KONASUKEの部屋

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ツクツクボウシ羽化20200811

2020年08月13日 | カメムシ目
ツクツクボウシの羽化。
22:14~22:52頃の出来事。
大きさから言って、ツクツクボウシかヒグラシなんだけど。
ヒグラシはもっと、前胸背の模様が、最初から濃色。
もう一つの決め手は、抜け殻の触角。

触角第3節が、第4節より微妙に長い。
ヒグラシでは第4節は第3節の約2倍。
なので、ツクツクボウシと判断しました。

発見した時にはもう、背中が割れて、出始めるところでした。
そこから、約6分ごとに撮ったら、丁度良い連続写真になった・・・と思う(笑)

画像はフォトチャンネルでどうぞ↓

分類:カメムシ目セミ科セミ亜科
体長:26~33mm(翅の先まで41~47mm)
分布:全国
   平地~低山地
成虫の見られる時期:7~10月(茨城県8月~10月初旬)
          卵・幼虫で冬越し
エサ:サクラ、カキノキなど、主に広葉樹の木の汁
その他:胸背は黒色地に暗黄緑色または暗黄褐色の紋を持つ。
    腹部は大部分黒色。
    体表面に金色の微毛が生える。
    前翅は長く、第1・2横脈上に褐色斑が二対ある。
    ♂は腹弁があるため、♀よりはるかに腹部が大きい。
    ♂の腹弁は三角形で縦に長く、先端は尖り(第4腹節の中央にまでは達しない)、時に外方を向くことがある。
    腹弁の内側の基部が淡黄褐色で他の部分が黒いものが多いが、全体が黒色のものもある。
    ♀の腹端は長く、産卵管が露出している。
    鳴く時に腹部を伸び縮みさせるのは、他のセミには見られない本種の特徴。
    ”ジュークジュクジュク…”(序奏)
    ”オーシツクツク”(リフレイン、次第に早くなる)
    ”オシオーシ”(終了)
というサイクルを、数回繰り返す。
    樹林、寺社境内、都市公園、街路樹などに見られる。
    普通種で個体数も多い。
    午前中からほぼ一日中鳴くが、夕方に特に良く鳴く。
    幼虫の抜け殻は、
    ①全長24~26mm
    ②体は細長く、通常、泥は付いていない
    ③触角の第3節は第4節より長い
    ④光沢はなく、腹の黒色帯は不明瞭。
    産み付けられた卵は、翌年の梅雨時に孵化する。
    幼虫は⓪土中で5回の脱皮を経る。
    幼虫期は飼育下では2年程度で、野外ではもう少し長いと思われる。
    セミヤドリガに寄生されることがあるが、個体の生存には影響ないらしい。
    ツクツクボウシタケに寄生される。
参考:茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
   ポケット図鑑日本の昆虫1400①(文一総合出版)
   検索入門セミ・バッタ(保育社)
   かたつむりの自然観撮記
   虫ナビ

~落雷の恐れあり、編集一時中止~

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