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の再編集です。
記録が多いのは2000年初の頃なので、ちょうど50番台が活躍~全廃した期間でした。
助手席側に編成番号が記録され、運行番号表示器で編成番号を記録していた時代が終わるときでもありました。
0番台と50番台はS59を除いてこのように運行番号表示器時代で終わっています。
基本的に100番台統一後も暫く調整用のためにか残ったS59のみ、この様に助手席に編成番号を表示して運行した時期がありました。
ただ、ご覧のように両端Tcは100番台となっていましたが711系サボ使用編成のアンカーで終わりました。
711系は例外なくM車の番号が編成コードとなります。
Tcは時代によって一部差し替えられてもです。
このモハ711-59も元はと言うと試作車3連化のために半端製作されたモハ711-9の廃車の代わりに、元クハから外されてモハ711-9のところに収まって暫くを過ごしたものです。
現在はパンタこそ交換されているものの、全て100番代で昭和56年以降制作のグループで、2扉冷房編成と
3扉非冷房の編成の基本二種類ですが、あまり区別されているようには感じられません。
但し総改造された100番台でもS110とS112は2扉非冷房で残りました。
S59やS9編成はこのように両端が100番台であり、
方向幕は白幕で終わりました。
割りと言われるほど車体の傷みが少ないグループです。
道内電車最古参ですが、内地の電車の状態よりははるかに良好です。
ただ、アーキテクチャが国鉄時代そのものなので古く感じられる程度です。
前面などは111系類似ですが、断熱のために50mm、台枠が厚く、それでいて車体断面は変わらないので、各部で微妙な調整がされており、111系の前面を持ってきても似て作ることが出来ません。
50番台の本来のクハは0番台で、全てにトイレが装備され、方向幕がありません。
乗務員扉下辺も分厚いために上昇しているのがわかると思います。
全体的には割りと纏まった電車なんですよね。
あ、この編成は今でも唯一「非冷房2扉」のS110ですね。
もっとも原型に近いものです
ただ冬場はこの様に雪に塗れるわけですからよくやっているといってよいでしょう。
根城は札幌運転区を基本としますが、岩見沢、東室蘭、苫小牧に常駐して夜を明かす編成が多いのも特徴です。
これはすべての系列に共通していますが、東室蘭で寝るのは711系のみのはずです。
札幌運転区ではわりと運転区中心部に固まっていることが多いです。
検査は苗穂工場。
S112編成は731系の内装検討に利用された編成で
外見こそ2扉非冷房でしたが
室蘭側Tcの屋根上には大型装置が載せてあり(クーラではない)
大変複雑な構造体が載せてあります。
内装は3種類が検討されていました。
結局モハのロングシートが採用されたようです。
また全車クールファン(冷房装置ではない)が取り付けられ、これは気動車の更新の際に扇風機の代わりに設置されることになります。
なお、この改造は内装改造検討であり、
そのほかに
押しボタン式半自動開閉装置が試されていましたが
埋められています。
この押ボタン装置、PDCのキハ141-142でも試験に供されており141-14を改造して114に。最初から半端製造した142-201は押ボタンだけ違うだけで番台分けまでされましたが、現在は全て撤去されていますね。
特に142-201はキハ143が製造されてから追加されたキハ142であり、本来キハ143-105になっておかしくなかった車です。
冷房車にはランボードはありませんが滑り止めが貼りつけられています。
パンタランボードも北海道独特のブルーゴムではないのも特徴です。
運転台の様子。
シングルアーム化されてもいます。
現在はPT102のものは存在しません。
補助ヘッドライトも大きな特徴ですが、485系に乗せてあるものと基本同じです。
コレがないと711系ではありませんよね。
後天改造ですけど。
窓はこの様な感じ。
解体は苗穂工場と東室蘭地区で執り行われ
苗穂では丁寧に解体された最期期のスタイル。
このあとの系列の解体は車体を割って搬出するようになりました。
編成で解体されたり、モハクハ別に解体されたり。
100番台クハも早期に解体されたものがあります。
余るから仕方が無いのですが。
100番台モハは112以外生存のはずです。
お仕事でついでに撮らせてもらった、0番台モハ最終編成S5編成。
コレの解体で0番台は終結しています。
ひどい写真ですが901編成の現役末期の頃。
何を隠そう、これ、新婚旅行の出発の日、
時間は英国時間なのですが。
なんでこんなに酷いんだろう。
901
こうやって見ると165系に似ていますが、窓全体が50mm高いはず。
902
特徴的なベンチレーター
モハにはないサイドビュー。
一部は箱ベンもあったんですよ。
裾ステップの形状に注目。
碍子が工場内では紫です。
昔は
このようにどうでもいい扱いで写真もろくに撮影していません。
↑デジ化していない写真も結構あります。
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現在、16番にてS114とS101を加工中で参考にさせて頂いております。
そろそろ、全廃と言うことで撮影に行きたいのですが、遠い地の車両のため中々・・・