終わらせて帰国したわけですが
後の一割が全然進まない様子。
依頼している金型屋の機械は素晴らしくても、テクニックが限界にきていると感じ始めております。
大雑把なおもちゃの金型なら掘れても、秀作フィギアは作れても
「鉄道模型の金型を作るにはテクニックがなかったかもしれません」
現状、研磨は終わったにもかかわらず
彼らがやるべきことをしてやった樹脂注入関連の部分でトラブり
「きれいに抜けない」という事態に陥って既に6日が経過しているようです。
詳しいことを文書で書いても分かりにくいのですが
「なんでそんな樹脂注入プランになったんだ?」という部分が垣間見られます。
流石にそこまではわたくし共で設計をすることは不可能なんですね。
日本なら、
パーツ単位で3Dモデルを設計すればよいだけなんですが
今回はランナー配置まで日本設計(というか私)なんですね。
抜き勾配も日本設置。
基本的に抜け目なく設計しているんです。
抜き勾配も角度を大きくとって抜きやすく、それでいてロジックを使って隙間が少ないように作ったわけなんですが、
残念ながら今のところ躓いているようです。
こっちが悪ければいいんですが、そーもそうじゃないようで・・・。
相当現地は緊迫というか「すでに険悪な雰囲気」になっている模様で、
要は細かい成形プランが立てられないとみています。
本来、金型に樹脂を注入するときは、金型を温める温度や、押さえつける圧力、注入する樹脂の温度と、その注入圧力がカギとなります。
高すぎても粘りつきますし、低くても回らない。
強く押さえつけても金型が破損するし、弱ければバリになる。
強く入れ過ぎても今度は樹脂が硬く入り過ぎる部分と薄い密度で入る部分が発生して、薄い密度部分が引けやすくなる。
そのバランスが必要なわけです。
京成は中国でランナー配置をさせたんですが、なんせスッカスカで必要以上にマージンを取り、無駄なスペースを大量に発生させて、非効率なランナーになってしまいました。
それでいて十分な成型まで行くのにやはり遅れた。
で、金型高温、圧力ガンガンで注入した結果、歩留まりが非常に悪い製品になってしまっているんですよね。
温度あげすぎて、冷却が間に合わず成形樹脂が柔らかすぎて変形したとか、回らずに欠損が発生したりとか。
対処法もちょっと嫌な予感をしていたんですが「温度を上げよう、圧力高めよう!}のイノシシ理屈なんで・・・本来そうじゃない。
注入口を改善したり、注入口の数を調整したり、本来はより適切な圧力と温度に、計算して設定して調整していくことが必要なはずなんですね。
それを力技でやろうとするから、いつまでも収まらない・・・。
今回はプラモデル平均のランナー配置をして、試作までは成型できたけど、量産速度になるとけつまづく。
そんな状態にあります。
本来は、餅は餅屋に託す部分ですので、任せるのが筋。
ところか日本ならランナー配置の打ち合わせをして、ランナー設計などは金型屋がやるべきところなんですね。
それさせたら、もう想像をはるかに超えるレベルで話にならないことやられた。
京成の時は、その金型屋が本来やるべきランナー配置ですったもんだが大発生して、あまりにも苦労と現実が折り合わなかった。
まぁ中身を理解しようとしないんですね・・・・。
「なんで台車4つのリレーフ部品が、まとまって配置されず、とっ散らかって配置されているの?」
「なんで裏表ランダムに張られているの?」
を数日掛かって修正させ
「配置の細かいことは、もう半分くらいであきらめざる得なかったけど、パーツの表裏は整うまでやり直しさせた」ということがあったんですね。
例えばAとBのパーツは長さが違うだけだ・・・というものがあった時に、AとBのパーツは全部3Dで作っていたのに、
勝手に金型らの中で「Aを伸ばしてBに仕立てる」なんてやっていたもんだから全部やり直しさせた」
とかあったわけです。
「なんでこれじゃダメなんだ!!」なんて逆切れしてくるわけですが、違うもんは違う。
ダメなもんはダメ。
だって実際、金型屋で創ったBパーツは本来の設計パーツBと寸法が違うじゃない・・・・とかね。
根本から全然違ったりすることやられるのに油断ができないんですね。
今回は日本の金型屋さんに助言いただいて適切なランナー配置。そこまで設計して渡したにもかかわらず、中国工場が工夫を織り込んで一部変更してきたことは確かなんですね。
「こっちにこうしたほうができる」ということで。
で、結果は出来ないんですねぇ・・・・。
なんで変更したの。ということを言いたくなるわけですね。
既に外装は印刷済み。
パッケージも準備済み。
材料も確保済み・・・ですが、肝心の中身がやってきません。
雑な製品ならできるが、精密な製造ができない。
そんな壁に当たっております。
さて、京都イベントとJNMAでご披露できるんでしょうか・・・。
本当に何か月かかっているんだろう。
帰国しております。
が、まだイベントに向けて製品が完成するか保証されてません。
「やっぱり中国ってさぁ、血みどろになるんだなぁ」
というのが、今の本音。
えーっとですね、
「技術と技能は違うんだなぁ」
という感想でございます。
え。そらもうとっくに中国にかかわった方ならわかるって?
そうでしょうそうでそうでしょう。
実に遅からず、中国の洗礼を受けています。
いろんな意味で日記でございます。
「中国嫁日記」なんてまぁ、実にオブラートに包んでおりますなぁ・・・。
ぶっちゃけていうと「とっくにキレて当然」な状況に簡単に追い込まれます。
ということで、中国シンセンの郊外・・・国境のローフゥからバスで高速道路100分前後の場所にある、割と田舎の街です。
さっさと金型と対面です。
「発注主だぞえらいんだゾウ」
なんてこと言っている場合じゃぁありゃーせん。
「中国の職工が全く信用できないから渡ったんですよ。ええ。
到着数時間後には、「あたしが金型を磨いています」
ええ、そうなったんです。
どうしても譲るわけにはいかないもんですので。
6万円もする代物の工具やらなんやらもってそのために渡ったんですよ。
中国職工のなかに紛れ込む、リーベン(日本人への蔑称らしい)。
ええ、黙々とやっておりました。
気温38度。
隣は、さぼった若い女性の職工の席が空いてます。
ええ、なんかわけのわからぬ中国語をわめいて一人ストライキしてました。
「そら、スケジュールなんて収まるわけないわな」
朝の9時から夜8時までやってました。
8000番までペーストで磨いていきました。
汗だくですよ。
で、こっちがもうとにかく突貫しなきゃならんわけです。
任せられん。
マジ孤独なバトルです。
予定されていた日程に全然間に合っていない金型の電極。
おい、行くころにはテストショットのはずだぞ・・・。
ちなみに、書いている今現在、この写真撮影から1週間経過してもまだできてない様子。
もうね、もうね・・・。
この工場がダメなのか、中国がダメなのわからんです。
機械はすごいし、一見すごいように見えるんですが
「全然時間通りに動かない」
毎夜毎夜夜中まで。
捨て材料でテストしながら研磨を続けます。
そんななか、新しく紹介された工場へも視察します。
「一般バスで」
日本人はタクシーで移動するのが普通らしいですが、協業社氏がアクロバティックなので、全部現地民バスです。
中国人も之にはあきれる行動力です。
協業社氏、この辺りは日本人離れしてます。
まずほぼ乗らない外国人が乗っているわけですから、普通に中国人しか乗っておりません。
運転手と乗客で喧嘩は始まるし(乗客が運賃をだまして少なく入れて居たっぽい)、まぁ、とんでもない空間。
そして2時間以上揺られて、もうそれはそれはサバイバルな場所まで。
既に「村」「寒村」「集落」状態を超えると
いきなりちょっとした村にたどり着きます。
そして金型工場現る。
最新の機械が並ぶ
金型工場がいきなりあるんですからたまげます。
ダイカストも作ってる・・・。
で、見せられませんが
「え。あの製品もこの製品もあれもこれもここだったのか」
という工場でございます。
国境から3時間離れたど田舎の工場。
鉄道模型も作っていました。
アレがここだったのか・・・。
ここは今やっている工場より工賃が高いですが、はるかにシステマチックで最後まで信用は出来ませんが、実績だけでいえば相当なものです。
で、あまり発注主は来ないらしい。
「依頼した仕事は任せられるのか?」
まぁいろいろ解らんことが多すぎます。
けど、物はどれも見たことがあるものばかり。
あと、英語とザパニーズ英語でやり取りしましたが、「模型をきちんと作ろう」という意志は強く強く感じました。
ただ、日本と価格は変わらないでしょう。
そのかわり総合組み立てまでできるのが日本にはもうとっくに消滅したことかもしれません。
高速バスで戻ってきたころにはもう夜でした。
そして続く打ち合わせ。
全部、もうそれはそれはご丁寧に紙芝居を作って説明します。
日本ではあり得ないくらいの手間をかけます。
で、くどいくらいの打ち合わせも金型もほぼできた。。。
はずなんですがねぇ!
なんでまだ送られてこないんだか。
えーっと、左が工場長。右が営業担当です。
続制作の金型電極工場に言って確認しに行きます。
あ。全然できてねぇ・・・。
彫りは悪くないです。
が、いかんせん、できてません。
心折れそうな状態。
ただねぇ・・・
中国国内だけ知っているだけならば、
あの共産国家民は幸せなのかもしれない。
「政治さえ語らなきゃなにしてもいい」というのは営業担当のセリフ。
「近いうちにあたしは会社を立ててボスになる!もっと収入がほしいから働くから悩んでいる暇はない!」なぁんてどこでも誰でも言っちゃってやっちゃう国。
日本人より素直で
野性で変にこじれていなくて、
※お店が暇なんで寛ぎ椅子で携帯ゲームやっている店員(どこの店でも職場でも見られます)
朗らかで、
当たり前の「生き物人間(家族が大事・飯はきちんと食べる・運動して・全力で働く)」の常識が通じて、
※お食事の時間なんで、当たり前のように店のレジ机で「お鍋を出して麺鍋を作って食っている店員」
幸せかもしれない。
まぁ、働いていようが何してようが、警備してようが店番してようが「勝手に自分のプライベートタイムのように過ごしている」のは本当に野性ですわなぁ・・・
けど、あたしは日本人なんで、窮屈で堅苦しくて、変に狂った国のほうがいいです・・・。
毎夜毎夜チェックして・・・
いやね、金型のトラブルはあんまりないのですよ。
いかんせんできないのよ。
理由がわからなくなります。
あたしが中国でやる意味が金以外解らなくなるわけです。
本当に心が折れそうになります。
いや、折れているのかもしれない。
9割まで進んで、ついに滞在時間タイムアップ。
なぜできないんだろう。
正直、わからんのです。
確実に進めているはずなんだけど。
なぜかできないんだもん。
ありとあらゆる手段を講じているのに、できないんだもん。
予定の日程で。
キラッキラにまでは磨きましたよ。
で、ここまでやったらいくらタイムアップでも翌日には本生産(ガラスだけでも)できるはずだと帰国しましたけど。
・・・結論から言うと、7日くらい経ちましたけどまだ日本に届いてません。
なんで。
わからん。
中国人と日本人の根本からして何もかも違うからかもしれない。
で、国境を超えることにしたんです。
いくら中国に返還されて10年たったとはいえ
香港は西側諸国のにおいがした。
へんな緊張感が続くこともない。
自由を感じる。
まるで牢屋から出られたような感覚。
ただ、中国の田舎で過ごした7日間より香港で過ごした3時間のほうが、何倍も金が出ていきました。
香港の物価、超高い。
日本に帰ってきて、日暮里。
わざわざ中国人の経営するラーメン屋で餃子を食う。
「ああ、これ、日本食だ・・・」と変な感想。
さて、夏のイベントで製品をお見せできるでしょうか。
ちっちゃなことにキリキリ悩んで「約束絶対・規則はいっぱい」の日本人のあたしは、ある意味途方に暮れるのであります。
中国金型工場に本日より来ています。
通信環境は大変不自由ですが、ブログにて情報発信してみようと思いいます。
本日はすったもんだの挙句ですが、工場に深夜到着できまして、時期製品やそれ以後のもの含めてガラスパーツの初見となりました。
これを何とか研磨まで持ち込んで4日か5日に製造開始まで見届けたいというのが希望です。
これからさまざまな研磨やウェルドラインへの挑戦が始まります。
適時、レポートをしていきたいと思います。
昭和61年10月の苗穂工場公開日の撮影です。
ED79が青函線開業に向けて準備されていた期間の写真です。
ED75-737はED79ラストナンバーのED79-113になったようです。
東芝でED75 791改造のED79-19ですが、あるページによると竣工はこの撮影の半年後です。
キハ82-103
S40.7.29 富士重工業 函館(新製配置) → S62.2.18 廃車(函館)
というデータがあるページにありましたが、廃車前には苗穂にいたんですね。
またも素晴らしい作品を拝見させて頂けました。
札幌市電200型のフルスクラッチモデル・・・
さて、札幌市200型のちょっと解説が必要かもしれません。
昭和32年、ナニワ工機に発注した320型電車を
北海道で類似した生産ができないかという発想のもと
二軸単車の市内電車の台枠を2個つなぎしてボディをかぶせたらどうか?
というカナリ凄い手順で、北海道の鉄工所やボディ製造会社などをジョイント・ベンチャーして作らせたものが
この200型です。
実に凄いことなのですが、
320型が昭和32年5月に落成した 「同年12月に200型第一号落成」、 その後翌年までに8台も改造新製したというのですから、その速度たるや1年戦争のジオン軍・ザクやゲルググの製造開発スケジュール並みです。
半年でコピーして完成させています。
普通にカナリ無理ゲーです。
「320型以前に似たものがあったんだろう?」という考えも浮かびますが、
この直前の形式は
この580型。(昭和31年製)
側面こそ似ていますが、よく各部を見ると320型をベースにしないと合致しない部分が多いのです。
普通に考えて、とんでもないバイタリティで「コピーした」事がわかります。
北海道の、車両製造経験が乏しい会社を集め、幹事こそ経験がある泰和車両でしたが、大型市電を半年で作り上げたのですから凄いもんです。
但し、簡素化はされておりまして、台枠を繋げたまではなんとかなったものの、先頭部は折り曲げにて終らせたため、なんともブサイクな前面スタイルとなりました。
ここが問題の簡素化部分。
320型がドアから折れ始めて2段折れ絞りしているのに対し、200型では絞りは一気に折ったため、ドアから前だけで急角度です。
元の台枠をあまり弄りたくなかった事情がわかります。
ドア前までは単車の真っ直なフレームを使いたかったのでありましょう。
前面は頼りない緩曲線であり、更に前ドアは見ての通り、折戸です。
後にも先にもここは二枚引き戸になっていたので、簡素化したこと&実用に不十分であったことが解ります
雪が詰まって開閉に不自由したそうです。
台車も580型のものを工夫して簡素化した「道産台車」というもので、これは評価が高かったらしく、現在も使用されており、更に道産台車をそのままコピーした台車「枠」を川崎重工に発注し、パーツを移植してKW-181と命名して平成15年から21年まで、現有車両の更新に使われています。
200型は2軸単車の制御器やビューゲルもそのまま用いた中古パーツの電車の塊であり、作りはあんまり宜しくなかった所為か昭和46年にすべて退役しました。
14年の車歴でした。
翌年、更に330型を製造した時にもそのコピー電車は作られ続け、その電車はいまも210型などとして現用60歳に迫らんとするくらい活躍して札幌を走り回っております。
突貫製造も凄いものです。
と、そのメイドイン北海道電車200型をフルスクラッチしているのですから、本当に凄いことで・・・。
うちのお店で購入いただいた?真鍮板から切り出して、
Hゴム部分の張り込み真鍮もご指定いただいた帯巾にカットして納品させていただいたものを綺麗にカット&繰り抜いたのが側面Hゴムのようです。
すごすぎるんですけど・・・・。
この芋臭い先頭部を見事に再現しております・・・・
すごすぎです。
見事ですよね・・・。
おでこは5mmの真鍮ブロックを削りだしたんですって!!!!!!!
ものすごい労作です・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
惚れ惚れしますね・・・。
200型にしか見えません。
ぱっと見、靴づりがフジモデル製のひょっとして当店でお買い上げくださったパーツかなぁ・・・ってところくらいしか、既成品がないんです。
ものすごい作品を拝見させていただきました。
ありがとうございます。
軽便祭2013にディーラーとして参加してきました。
ブースは北野工作所というなまえでありモデルアイコンともコムモデルとも表示しなかったので解らない場面が多かったかと思いますが・・・。
こちらは会場記念限定品の温根湯温泉営林署協三15t機。
のちに丸瀬布に転じて廃車となったそうです。
丸太を積んで峠越えするために軽便としては異例の大型機だったそうです。
見事なレイアウトの展示が多かったです。
起伏も大きいものが多く、スケールレールモデルとはまた違った魅力が満載です。
セクションも実に独創的。
あ!この車庫は現存するものですね!
凄い起伏がコンパクトに・・・。
立体感のあるレイアウトが多く魅力的でした。
凄いですねぇ・・・。
概ねHOナローとOナローが多く見られ、Oナローは迫力がありまた魅力的でした。
切り取り方がまた面白い作品が多いものでした。
下津井がそのまま再現されているようです。
驚くほど快調に走ること。
こんなモノんもあったんですねぇ・・・。
運転も楽しむ模型と言うことがよく伝わります。
それではディーラーの概要など。
クラシックストーリーさん。
山川工房さん。
モデルワーゲンさん・・・だったはず。
アルプスモデルさん
アルモデルさん。
アルモデルさんの動力。
モデルシマさん
ワールド工芸さん。
ワールド工芸さん。
モデルスイモンさん。
イモンブース。
或る意味びっくり。
アートプロさん。
ペアハンズさん。
ペアハンズさん。
ペアハンズさん。
ナローガレージさん
ナローガレージさん、シーライオンさんほか
凄い世界ですねぇ・・・。
わが社のトロッコです。
お陰様でかなり配属先に旅立って行きました。
ありがとうございます。