★注釈
札幌市営地下鉄2000系データファイル1
札幌市営地下鉄2000系データファイル2
札幌市営地下鉄2000系データファイル3
札幌市営地下鉄2000系データファイル4
■開業時の準備編成
←真駒内 北24条→
<1001 1002> 富士電機 試作車 狭常務員室
<1003 1004> 富士電機 試作車 狭常務員室
<1004 1006> 富士電機
<1007 1008> 富士電機
<1009 1010> 富士電機
<1011 1012> 富士電機
<1013 1014> 富士電機
<1015 1016> 富士電機
<1017 1018> 富士電機
<1019 1020> 富士電機
<1021 1022> 富士電機
<1023 1024> 富士電機
<1025 1026> 富士電機
<1027 1028> 富士電機
<2001 2002 2003 2004> 富士電機 試作車 狭常務員室
<2005 2006 2007 2008> 日立製作所
<2009 2010 2011 2012> 日立製作所
<2013 2014 2015 2016> 三菱電機
<2017 2018 2019 2020> 三菱電機
<2021 2022 2023 2024> 東芝
<2025 2026 2027 2028> 東洋電機
2連14本
4連9本
★電機メーカー
1000系は全て富士電機、4連を各社に振り分けて生産した状況。東芝と東洋はこの生産限りとなって姿を消してしまう。後年に別形式では再開しているのでこの機器についての判断がそうさせただけと言える。
■開業時・昭和46年12月の編成
←真駒内 北24条→
<1005 1004><1003 1006> *狭常務員室封込め
<1007 2004><2001 1008> *狭常務員室封込め
<1009 1002><1001 1010> *狭常務員室封込め
<1011 1012> 2連運用僅かにあり
<1013 1014> 2連運用僅かにあり
<1015 1016> 2連運用僅かにあり
<1017 1018> 2連運用僅かにあり
<1019 2002 2003 1020> *狭常務員室封込めの影響で混成
<1021 1022><1023 1024>
<1025 1026><1027 1028>
<2005 2006 2007 2008>
<2021 2022 2023 2024>
<2025 2026 2027 2028>
<2017 2018 2019 2020>
2連4本
4連10本(フル組成4連12本)
■2次量産車を増備と第1回目の小改番(上※1)
新製
<2029 2030 2031 2032> 日立製作所
<2033 2034 2035 2036> 日立製作所
2039 2040 富士電機
2042 2043 富士電機
2046 2047 富士電機
2050 2051 富士電機
改番
1021→2037
1022→2040
1023→2041
1024→2044
1025→2045
1026→2048
1027→2049
1028→2052
★電機メーカー
4連まとめたものは日立、1000系に差入れた中間車は富士電機として編成ごとの機器統一を果たしている。
★解説
札幌市が政令指定都市になり人口が109万人突破。
4連増えて常態となったときの新製と改番。
1000系末尾8両が2000系に改晩
増備中間車とのユニット連番に改番したため、製造順番号の概念はこの時点で崩れる。
既に6連は当初番号構想になかったため、当初ルールは崩れ改番基準は下記のような概念を充てたものと思われる・
1000系は2連
2000系は4連
ただし、この時点で試作車と1019と1020も1000⇔2000の振り替えが行われていればスッキリしたのにそこには手をつけていないため、中途半端な概念になっている。
■小改番1回目のときの編成表 昭和47年7月の編成
←真駒内 北24条→
<1005 1004*><1003* 1006> *狭常務員室封込め
<1007 2004*><2001* 1008> *狭常務員室封込め
<1009 1002*><1001* 1010> *狭常務員室封込め
<1011 1012><1013 1014>
<1015 1016><1017 1018>
<1019 2002 2003 1020> 1000系のまま貫通4連
<2005 2006 2007 2008>
<2009 2010 2011 2012>
<2013 2014 2015 2016>
<2017 2018 2019 2020>
<2021 2022 2023 2024>
<2025 2026 2027 2028>
<2029 2030 2031 2032>
<2033 2034 2035 2036>
<2037(1021) 2038 2039 2040(1022)> 改番先頭車と新製中間車
<2041(1023) 2042 2043 2044(1024)> 改番先頭車と新製中間車
<2045(1025) 2046 2047 2048(1026)> 改番先頭車と新製中間車
<2049(1027) 2050 2051 2052(1028)> 改番先頭車と新製中間車
《1011~1014、1015~1018は4連を組むのが常態化》
4連18本
★解説一部にユニットの組換えが発生
■6連化に向けて3次量産中間車を増備
新製
2053 2054 三菱電機
2055 2056 三菱電機 東西線デコラデザイン検討車
2057 2058 富士電機
2059 2060 富士電機
2061 2062 富士電機
2063 2064 富士電機
★機器メーカー
三菱が一時的に再開。2053-2054は三菱の編成に組み込まれたが、2055-2056は三菱の2017の編成ではなく日立の2009編成に差入れられた。ここで編成ごとの機器統一は崩れる 。
★解説
札幌市人口120万人突破
貫通編成の中間割入2連は2000系に符番のルールの解釈をしてみる。
たとえば6連になりつつあるなら、増結中間車3000系の符番もありえたかもしれないが、2000系に収めている。
「4連も6連も2000系」を解釈することが必要ななるので
2連と4連を運用上6連固定化するにあたり、「2000系4連+1000系2連」「2000系4連に中間ユニット2連を割入」の二種類に概念を仮固定。
このとき、東西線の6000系に向けて札幌市外著名地をプリントした内装デコラを検討。
増備時のルールのため
2000系は「末尾一桁は4の倍数と4の倍数-3が先頭車」という「4連通番の数値的ルール」があったが、2052で先頭車は終りそれ以後は全て中間車。
先頭車の製造は一度諦めたような番号になっている。
■6連化 昭和49年7月からの編成
←真駒内 北24条→
<1005 1004><1001 1002><1003 1006>
<1007 2002 2003 2004><2001 1008>
<2005 2006 2007 2008><1009 1010>
<2033 2034 2035 2036><1019 1020>
<2029 2030 2031 2032><1017 1018>
<2021 2022 2023 2024><1013 1014>
<2025 2026 2027 2028><1015 1016>
<2017 2018 2019 2020><1011 1018>
<2009 2010 2055 2056 2011 2012>
<2013 2014 2053 2054 2015 2016>
<2037(1021) 2038 2057 2058 2039 2040(1022)>
<2041(1023) 2042 2059 2060 2043 2044(1024)>
<2045(1025) 2046 2061 2062 2047 2048(1026)>
<2049(1027) 2050 2063 2064 2051 2052(1028)>
6連14本
★解説
編成本数は過去未来最小の14本となるが、暫時組み替えていたため事実上18本は維持した。
■昭和50年4次車・最後の先頭車増備・車体マイナーチェンジ
新製
<2101 2201 2301 2401 2701 2801>
<2102 2202 2302 2402 2702 2802>
<2103 2203 2303 2403 2703 2803>
<2104 2204 2304 2404 2704 2804>
★解説
札幌市人口125万人目前
編成18本に復元のため6連4本を増備。
前述のように先頭車番号が打ち切られたためか新方式符番となる。
窓天地が小さくなりやや鈍重な外観になった。
但し、1年のブランクがあることはなく暫時投入されて18本は維持していた。
←真駒内 北24条→
<1005 1004><1001 1002><1003 1006>
<1007 2002 2003 2004><2001 1008>
<2005 2006 2007 2008><1009 1010>
<2033 2034 2035 2036><1019 1020>
<2029 2030 2031 2032><1017 1018>
<2021 2022 2023 2024><1013 1014>
<2025 2026 2027 2028><1015 1016>
<2017 2018 2019 2020><1011 1012>
<2009 2010 2055 2056 2011 2012>
<2013 2014 2053 2054 2015 2016>
<2037(1021) 2038 2057 2058 2039 2040(1022)>
<2041(1023) 2042 2059 2060 2043 2044(1024)>
<2045(1025) 2046 2061 2062 2047 2048(1026)>
<2049(1027) 2050 2063 2064 2051 2052(1028)>
<2101 2201 2301 2401 2701 2801>
<2102 2202 2302 2402 2702 2802>
<2103 2203 2303 2403 2703 2803>
<2104 2204 2304 2404 2704 2804>
■昭和51年5次車新製・20編成化へ(上※2)
新製
2205 富士電機
2305 2405 日立製作所
2705 富士電機
2206 富士電機
2306 2406 日立製作所
2706 富士電機
2307 2407 日立製作所
2308 2408 日立製作所
改番
1017→2105
1018→2805
1019→2106
1020→2806
2029→2107
2030→2207
2031→2707
2032→2807
2033→2108
2034→2208
2035→2708
2036→2808
★電機メーカー
富士電機の編成に日立を差入れる形で入るがそのため同一ロット同一編成異電機メーカーという組合せで差入れられる。2307-2407及び2308-2408は日立の編成に日立の差し入れとなる。
★解説
増結中間車12両を製造し、南北線編成キャパを20本に増強。
4+2の編成を2本バラし
<2029 2030 2031 2032> <1017 1018>
<2033 2034 2035 2036> <1019 1020>
上記に中間車を挟み込むことで中間に封じ込められていた先頭車を復元する。
バラした2本12両の改番実施(上※2)
今回の改番は新方式符番による変更となる。
前ロットに続き窓は天地が小さいため、大窓の先頭車に小窓の中間車という混成パターンが発生する。その混成具合に数種のパターン発生し、編成バリエーションが豊かになってくる。
←真駒内 北24条→
<1005 1004><1001 1002><1003 1006>
<1007 2002 2003 2004><2001 1008>
<2005 2006 2007 2008><1009 1010>
<2009 2010 2055 2056 2011 2012>
<2013 2014 2053 2054 2015 2016>
<2017 2018 2019 2020><1011 1012>
<2021 2022 2023 2024><1013 1014>
<2025 2026 2027 2028><1015 1016>
<2037(1021) 2038 2057 2058 2039 2040(1022)>
<2041(1023) 2042 2059 2060 2043 2044(1024)>
<2045(1025) 2046 2061 2062 2047 2048(1026)>
<2049(1027) 2050 2063 2064 2051 2052(1028)>
<2101 2201 2301 2401 2701 2801>
<2102 2202 2302 2402 2702 2802>
<2103 2203 2303 2403 2703 2803>
<2104 2204 2304 2404 2704 2804>
<2105(1017) 2205 2305 2405 2705 2805(1018)>大窓小窓混成
<2106(1019) 2206 2306 2406 2706 2806(1020)>大窓小窓混成
<2107(2029) 2207(2030) 2307 2407 2707(2031) 2807(2032)>大窓小窓混成
<2108(2033) 2208(2034) 2308 2408 2708(2035) 2808(2036)>大窓小窓混成
6連20本
■昭和52年6次車新製・8連化へ
★増結中間車18両を製造
★在来車改番の車号整理実施(※3)
新製
2209~2211 富士電機
2309~2311 日立製作所
2409~2411 日立製作所
2509~2511 日立製作所
2609~2611 日立製作所
2709~2711 富士電機
改番
1011→2109
1012→2809
1015→2110
1016→2810
1013→2111
1014→2811
★電機メーカー
いずれも富士電機の編成に日立を差入れる形。ユニットを組む相手のみ富士電機となった。
★解説
札幌市人口130万人突破でますます輸送力確保の必要が出てくる
路線設計最大の8連を組むための増備
改番も既に新製順ではない
徐々に2000系新符番に統一されていく
←真駒内 北24条→
<1005 1004><1001 1002><1003 1006>
<1007 2002 2003 2004><2001 1008>
<2005 2006 2007 2008><1009 1010>
<2009 2010 2055 2056 2011 2012>
<2013 2014 2053 2054 2015 2016>
<2037(1021) 2038 2057 2058 2039 2040(1022)>
<2041(1023) 2042 2059 2060 2043 2044(1024)>
<2045(1025) 2046 2061 2062 2047 2048(1026)>
<2049(1027) 2050 2063 2064 2051 2052(1028)>
<2101 2201 2301 2401 2701 2801>
<2102 2202 2302 2402 2702 2802>
<2103 2203 2303 2403 2703 2803>
<2104 2204 2304 2404 2704 2804>
<2105(1017) 2205 2305 2405 2705 2805(1018)>
<2106(1019) 2206 2306 2406 2706 2806(1020)>
<2107(2029) 2207(2030) 2307 2407 2707(2031) 2807(2032)>
<2108(2033) 2208(2034) 2308 2408 2708(2035) 2808(2036)>
<2109(1011) 2209 2309 2409 2509 2609 2709 2809(1012)>
<2110(1015) 2210 2310 2410 2510 2610 2710 2810(1016)>
<2111(1013) 2211 2311 2411 2511 2611 2711 2811(1014)>
6連17本
8連3本
■昭和53年7・9次車新製・麻生延長・完全8連化へ
内容の特性が異なる2つの流れを分けて記載。
前年までの増結改番と在来車の統一大改番に分けてみる
新製
2501 2601 富士電機
2502 2602 富士電機
2503 2603 日立製作所
2504 2604 日立製作所
2505 2605 富士電機
2506 2606 富士電機
2507 2607 日立製作所
2508 2608 日立製作所
2212 富士電機
2312 2412 2512 2612 日立製作所
2712 富士電機
改番
1009→2112
1010→2812
★電機メーカー
ここでは12番編成を除き、両端ユニットのメーカーにそれぞれ同一メーカーとして差入れた。しかし05&06編成は既に混成となっており、統一は限定的。
12番編成ではわざわざ富士電機の編成に日立を差入れる形に製造。
★解説
従来の編成に差入れ、改番していく流れの最終章となる。
需給の関係、落札の電気メーカー関係から2連から8連に一気に増強した編成が生まれる。
←真駒内 麻生→ 除籍日
<2101 2201 2301 2401 2501 2601 2701 2801>
<2102 2202 2302 2402 2502 2602 2702 2802>
<2103 2203 2303 2403 2503 2603 2703 2803>
<2104 2204 2304 2404 2504 2604 2704 2804>
<2105(1017) 2205 2305 2505 2605 2405 2705 2805(1018)>
<2106(1019) 2206 2306 2506 2606 2406 2706 2806(1020)>
<2107(2029) 2207(2030) 2507 2607 2307 2407 2707(2031) 2807(2032)>
<2108(2033) 2208(2034) 2308 2408 2508 2608 2708(2035) 2808(2036)>
<2109(1011) 2209 2309 2409 2509 2609 2709 2809(1012)>
<2110(1015) 2210 2310 2410 2510 2610 2710 2810(1016)>
<2111(1013) 2211 2311 2411 2511 2611 2711 2811(1014)>
<2112(1009) 2212 2312 2412 2512 2612 2712 2812(1010)>
前年までの流れは12番編成を組成して終了。
★解説
全8連化に車両が満たされたため、のこり旧符番車両を改正する大改番と大幅な編成組み換えを実施。
この際、5本の先頭封じ込めが発生する。
編成増強は無いので8連化後は封じ込め先頭車の機器撤去やジャンパ栓の床上位置移動などが施され、復元を考えない本格的な中間車化を施工されることとなる。
大規模な編成組み換えとなるが、電気メーカーの個性の問題から、「8連貫通」「4連+4連」「6連+2連」「2連×4」のバリエーションが生まれる。
結果的にここでの8連大窓貫通3本と2101~2104の小窓貫通8連が概観の揃った編成となる以外はなにかしらの編成内形態差の混成となる。
<2113 2213 2313 2413 2513 2613 2713 2813>
(2009) (2010) (2053) (2054) (2055) (2056) (2011) (2012)
<2114 2214 2314 2414 2514 2614 2714 2814>
(2037) (2038) (2057) (2058) (2059) (2060) (2039) (2040)
<2115 2215 2315 2415 2515 2615 2715 2815>
(2049) (2050) (2061) (2062) (2063) (2064) (2051) (2052)
<2116 2216 2316 2416><2516 2616 2716 2816>
(2005) (2006) (2007) (2008) (2013) (2014) (2015) (2016)
<2117 2217 2317 2417><2517 2617 2717 2817>
(2021) (2022) (2023) (2024)(2025) (2026) (2027) (2028)
<2118F 2218 2318 2418><2518 2618 2718 2818>
(2041) (2042) (2043) (2044) (2045) (2046) (2047) (2048)
<2119 2219 2319 2419 2519 2619><2719 2819>
(1007) (2002) (2019) (2018) (2003) (2004) (2001) (1008)
<2120 2220><2320 2420><2520 2620><2720 2820>
(1005) (1004) (1001) (1002) (1003) (1006) (2017) (2020)
※青線は2回目の改番
★電機メーカー
継子の東芝と東洋が組むなど一定の配慮が見られる。
逆に組み替え次第では三菱編成と日立編成に揃えられる所をあえて放置している部分も見られる。(13編成と16編成)
★解説
2+6の19番編成に違和感を覚えるところもあるが、ユニット内で異メーカー機器ユニットは組めないことから、先頭車。その量産or試作、機器メーカーの組み合わせでこのような編成となっている。
なお、試作車が封入されたこの編成は昭和60年にいち早く廃車解体となり、1001-1002を復元の上保存したほかは僅か13年で消滅している。
↑まだ続く!
> ■開業時・昭和46年12月の編成
「狭常務員室封込め」はおそらく開業後1年くらいはなかったと思います。例えば試作の1001+1002はこのまま2両単独で走っていました。この編成のみ前面中央部(貫通扉)に「1001」「1002」の表記があり,しばらくその姿を拝むことができました。
あと
<2009 2010 2011 2012>
<2013 2014 2015 2016>
が一覧から抜けているようですが,これは開業時に運用されています。開業まもなくに2009に,それからしばらくして2016に乗車したのを覚えています。