
コナは生後7ヶ月で『 股関節形成不全 』との診断を受けた。
獣医には「歳をとると歩けなくなる可能性があるので手術をした方が良いと思います。」
と言われた。
どんな手術なのか聞くと、骨を削り、骨同士が擦れない様にするのだと言う。
手術後2~3ヶ月は安静にしていなければならないとも言われた。
……………
私はその場で手術をするかしないかの答えは出せなかった。
まずはその日行われた避妊手術の事で頭がいっぱいだったという事もある。
お腹を切られ、すっかり元気をなくしたコナの事が気になって仕方がないのだ。
足の手術についてはコナが元気になってから考えようではないか。
その後順調に日々は過ぎ、いよいよお腹の抜糸の為、病院へ。
獣医 「足の手術はどうしますか?」
私 「(ヤベッ。考えてなかったよ。)え~っと。(しどろもどろ…)」
獣医 「外科部長に来て貰う事になるので、早めに連絡をしないといけないんですよ。」
私 「あっスイマセン。ただ、まだ決断がつかなくて。」
獣医 「手術はした方が良いですよ。」
私 「はぁ…。もし、手術するのであればGW中が良いとは思っています。」
獣医 「GWですか。良いですよ。日にちが決まったら連絡下さい。」
私 「…ハイ…分かりました。」
手術する事になってしまうの?
GW中なら多少まとまったお休みが取れるので、歩けないコナの看病は出来る。
でもGWが終わったら…。
コナはお留守番犬なので、2~3ヶ月も安静にしている事が出来るのだろうか。
イヤ、それは無理だろう。
少し良くなってきたら、いつものようにビョーンビョーンと駆け回るだろう。
その結果、悪化させる事になってしまうのがとても怖い。
しばらくしてコナが鼻水を垂らし出し(笑)、クシャミもしているので、
床屋のついでに病院へ連れて行った際、獣医からいきなり、
獣医 「手術、どうするんですかっ!!!」
私 「(怖っ…)うーん、実はまだ迷っているのですが…。」
獣医 「この子は足を痛がっているんですよ!」
私 「(へっ?)」
獣医 「足を痛がっているんですから、すぐに手術をして下さい!」
私 「あのぅ…、足、痛がってるんですかぁ?」
獣医 「そうです!骨と骨が擦れて痛いんです!手術日はいつにしますか?」
私 「……………(てか鼻水は?)」
獣医のヒステリックさにも驚いたが、コナが足を痛がっているとは!!!
嘘でしょ?
だって毎日毎日ビョーンビョーン飛んでますよ?
高速スピンでグルグルしっぽを追いかけ回してますよ?
私をお迎えしてくれる姿勢は二本足ですよ?
股関節形成不全と言われ、レントゲンも見せられたが、
到底信じられないほど元気に駆けずり回っているコナ。
手術をするのかっ?また次回。